20世紀末、突如彗星のごとく現れたクリストファー・ノーランは、ゼロ年代以降の映画を語る上で欠かせない存在の映画監督です。
映画「インターステラー」などSF映画を得意な分野とするノーラン監督ですが、近年は映画「オッペンハイマー」などで、ますます注目されることが多くなりました。
お気に入りのノーラン作品は「インセプション」や「ダークナイト」など人それぞれ。
この記事ではそんなノーラン映画をランキング形式でご紹介するとともに、監督の特徴や人柄・経歴についても深掘りしていきます。
【クリストファー・ノーラン】映画ランキング!おすすめ代表作TOP10
この章では、クリストファー・ノーラン監督の代表作をランキング形式でご紹介します。
各解説をチェックして、気になった作品からぜひ鑑賞してみてください!
- 第1位「インターステラー」(2014年)
- 第2位「インセプション」(2010年)
- 第3位「ダークナイト」(2008年)
- 第4位「TENET テネット」(2020年)
- 第5位「オッペンハイマー」(2024年)
- 第6位「メメント」(2001年)
- 第7位「ダークナイト ライジング」(2012年)
- 第8位「ダンケルク」(2017年)
- 第9位「プレステージ」(2007年)
- 第10位「バットマン ビギンズ」(2005年)
第1位「インターステラー」(2014年)

作品名 | インターステラー |
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公開年 | 2014年 |
上映時間 | 2時間48分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | ジョナサン・ノーラン クリストファー・ノーラン |
音楽 | ハンス・ジマー |
キャスト | マシュー・マコノヒー アン・ハサウェイ ジェシカ・チャステイン エレン・バースティン マイケル・ケイン |
映画「インターステラー」はノーラン監督作品の中でも、特に人気の高いSFアドベンチャーです。
本作品は、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」を意識して作られた映画といっても過言ではないでしょう。
作品のあちこちに「2001年宇宙の旅」を思い出してしまうシーンがあり、シンプルな直方体のロボット「TARS」や「CASE」からもモノリスを連想させられます。
映画「インターステラー」で描かれているのは、砂嵐のせいで農作物が枯れ食糧危機に陥った地球に住む親子の愛の物語。
元宇宙飛行士のクーパーが、娘マーフと喧嘩別れのまま宇宙に行ってしまうのが、この映画の悲しいところです。
そんな親子が、時空を越えて繋がる努力をするストーリーには心を打たれます。
元々映画「インターステラー」はジョナサン・ノーランが脚本を書き、スティーヴン・スピルバーグが監督する予定だった作品。
しかしスピルバーグ監督が外れたことで、ジョナサンが兄を推薦し、結果ノーランが監督することになりました。
家族という身近な人物への愛が、人類の存続に貢献できるか?というドキドキ・ハラハラのストーリーが魅力です。
第2位「インセプション」(2010年)

作品名 | インセプション |
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公開年 | 2010年 |
上映時間 | 2時間28分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
音楽 | ハンス・ジマー |
キャスト | レオナルド・ディカプリオ 渡辺謙 ジョセフ・ゴードン=レヴィット エレン・ペイジ トム・ハーディ |
映画「インセプション」は作家性の強いノーラン監督が、興行的にも大成功した作品です。
睡眠中の「夢」をテーマにしたSF映画は、映画「トータル・リコール」や「パプリカ」など案外たくさんあるもの。
その中で映画「インセプション」が特に特徴的なのは、夢を多重構造に設計するというコンセプトです。
他人の夢でアイデアや記憶を盗む産業スパイがはびこる世界で、主人公コブら犯罪チームは、ターゲットを夢の中で洗脳する「インセプション」に挑戦!
特定の場面以外は、夢と現実の区別が概ね観客にわかるようになっているため、夢の中でがんばる登場人物に感情移入しながら、スリリングな展開を自分ごとのように楽しむことができます。
また一般的に難解だといわれていますが、映画の前半1時間以上を贅沢に使いルール説明がなされているため、ルールさえ理解できればそこまで難しくはない作品。
終盤には第1階層のユセフ、第2階層のアーサー、第3階層のサイトーの各階層の出来事をクロスカットで繋いでいくので、胸アツの展開に!
1つの夢の中で、それぞれ違う時間が動いているので不思議な気分を味わえます。

