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【さがす】映画は実話?ネタバレあらすじ&元ネタ事件を解説!グロい,気まずいシーンはある?ラストの口パク&なぜ気づいたのか考察

さがす」は、2022年に公開された日本のサスペンス映画です。

佐藤二朗さんがコミカルなイメージと異なる役柄を演じており、話題になりました。

一方で、時系列が複雑で「わかりにくい」と感じる観客もいたようです。

こちらでは、映画の元になった事件があるのかを調べた上で、作品の解説をしているので参考にしてみてください。

※この記事には映画の結末・ラストのネタバレを含む可能性があります。未鑑賞の方はご注意ください。

作品名さがす
公開年2022年
上映時間123分
監督片山慎三
脚本片山慎三、小寺和久、高田亮
音楽髙位妃楊子
キャスト佐藤二朗
伊東蒼
清水尋也
森田望智
配給アスミック・エース
目次

【さがす】映画は実話?ネタバレありであらすじを”わかりやすく”解説

「さがす」のあらすじを起承転結に分けて紹介していきます。

作品を観てもピンとこなかった方は、こちらを参考にしてみてください。

起:智の失踪

父の智と娘の楓は、大阪の西成で貧しいながらも仲良く和やかに暮らしていました。

智はスーパーで万引きをしてしまうほど困窮していますが、なんとか二人で協力して家事をこなしています。

ある日智が、「指名手配犯を見つけたから、捕まえて懸賞金をもらう」と言い出しました。

楓はいつもの冗談だと思っていると、翌日自宅に帰ると、智の姿がありません。

警察に相談するもまともに取り合ってもらえず、楓は自力で智を探すことになるのでした。

承:謎の男・山内

楓が智の職場に言ってみると「原田智」という智と同じ名前の男がいると判明します。

しかし、いざ男に会ってみると智とは全く別人の若い男で、どことなく指名手配犯に似ているように見えました。

楓は仕事終わりの男を追いかけると、智が探していた指名手配犯の「山内照巳」だと分かります。

山内は、猟奇的な快楽殺人犯で、自殺志望者を殺害していたのです。

智と山内は13ヶ月前から接点があり、山内の犯行に智が手を貸していたのでした。

転:智と妻・公子

かつて智の妻である公子は、ALSという難病を発症し、要介護状態となりました。

過酷な介護生活にお互い疲弊して、公子は自殺願望を抱くようになります。

そんなときに、智は山内と知り合い、公子の殺害を依頼したのでした。

山内は智に報酬金を要求し、自殺志望者の殺害を計画するようになりました。

そして、自殺を失敗して車椅子生活になったムクドリと出会います。

結:智と楓の再会

ムクドリの殺害計画を進めていた智と山内でしたが、話が拗れて智はムクドリと山内も殺害します。

智は腹部にナイフを刺して、事件を装い怪我を負いました。

山内を追ってきた楓に引き取られ、久しぶりに楓と智は自宅で過ごします。

かつてのようにひたすら卓球場でラリーをする2人でしたが、楓は智の犯行を気付いていると告白しました。

家の外から不穏なサイレンが鳴り響き、楓は冗談とも本気ともつかないトーンで「迎えが来たで」と冷たく告げるのでした。

【さがす】映画の結末とネタバレ部分の解説!ラストの口パク&なぜ気づいたか考察

「さがす」の結末やネタバレに関わる部分の解説をしていきます。

余白が多い映画なので、いまいち理解できなかったところを埋め合わせてみてください。

ネタバレ①:「さがす」映画の結末・ラストの解説

智は、安楽死を望む人々を殺害する山内に手を貸していると、話が拗れて最終的に山内を殺害

楓は、智をやっとの思いで見つけて自宅に一緒に帰り、卓球台でひたすらラリーを続けていました。

冒頭と同じようにふざけ合っている2人は、微笑ましく見えますが、楓は智の犯行に気付いています

やがてパトカーのサイレンが鳴り響き、楓が智を通報した可能性を仄めかして映画は終わりました。

元の親子に戻ったと思いきや、楓は智が一線を越えてしまったことを知っているという残酷な結末でした。

ネタバレ②:ラストの口パクは何て言っていた?

