悪いのは、誰なのか。
静かに衝突する少女の体と車体、割れるフロントガラス、流れ出るおびただしい量の血液。
その瞬間、当事者たちの口からは「わぁっ」という音すら出ないのが、事故というものなのかもしれません。
実際に起きた悲惨な事故に着想を得て、監督である𠮷田恵輔本人が脚本を立ち上げた映画「空白」。
人間の奥底をとらえた繊細なキャラクターが交錯する、生と死をめぐる物語です。
今回は、映画のあらすじの他に、ネタバレを交えながら重要なポイントを解説していきます。
作品名 | 空白 |
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公開年 | 2021年 |
上映時間 | 1時間47分 |
監督 | 𠮷田恵輔 |
脚本 | 𠮷田恵輔 |
音楽 | 世武裕子 |
キャスト | 古田新太 松坂桃李 ほか |
配給 | スターサンズ KADOKAWA |
【空白】映画は実話?ネタバレありで結末まであらすじを解説
【結論】「空白」はオリジナル脚本だが、川崎市古書店万引き少年逃亡死事件が元になっている。
早速、映画「空白」のあらすじを結末までネタバレありで解説します。
起:悲劇の事故

中学生の添田花音(演/伊東蒼)は、引っ込み思案な性格で苦しんでいました。
花音の性格は学校の教師にも理解されませんが、離れて暮らす母・翔子(演/田畑智子)は娘をやさしく受け止めます。
対して、一緒に暮らす父・充(演/古田新太)は昔気質な荒っぽい漁師。
いつも厳しすぎる態度で叱責する充に、花音は本音を打ち明けるどころか、会話をもちかけることもできません。
周囲に溶け込めないまま、花音は下を向いて過ごしています。
ある日、スーパーマーケットでマニキュアを見ていた花音は、店長の青柳直人(演/松坂桃李)に万引きを疑われました。
とっさに外へ走り出た花音を、全速力で追いかける青柳。
すると花音は、車道の真ん中で中山楓(演/野村麻純)の運転する車に轢かれてしまいます。
頭から大量の血を流しながらも、かろうじて意識のあった花音でしたが次の瞬間、さらに大型トラックに跳ね飛ばされて絶命してしまうのです。
承:追いつめられる2人
花音の葬儀には、マスコミが殺到します。
そこに現れた青柳を、感情にまかせて責め立てる充。
カメラは、そんな2人を執拗に撮り続けました。
連日報道される花音の事件は、充と青柳の衝突に焦点を当てワイドショー的なノリになりつつあります。
充と青柳は、どちらも野次馬によって誹謗中傷され、精神を削られていくことに。
しかしかろうじて2人の側には、良き理解者がいました。
充の側には花音の母であり、別れてもなお顔を合わせている翔子と、職場の弟子である野木龍馬(演/藤原季節)。
また、青柳の側にはスーパーのベテラン店員である草加部麻子(演/寺島しのぶ)がいます。
充と青柳は、全世界から総叩きにされているようでいて、ひとりぼっちではありません。
しかし、事件のショックが大きすぎて現実をちゃんと把握できずにいる2人。
周囲のやさしさなど、視界に入らないのも当然です。
転:漏れ出すストレス
ある日、充は花音の学校に乗りこんで「花音はいじめにあっていて、万引きをさせられていたはずだ」と教師たちに詰め寄ります。
責任逃れに終始する学校側が、充の痛みを受け取ることはありませんでした。
実際、花音はいじめの対象ではなかったのです。
その間もマスコミの面白半分の報道は止まず、青柳と充は都合よく発言を切り取られ疲弊していきます。
草加部は、そんな青柳を見かねてせっせと世話をしますが、今の青柳に他人の良心をありがたがる余力はありません。
充の側でも、野木が盾となり報道陣を追い払っていました。
充と青柳は、周囲の人間によってギリギリ尊厳を守られていきます。
しかし、やはりそんな現実も見えないほど傷ついた2人。
充はストーカーのように青柳を追い回し、追い詰めていきます。
完全に病んだ青柳は、スーパーの事務所で首をくくりました。
しかし、青柳を放っておかない草加部により、自殺は阻止。
そのころ充は、花音を轢いた中山楓が自殺したことを知ります。
結:前に進むために