第3位「ダークナイト」(2008年)

作品名 | ダークナイト |
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公開年 | 2008年 |
上映時間 | 2時間32分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | ジョナサン・ノーラン クリストファー・ノーラン |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード ハンス・ジマー |
キャスト | クリスチャン・ベイル ヒース・レジャー アーロン・エッカート ゲイリー・オールドマン マイケル・ケイン |
映画「ダークナイト」は、ダークナイト三部作の2作目で「バットマン ビギンズ」に続く物語です。
DCコミックスの「バットマン:キリングジョーク」などから着想を得た本作品は、ヒーロー映画をフィルム・ノワール的に描いたシリアスな社会派ドラマ。
「正義とは何か?」を問いかける「ダークナイト」は、史上最高のスーパーヒーロー映画の1つに数えられています。
また「ダークナイト」は、ノーラン監督が初めてIMAXカメラを使い撮影した作品でもあります。
ノーラン監督が本作のカーチェイスシーンの撮影で、当時世界にたった4台しかなかったIMAXカメラを壊してしまったというエピソードはあまりにも有名。
ストーリーは、ゴッサム・シティの正義感溢れる地方検事ハービー・デントやバットマンが、ジョーカーに挑発されていくというもの。
せっかくバットマンの誕生により街の治安がよくなりつつあったのに、ジョーカーによって台無しになっていくのです。
本作品の悪役であるジョーカーは、見ていて悪い胸騒ぎがするような不気味なキャラクターですが、その演技は多くの映画ファンを虜にしました。
しかし残念ながらジョーカーを演じたヒース・レジャーは、「ダークナイト」の完成前である2008年1月に自宅で突然亡くなってしまいます。
ヒース・レジャーは亡くなった後、2009年の第81回アカデミー賞で、助演男優賞を受賞しました。
第4位「TENET テネット」(2020年)

作品名 | TENET テネット |
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公開年 | 2020年 |
上映時間 | 2時間と30分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
音楽 | ルートヴィッヒ・ヨーランソン |
キャスト | ジョン・デヴィッド・ワシントン ロバート・パティンソン エリザベス・デビッキ ディンプル・カパディア アーロン・テイラー=ジョンソン |
映画「TENET テネット」のコンセプトは、時間の逆行。
本作品は冒頭からカオス過ぎて、鑑賞の際混乱した人が多数出ています。
よって、ノーラン監督作品の中でも最も難解な作品といえるでしょう。
主人公に名前はなし、逆回し再生のように動く登場人物の奇妙な動きなど驚きの要素がたくさん詰まった作品です。
ストーリーはCIAのスパイである男が、その適性と能力を見込まれ、人類の救出というとてつもないミッションを任されるという内容です。
「TENET テネット」のジャンルは時間SFですが、タイムマシンは登場しません。
よって通常のタイムトラベルもののように、1週間後や1年前など特定された時間に瞬間移動することはできないというルール。
謎の回転ドアを通った人だけが、じわりじわりと過去へ逆行するという斬新なSF設定でストーリーは進行していきます。
「順行・逆行」の人が混在するカーチェイスや格闘シーンなどが話題になり、映画ファン以外からも注目されました。
第5位「オッペンハイマー」(2024年)