楓が智の犯行内容を洗いざらい話したあとに、口パクをして笑わせるというシーンがありました。

こちらは言葉を発しているのではなく、智が楓を笑わせるために、物語の序盤でふざけて口を動かしていたというものでした。

ラストでは、逆に楓が智に向かって口パクをして笑わせるという構図になっています。

貧しいながらも微笑ましい家族の日常を思い起こすアクションですが、楓は智の犯行を気付いた上で口パクをしていました。

楓は、最後に少しでも家族らしい思い出を残しておきたかったという想いがあったのかもしれません。

ネタバレ③:ラストで父・智は捕まるのか考察

楓と智が卓球のラリーを繰り返しているとパトカーのサイレンが鳴り響くという展開がありました。

楓の「迎えに来たで」というセリフから、楓が通報したという可能性も考えられます。

しかし、劇中では智が警察に捕まったかは明らかにされていません

中学生の楓が、父の犯行を庇いながら今後も暮らしていくとは考えにくいです。

楓が智に向かって口パクを敢えてしてみたり、ラストでは卓球の球が消えていることから、日常の終わりを予感させます。

智の視点のパートだけ、過去を振り返って敬語で話すナレーションが入っていることから、犯行を供述しているように聞こえました。

ネタバレ④:娘・楓はなぜ気づいた?

楓が、山内の犯行に智が加担していることに気付いた理由は、明確には描かれていません

一番の理由は、智が失踪して以降、山内から智の携帯を手に入れたことが大きいのではないでしょうか。

また、智は自殺志望者を募るSNSアカウントで、コースターにIDとパスワードをメモしていました。

携帯を入手し、コースターの存在に楓が気付いたことで、うすうす抱いていた疑いが確信に変わったのだと思います。

報酬が隠されているクッキーの箱を必死に誤魔化す智の様子を見て、違和感は抱いていたのかもしれません。

様々な違和感が繋がり、確信に至った楓の境遇を思うと、やりきれない気持ちになります。

【さがす】映画は実話?元ネタになった事件を解説

「さがす」は実話を基にした映画ではありませんが、モチーフになった事件があるそうです。

こちらでは、着想元の事件や出来事を紹介していきます。

自殺サイト殺人事件

自殺サイト殺人事件」は、山内のキャラクター造型にかなり影響を与えていると思います。

こちらは2005年に起きた事件で、自殺サイトを通じて知り合った人を殺害していったというものです。

人が苦しむ姿や白いソックスに欲情するという性癖は、ほとんどそのまま山内の設定になっています。

犯人のMの性的嗜好を考慮して、拘置所内で「白色のスクールソックス」を禁止するという規定が敷かれました。

事件後に、Mは2007年に死刑判決を受け、2年後に死刑執行されています。

座間9人殺害事件

座間9人殺害事件」は、2017年の8月から10月にかけて行われた連続殺人事件です。

自殺を志望する人々を接触して殺害し、切断された遺体をアパートに隠していたというショッキングな内容でした。

犯人のSは「本当に死にたいと思っている人は一人もいなかった」と振り返っており、「さがす」へ重要なモチーフをもたらしていると言えるでしょう。

Twitterを用いて、自殺志望者とやり取りをしていた点も、「さがす」に反映されています。

Sは、2017年10月31日に逮捕され、2021年に死刑判決が確定しました。

映画の発想は監督の父が指名手配犯を見かけたこと!?

片山監督が、「昔、父が指名手配犯を街で見かけたらしい」というエピソードを、インタビューで話していました。

大阪出身の片山監督は、父から聞いたエピソードが頭にあり、「さがす」の着想になったそうです。

嘘みたいな話ですが、舞台も大阪の西成にされて、見事なストーリーが作り上げられました。

【さがす】映画にグロいシーン・気まずいシーンは出てくる?

「さがす」は過激なシーンがいくつか出てくるタイプの映画なので、先に該当シーンを解説していきます。

グロ耐性があまりない人は、こちらを参考にして、鑑賞できそうか検討してみてください。

「さがす」に登場するグロいシーン

「さがす」は連続殺人事件を題材にしているので、殺人描写がいくつか出てくることもあり、人によっては鑑賞が難しいかもしれません。

遺体に山内の性癖で白いソックスを履かせるシーンは、気持ち悪く感じると思います。

暴力描写で痛そうに感じるところはありますが、意外と殺人行為自体をそのまま描写するシーンは少なかった印象です。

智の妻の公子がALSを発症して介護の末に、殺害するシーンは、精神的に重たいものがありました。

描写のグロさより、作品全体に漂う暗い雰囲気が苦手に感じる人がいるかと思います。

「さがす」に登場する気まずいシーン

「さがす」には、家族で観るには少し気まずい、性的なシーンがいくつかあります。

代表的なのは、農夫が山内に秘蔵のAVコレクションを披露するシーンではないでしょうか。

あまりにも荒唐無稽なコレクションなので、笑ってしまいますが、AVの再生画面は少し気まずいかもしれません。

また、楓が同級生の豊に、「島についていくから胸を見せてほしい」と、せがまれるシーンがありました。

もちろん、楓の胸を映画の中で直接見せていませんが、状況的に気まずさを感じてしまいます。

【さがす】映画で注目すべきキャスト3選!