楓の葬儀に赴いた充。
そこで充は、楓の母・緑(演/片岡礼子)から謝罪されます。
自殺という道を選び、事故の責任から逃れた娘を許してほしいと悲痛な言葉を語る緑を前に、充の中で何かが変化。
その日を境に、花音の趣味であった絵画を始めてみたり、花音の本棚にあった漫画を読んでみたりと、娘の内面にふれようと努力を始めます。
充が描いた“イルカの形の雲”の絵は、野木に笑いものにされるひどい仕上がりです。
花音の部屋で、花音の足跡をたどっていた充は、1体のぬいぐるみを手に取りました。
何の気なしに手に取ったクマのぬいぐるみの中には、おそらく花音が万引きしたであろう化粧用品がたくさん入っていたのです。
夜の公園で、こそこそとそれらを捨てた充。
しかし、充はそんな自分が許せませんでした。
事件にまつわる一連で、自分の思いこみの激しさや感情の出し方、敵意むきだしの仕草などすべてに嫌気がさしていた充。
数日後、翔子といつもの衝突をした際、充は「悪かった」とすぐに謝罪します。
この充の変化は、本人にとってのみ大きな進歩。
翔子も、充が良い方に向かっている兆しを感じ、少しだけほっとした様子に。
ーー時間は流れ、充が野木と車に乗っていると、交通整理をする青柳に遭遇します。
青柳のスーパーは、閉店を余儀なくされていました。
あらためて青柳と向かいあった充は、青柳への今の正直な気持ちを吐露しますが、築かれたいびつな関係は修復できそうにありません。
ただ目の前で土下座を続ける青柳を前に、充は「疲れたなあ」とつぶやきました。
仕事現場に戻った青柳に、ひとりの青年が声をかけてきます。
青年は「青柳さんが作る焼き鳥弁当がすげー好きでした」と屈託なく笑い「ありがとうございました」と言いました。
青柳は、青年の言葉に命ある今を感じ、事件以降やっと息ができたような様子に。
一方の充は、花音の担任であった今井若菜(演/趣里)から、美術室に残されていた花音の絵を受け取ります。
花音の絵は美しく、そのうちの1枚には“イルカ雲”が描かれていました。
生前しっかり関わってあげられなかった娘が、自分と同じ雲を見上げていたという事実に、充は表情を緩めるのでした。
【空白】映画の結末・ラストとネタバレ部分の解説!気まずい?事故シーンはグロい?
続いて、映画の結末・ラストとネタバレ部分の解説をします。
「空白」映画の結末・ラストの詳しい解説

生きていくことに向きあい始める2人。
事件の報道も静まったころ、充は運転中に工事現場で働く青柳と出会います。
これまでの因縁から、充とまともに目を見て会話することが難しい青柳。
しかし充は、人生観の変化から青柳に本音を語ります。
うまく統一されない、複雑な胸中と感情の揺れ動きを言語化し、青柳に伝えようとする充。
それでも青柳は、充の前で土下座を繰り返し謝罪し続けました。
充は、修復不可能となった2人の関係を感じ一言「疲れたなあ」とつぶやきます。
ーー後日、もう会うこともないであろう2人は、それぞれの生活の場で、わずかな前進のきっかけを手にすることに。
青柳にとっては、見ず知らずの青年がくれたねぎらいの言葉。
充にとって、それは花音が遺した“イルカ雲”の絵でした。
「空白」映画が気まずいと言われる理由は?
緻密に掘り下げられた“人間のキモい部分あるある”によって、黒歴史が発動して気まずい。
まずもって、キャラクター1人ひとりの人物造形が超細かい!
“海の漢”という広義に属する充は、じつは孤独で自責の念が強く、誰よりも自分を憎んでいます。
一方の青柳もまた、普段から感情を表に出さない人柄でありながら、心の奥底にはマグマのように煮えたぎった不満や怒りを抱えていました。
この2人が、自分の問題の出どころに向きあわないままに、ひとつの事故をめぐって言い争うさまが気まずい・きつい・つらい。
加えて、物語全体の気まずさを押しあげる草加部の存在。
絶対的正義のもと「良い人間でいなくては」と自らに課した草加部は、自分に対し向けている正義の刃を、次第に周囲にふりかざすようになります。
草加部の頑張りが空回りしていくさまには、見ていてきっつい気まずさがありました。
事故シーンはグロい?
視覚的なグロさはありません。
事故シーンの描写は“何故・どのように・どうなった”に特化したもの。
観客だけが事故のすべてを把握できる仕組みとなっている、俯瞰的な映像です。
花音がトラックに引きずられていく際も、人体が崩れていく様子は映されません。
しかし、声を出すこともなく頭から大量の血を流しながら、それでも逃げようとする花音の様子や、轢いてしまった側の反応が克明に描写されています。
見る人によっては心情的にグロテスクかもしれません。
花音は万引きしたのか?
日常的に万引きをしていたのでしょう。
事故の起こった日に、花音がマニキュアをカバンに入れたかどうかはわかりません。
しかし、花音の部屋には、たくさんの化粧品が隠されていました。
厳しすぎる父親に相談もできず、しかし思春期の好奇心は止められない。
家にも学校にも、この世界のどこにも居場所が感じられない花音のストレスは、違法行為へと花音を押し流していきました。
「なぜ、あんなに大人しい子が」という周囲の反応こそが、本作が描いた“人間の二面性”を表しています。
「空白」映画のテーマ・描きたかったことは