作品名 | オッペンハイマー |
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公開年 | 2024年 |
上映時間 | 3時間 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
音楽 | ルートヴィッヒ・ヨーランソン |
キャスト | キリアン・マーフィー エミリー・ブラント マット・デイモン ロバート・ダウニー・Jr フローレンス・ピュー |
映画「オッペンハイマー」は、原爆の父といわれる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーを主人公とした伝記映画です。
ノーラン監督は、オッペンハイマーの物語について随分前から関心があったと語っています。
それは1980年代のイギリスで育った監督が、当時米ソの核開発競争に危機感を抱いていたことも大きいでしょう。
監督は、時代の変化によって人々や子供たちが核の脅威を危惧しなくなったことを恐れ、映画「オッペンハイマー」を撮ったと考えられます。
映画の原作となったのは、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによる伝記『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』で、この書籍は過去にピュリッツァー賞を受賞しています。
映画「オッペンハイマー」の方も、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞など7部門を受賞。
例のごとく異なる時系列のストーリーが入り交じるスタイルですが、他のノーラン作品よりは比較的簡単です。
またカラーパートがオッペンハイマーの視点、モノクロパートは敵対するストローズの視点で描かれており、そこが本作を理解するヒントとなるでしょう。
映画「オッペンハイマー」では葛藤に苦しむ主人公のロバート・オッペンハイマーを、ノーラン監督の常連俳優であるキリアン・マーフィーが演じました。
ラジオで広島の原爆投下を聞いた時の顔つきや、ロスアラモス市民への演説シーンの凍てついた表情からは、罪悪感と強い後悔の念が感じられます。
第6位「メメント」(2001年)

作品名 | メメント |
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公開年 | 2001年 |
上映時間 | 1時間53分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
音楽 | デヴィッド・ジュリアン |
キャスト | ガイ・ピアース キャリー=アン・モス ジョー・パントリアーノ マーク・ブーン・Jr スティーヴン・トボロウスキー |
記憶が10分しか持たない主人公レナードが、妻殺しの犯人を捜すというのが『メメント』の大まかなあらすじです。
主人公にとっても無理ゲー、観客にとっても無理ゲーである本作品は、低予算で製作されたにもかかわらず高い評価を得ました。
クリストファー・ノーランの弟のジョナサン・ノーランの「メメント・モリ」を原案にしていますが、内容は大幅に変更されています。
映画『メメント』は、ストーリーを細かく分断し、ラストのパートを一番最初に持ってくるという大胆な構成になっています。
そして次にくるのは一番最初のパート。
要はラス1→1→ラス2→2と続いていくため何が描かれているのかさっぱりわからず、途中で見るのを諦めた方もいらっしゃるかもしれません。
「メメント」はラストから逆に進むストーリーはカラーで、1、2と時系列順に進む話はモノクロで表現されています。
状況によっては、ラストシーンまで見てようやくストーリーの解釈の手がかりをつかめるような作品です。
観客は直前に起こったことがわからないため、動揺し落ち着かない気分にさせられますが、このような手法が用いられることで記憶に障害のある主人公の辛さを疑似体験できる仕組みになっています。

第7位「ダークナイト ライジング」(2012年)

作品名 | ダークナイト ライジング |
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公開年 | 2012年 |
上映時間 | 2時間44分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | ジョナサン・ノーラン クリストファー・ノーラン |
音楽 | ハンス・ジマー |
キャスト | クリスチャン・ベイル マイケル・ケイン ゲイリー・オールドマン アン・ハサウェイ トム・ハーディ |
映画「ダークナイト ライジング」はダークナイト三部作の3作目にあたる、2012年のスーパーヒーロー映画。
本作は、バットマンの原作コミック「バットマン:ナイトフォール」や「バットマン:ノーマンズ・ランド」から着想を得ています。
また「ダークナイト ライジング」は、フランス革命を題材にしたチャールズ・ディケンズの二都物語もインスピレーションになっているよう。
舞台になるのは、前作「ダークナイト」でジョーカーの事件から8年が経過したゴッサム・シティ。
「デント法」の制定により街の治安は前例がないほど保たれているように見えましたが、影ではベインが悪巧みをしています。
前作のショッキングな事件からバットマンを休業していたブルースが、活動を再開しますが…。
本作には、キャットウーマンやベイン、ロビンなどが登場し、ますます賑やかな作品に仕上がっています。
第8位「ダンケルク」(2017年)

作品名 | ダンケルク |
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公開年 | 2017年 |
上映時間 | 1時間46分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
音楽 | ハンス・ジマー |
キャスト | フィオン・ホワイトヘッド トム・グリン=カーニー ジャック・ロウデン キリアン・マーフィー マーク・ライランス |
映画「ダンケルク」は、第二次世界大戦中のイギリスのダイナモ作戦を描いた体感型の映画です。
ダイナモ作戦とは、ダンケルクへ追い詰められたイギリス軍とフランス軍の兵士を、民間人が所有する船で助けにいくという作戦。
ノーラン監督は、この自身の撮った映画「ダンケルク」について戦争映画ではなく、タイムサスペンスだと語っているようです。
映画「ダンケルク」では陸・海・空それぞれの場所で起こった出来事が、平行して描かれています。
またそれだけではなく、それぞれのビューポイントでの時間の圧縮度合いが違う構成になっているのが「ダンケルク」の面白いところ。
例えば陸のパートでは1週間が1時間46分の映画に収められ、海のパートは1日が、空のパートは1時間が1時間46分に収められているのです。
映画「ダンケルク」のキャスティングは、他のノーラン作品に比べ地味な印象ですが、予想外のヒットを飛ばしました。
第90回アカデミー賞では編集賞、録音賞、音響編集賞の3部門に輝いています。
第9位「プレステージ」(2007年)

作品名 | プレステージ |
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公開年 | 2007年 |
上映時間 | 2時間10分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン ジョナサン・ノーラン |
音楽 | デヴィッド・ジュリアン |
キャスト | ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベイル スカーレット・ヨハンソン レベッカ・ホール デヴィッド・ボウイ |
2006年に製作された「プレステージ」は、2005年の「バットマン ビギンズ」や2008年の「ダークナイト」に埋もれ、良作であるにもかかわらず注目を浴びなかった作品です。
プレステージとは手品の最終段階を示す言葉で、消えたハトが再び現れるあの瞬間のことを意味しています。
最初は仲良かった若手マジシャン2人が、水槽脱出マジック事故の経験により、徐々に互いの足を引っ張り合うというというのが映画「プレステージ」のざっくりとしたあらすじです。
主軸となるのは、ボーデンの瞬間移動マジックのトリックがどうなっているのか?という話。
映画「プレステージ」のストーリーは、現在の時間軸以外に、ボーデンやアンジャーの日記による過去の回想シーンも差し込まれます。
さらに現在と過去の時系列がシャッフルされた形式で物語が進行するため、前後に何が起こったのかを推理しながら状況を把握しなければなりません。
劇中にはいたるところに伏線が張られているので、2度目にはその確認も楽しめるでしょう。
本作がSFであるか否か、日記による回想シーンに嘘が含まれている可能性など、どこまでも考察しがいのある作品。
映画「プレステージ」は、どんでん返しも含めノーランが観客に仕掛けた大きなマジックともいえるでしょう。

第10位「バットマン ビギンズ」(2005年)

作品名 | バットマン ビギンズ |
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公開年 | 2005年 |
上映時間 | 2時間20分 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | クリストファー・ノーラン デヴィッド・S・ゴイヤー |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード ハンス・ジマー |
キャスト | クリスチャン・ベイル リーアム・ニーソン マイケル・ケイン モーガン・フリーマン ゲイリー・オールドマン |
映画「バットマン ビギンズ」は、ノーラン監督が興行的に大成功を収めたダークナイト三部作の1作目です。
「バットマン ビギンズ」は、主人公ブルース・ウェインがバットマンになるまでをリアルなタッチで描いた作品。
コウモリの大群や治安が悪いゴッサム・シティ、警察の腐敗など、ヴィジュアル的にも内容的にも当時としてはかなり大人向けのバットマン映画だったため、大いに注目されました。
また演技派クリスチャン・ベールが演じるバットマンも、シリアス路線のストイックなバットマンとして人気です。
さらにクリストファー・ノーラン監督は、ゴッサム・シティを実写にすることで、私たちと地続きの世界に見えるように工夫しています。
陰鬱なヒーロー映画でありながら、ストーリーはブルースが恐怖の克服を試みるという前向きな内容。
映画「バットマン ビギンズ」では、ウェイン邸の地下にある秘密基地「バットケイブ」もリアルに描写されています。