一人残らず、人間誰しもがもつであろう多面性。
吉田監督が執拗に描いたテーマは、人1人の内側にある宇宙。
その中でも善悪のどちらにも所属しない、人間の矛盾や弱さといった一見マイナスな感情を取り上げた作品です。
普段私たちは「この人はこんな人」とレッテルを貼ってしまいがちですが、果たしてその判断のうち正解など存在するのでしょうか。
他人は、人生の責任など取ってはくれない。
だから1人で一生懸命、人生というものの答えを探すしかない私たち人間。
しかも、その答えとやらは、世界のどこにもないのだから恐ろしいです。
自分の中で見いだすしかない“答え”を必死で探すそれぞれの個人が、個人として生き続けていくためのガイドラインになり得る映画だったと思います。
【空白】映画の実話,元になった川崎市古書店万引き少年逃亡死事件とは
次に、映画「空白」誕生のきっかけとなった“川崎市古書店万引き少年逃亡死事件”についてふれていきます。
川崎市古書店万引き少年逃亡死事件とは
2000年代初頭に発生した事故。
古書店で万引きをし通報された少年。
店主の通報で駆け付けた警察の目をすり抜け、少年は逃亡します。
追いかけた先で、少年は線路に侵入し、電車と衝突しました。
実話と映画の共通点
事故の大まかな経緯と、事故の報道に反応した無関係な世間の軽薄さ。
実際の事故には警察が介入していますが、“逃げた人物が事故に遭う”ということは共通しています。
また、実際の事故にまつわる報道も、万引きを見つけ通報しただけの店主が殺人犯呼ばわりされる展開に。
古書店が廃業に追い込まれたという事実があります。
無関係の世間に命ある人間が存在を否定され続ける、マスコミと世間の相性の悪さが前面に出た事故。
映画でも、慎重なディテールを重ねて“バッシング”の気色悪さが描かれています。
実話と映画の違う点
軽薄な人々に屈しない、映画ならではの強さ。
青柳や充を過度に被害者っぽく描かず、誰しもと平等に不完全な人間として作り上げた本作。
散々、毎日のように私たちが目にしている偏向報道、きしょい切り取り、無関係な人の謎の正義感。
そういうゲボい反応に対し当事者が抱くどす黒い感情と、理不尽な社会的制裁。
「それでも、そんなボケどもに俺の人生が破壊されることなどない」という境地にたどり着けるかもしれない。
そんな、青柳と充自身の強度アップ感が描かれていました。
実際の事故を知る関係者の方々が、どんな傷を負ってどんな人生を背負わされたのか。
そういうことに思いを馳せるための“映画が提示する希望”だと考えます。
事故に遭った人物の性別・被害にあった店のディテールも変更されています。
【空白】映画で注目すべきキャスト3選!
続いて、特に注目すべきキャストを3選にします。
主演のお2人が凄いことは重々承知のうえ、本作を傑作たらしめた脇役に焦点を当てました。
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①野木龍馬役/藤原季節