【クリストファー・ノーラン】映画の中での最高傑作はどれ?
【結論】クリストファー・ノーラン監督の最高傑作は「インターステラー」。
映画「インターステラー」がベストと言われる理由については、愛は5次元、愛は時空を超えられるなどのメッセージが感動的だったからだと考えられます。
複雑な設定を見せておきながら、最終的には「愛は最強!」と誰しもが共感できる強いメッセージで締めくくられた映画「インターステラー」。
親子愛という普遍的なテーマに、広大な宇宙のロマンが感じられる映像表現が加わることで幅広い層の観客が楽しめる内容になっています。
一方で映画「インターステラー」は、相対論的宇宙論などに詳しい理論物理学者キップ・ソーンを科学コンサルタントとして迎え、アドバイスを受けているのです。
本作の製作総指揮に最初から携わっているソーン氏の協力により、映画「インターステラー」ではワームホールやブラックホールなども詳しく描かれました。
実写映画でブラックホールをここまで本格的に描いた映画は珍しく、相対性理論やニュートン力学などの知識があればあるほど楽しめる映画なので、理系の人やSFオタクからも称賛される傾向があります。
また「インターステラー」では地球が環境破壊や食糧危機に直面している設定のため、無関心ではいられずストーリーに引き込まれた方も多いでしょう。
マット・デイモン扮するマン博士の登場により、物語が意外な方向に進むのも本作の大きな見どころです。
【クリストファー・ノーラン】映画の最新作・次回作の情報は?
クリストファー・ノーラン監督の最新作・次回作は「オデュッセイア」。
全米では2026年7月17日に、クリストファー・ノーラン監督の最新作の映画「オデュッセイア」が公開される予定です。
この映画は、古代ギリシャの詩人であるホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を原作にした神話アクション超大作になりそうな予感!
製作費はノーランの映画史上最高額になるとも報道されていますが、さらに驚いたことに監督はこれをインディーズ映画として作っているようです。
今のところは、主人公オデュッセウスをマット・デイモンが演じることが判明しました。
それ以外にもトム・ホランド、ゼンデイヤ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、アン・ハサウェイ、ジョン・バーンサル、シャーリーズ・セロン、エリオット・ペイジなど豪華なメンバーがキャスティングされています。
【クリストファー・ノーラン】天才と言われる凄さ・特徴&作風を解説
名前 | クリストファー・ノーラン |
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生年月日 | 1970年7月30日 |
出生地 | イングランド・ロンドン |
活動期間 | 1989年~ |
配偶者 | エマ・トーマス |
受賞など | 【スクリーム賞】SF映画賞(インセプション) 【第96回アカデミー賞】作品賞、監督賞(オッペンハイマー)など |
イングランド人の父とアメリカ人の母の間に生まれたノーラン監督は、イギリスとアメリカという2つの国籍を持っています。
本名はクリストファー・ジョナサン・ジェームズ・ノーラン。
子供時代から父親の8ミリカメラで映画を撮っていたというノーラン監督は、1999年に長編映画「フォロウィング」を手がけ監督・脚本・撮影・共同編集・共同製作を務めます。
その後、弟ジョナサンの短編小説を原案にした衝撃的作品『メメント』をリリース。
上映されるや否や口コミで広まり、アカデミー賞では脚本賞と編集賞の2部門にノミネートされました。
その後「ダークナイト三部作」で一気に名を上げ、興行的にも成功します。
それ以降も監督は、脚本家であるジョナサンとたびたび共同で脚本を書いています。
難解だけど癖になる…難しさが逆にファンを虜に
クリストファー・ノーラン監督の映画は、まず設定自体がややこしくルールを覚えるのが大変です。
その上ストーリーの進むテンポが速く、ロジカルな仕掛けが仕込まれていることも多数。
よって1回の鑑賞で内容を理解できる人は少なく、2度3度の視聴を要する難解な作品がほとんどです。
けれどもその難解さが昨今の考察ブームともマッチしており、解釈の難しさが映画ファンを虜にしました。
監督はちょうど、攻略本を買わないとクリアできないゲームが発売された頃のようなムーブメントを、映画界で作った1人ともいえるでしょう。
ノーラン映画には時間・記憶・虚構などをテーマにした作品が多く、それらの撮り方にこだわる監督としても脚光を浴びています。
ランダムに時系列をシャッフルしたデビュー作『フォロウィング』や、時間の逆行を無理矢理表現した『TENET テネット』など大抵の作品にびっくりさせられるような仕掛けがたくさん!
またノーラン監督は「クロスカッティング」や「パラレル編集」などの手法を好んで使用することでも有名。
そこに独自のアイデアが加わることで、これまで味わったことがないような新しい映画体験を与えてくれる監督なのです。
インターネットやCGが嫌い!?
ノーラン監督は日常生活でもスマホも持たず、メールのやり取りもしないというアナログ主義の人。
また監督の映画には、あまりスマホやパソコンが登場せず、インターステラーでも本棚や時計などアナログの物が重要なキーとなっています。
さらにノーラン監督は極力CGを使わず、セットやロケで可能な限り本物を用意するリアル志向であることも有名です。
映画「ダークナイト」でジョーカーが病院を爆破するシーンは、大胆にも本物のビルをまるまる一棟爆発させたとのエピソードがあります。
さらに映画「インターステラー」では、それまでの作品以上にIMAXカメラが多用されて、スペースシャトルの内部は専用のセットが作られたそうです。
また、ジェット機の先端にIMAXカメラを搭載し成層圏で地球を撮ったとの逸話も…。
映画「TENET テネット」では、飛行機が建物に突っ込むところをロケで撮影。
想像を超える大きな物も、本物で撮影されているので驚かされます。
同じキャストや主要スタッフを固定
ノーラン監督は、お気に入りの俳優を積極的に採用することが多く、一般的にノーラン組などと言われています。
その中でも出演回数最多の俳優さんはマイケル・ケインで、過去に8作品ほどノーランの映画に出演。
ダークナイト三部作のアルフレッド役や、映画「インセプション」のマイルス教授役など多くの場面でほっこりさせてくれました。
それ以外ではキリアン・マーフィーやクリスチャン・ベールもノーラン映画の常連俳優として、たびたびキャスティングされています。
また監督のおじのジョン・ノーランは、映画『フォロウィング』や『ダンケルク』など計4本のノーラン映画に出演。
さらに製作スタッフもキャスト同様に、同じメンバーでやり続けるのが、ノーランの方針のようです。
例えば映画「メメント」以降「ダークナイト ライジング」までの全ての撮影監督をウォーリー・フィスターが担当。
その後フィスターが、2014年製作のSF映画「トランセンデンス」で監督デビューしたことから、映画「インターステラー」以降はホイテ・ヴァン・ホイテマが撮影監督をするようになりました。
ノーラン映画以外では「ぼくのエリ 200歳の少女」の撮影監督として評価されたホイテ・ヴァン・ホイテマは、今後も注目の人物といえるでしょう。
音楽もハンス・ジマーやルドウィグ・ゴランソンなど、同じ人物が担当しています。
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