パワハラすぎる充の下、ストレスフルな環境で海に出ていた弟子・野木。
シンプルに藤原季節さんの芝居が最高ということが、古田新太さんとのバディを激アツにしています。
充に「お前だけは味方だと思ってたのに」と言われた野木が言った「別に敵じゃないっすけど、俺正直みつるさんが親だったらきついっす」はパンチライン!
充には、グサッと刺さるツラい言葉でした。
そんな「ジジイ、ウゼェ」感もありつつ、追い込まれていく充を自主的に支える野木に何度泣かされたことか。
やさしくて強い野木くんには、絶対にもっともっと幸せになってほしいです。
というか本当に、台詞の言い回し、語尾の使い方が「こういう若い子いるよなぁ!」という感じで、藤原季節やばいえぐい芝居上手い……。
②草加部麻子役/寺島しのぶ

ちょっと違和感のある中年女性を体現するプロすぎる、しのぶ姐さん。
草加部の「なんかキモい」感じは、「私なんてキモいおばさん」という自己認識が表出したものでした。
人間とは、行動と言動の端々に本音が漏れだしてしまういびつな生き物だということを、草加部が痛々しい正義感とともに教えてくれます。
ほんと「こういう人、いるよなああああああああ」と深々頷きたくなるキャラクター!
悪気はないんだろうけど「ちょっとキツいですあなた……」という感じ、圧巻の演技力に感服です。
③青年役/奥野瑛太
芝居にガチすぎてまったく顔が映ってないとか、奥野瑛太あるあるなんですが、本作の彼は凄まじい存在感!
正面からどーんとワンショットいただきました。
古田新太と松坂桃李が、ハイカロリーで頑張って積み重ねた感動に、ラストあたりでとんでもなく良い芝居をかまして味付けをする奥野瑛太。
主役とか脇役とか「映画ってそういうことじゃないよね」というのを体現している、素晴らしい役者さんだと思います。
奥野瑛太の凄さにふれられる作品として、本作の他に草苅勲監督「死体の人」をオススメ。
【空白】映画の見どころ・重要ポイントを解説
次に、映画の見どころや重要なポイントを解説します。
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①物語の軸である事故シーンの描写
事故があって、真実がある。
観客だけに明かされる事故の全容は、リアリティをともなって描かれています。
青柳と花音、追う者と追われる者の乾いた足音が響く中、口からは「あ」という音すら出さない両者。
スタスタと走っていった先で、ゴツンとはねられ、トラックの車体に巻きこまれていく花音が、一瞬の出来事すぎて恐ろしい!
轢いてしまった者の2通りの反応、混乱する青柳の挙動。
事故シーンが、本作が緊張する頂点となり、物語の起点となっています。
②複雑すぎる人間という生き物

人間のやさしさをあぶりだすために配置された「キツさ」。
誰に対しても「良い人そうに見えるけど実は……」という描き方をしないのが吉田監督の正義と感じました。
「こんなこと言っちゃうし、やっちゃってどうしようもないんだけど、悪人じゃないんだよなあ」というのが、本作で得るポジティブな感情でした。
全編を通して、いびつな“普通の”人間が、より良い方向を目指して歩むさまを描いています。
やはり前述したように、寺島さん演じる草加部のメンタリティ描写は秀逸。
「ボランティア活動だってちゃんとやってるんだから!」という台詞ひとつをとっても、彼女のフラストレーションが見えてきます。
③ほとんどの根源は「正義」
繰り返しにはなりますが、本作のテーマは“人間の多面性”です。
充は生前の花音に厳しく接していましたが、事故を経て、そんな自分の至らなさに直面し、いち人間としての再起を図ります。
青柳は、はっきりものが言えない性格に悩まされ続けますが、それでも自分の信じる正義を曲げることはありません。
草加部のありがた迷惑な行為も、元をたどれば完全な善意がある。
そして、事故に関係のない野次馬たちも、その多くは「良かれと思って」バッシングをおこなっているのが恐ろしい。
この世のほとんどの事象の根底に、無限に存在するそれぞれの“正義”があることが、世界を混沌とさせている要因でしょう。
自らを省みるきっかけをくれた映画「空白」でした。
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