「さがす」で要注目のキャストについて紹介します。

素晴らしいキャストを知った上で、観ていただくと作品の魅力がさらに伝わるかもしれません。

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①原田智/佐藤二朗

「さがす」の主人公の原田智を演じたのは、コメディ作品で活躍が目立つ佐藤二朗さんです。

佐藤二朗さんは、主にコメディ系統の作品に短い出番で注目を掻っ攫っていく、というスタイルで人気を得てきました。

代表作は「銀魂」、「勇者ヨシヒコ」シリーズなど、福田雄一監督との作品で、ムロツヨシさんとよく共演することで知られています。

近年では、「宮本から君へ」や「あんのこと」など、今までのイメージを覆す役柄が増えています。

佐藤さんが演じる智は、妻を亡くして娘の楓と貧しいながらも和やかに暮らしているところ、突然失踪するという役柄です。

智が抱える秘密と、穏やかでありながら危うい方面に進んでいく葛藤をリアルな演技で体現していました。

②原田楓/伊東蒼

「さがす」のもう一人の主人公とも言える、原田楓を演じたのは、注目の若手女優の伊東蒼さんです。

2016年に「湯を沸かすほどの熱い愛」に出演し、当時10歳ながら素晴らしい演技を披露し、注目を浴びます。

空白」、「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」などで重要な役柄を演じ、若くして才能が評価されている存在です。

伊東さんが演じる楓は、智の失踪の理由を究明する役柄で、見かけによらない行動力を発揮していきます。

大阪出身ならではの関西弁を見事に披露しながら、大胆かつ繊細な演技で作品のリアリティーを底上げしていました。

③山内照巳/清水尋也

「さがす」のキーパーソンである山内を演じたのは、若手注目株の清水尋也さんです。

2014年の「渇き。」のいじめられっ子という役柄の出演で注目を集め、同年の「ソロモンの偽証」では不良中学生という真逆の役柄で出演しました。

「ちはやふる」シリーズ、「東京リベンジャーズ」シリーズなど、話題作への出演が続き、いま最も注目されている若手俳優の一人です。

清水さんが演じた山内は、独特な性癖を持つ連続殺人犯で、物語を動かすキーパーソンです。

他者を寄せ付けない異質なオーラが、清水さんが持つクールな雰囲気とマッチして、抜群のハマり役でした。

【さがす】映画の見どころ・重要ポイントを解説

「さがす」で特に注目して欲しいシーンについて紹介します。

見どころが多い作品ですが、ピックアップしたので、こちらをインプットした上で観ていただきたいです!

↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。

①オープニングを見逃すな

サブスク鑑賞が当たり前になっている時代で、「オープニングが面白くないと最後まで観る気にならない」という声は増えていると思います。

しかし、「さがす」のオープニングは、いつでも止められるサブスク鑑賞であっても思わず見入ってしまうほどです。

自宅に連絡があった楓が、街に出て走る姿を、ダイナミックかつリズミカルに映していきます。

防犯カメラに楓が映し出されたと思ったら、スーパーの関係者室に楓が勢いよく入ってくるという、演出には驚かされました。

振り返ると、楓が智を通報したかもしれない、というエンディングと反転する構成になっています。

ダイナミックに観客を魅了しながら、エンディングにも通ずる見事な構成でした。

②チャリチェイスシーンを見逃すな

韓国映画の巨匠・ポン・ジュノ監督のもとで映画を学んだ片山監督だからか、アクションシーンにも見どころがたくさんあります。

序盤には、楓が自転車で山内を追いかけるという、カーチェイスならぬチャリチェイスシーンが描かれました。

西成の狭い路地を使ってアクションが展開されるシーンは、創意工夫が感じられてとても面白いです。

外国映画より予算が少ないと言われる日本映画ですが、西成ならではの立地を生かしています。

「さがす」は、社会性が強い強い作品だと思われがちですが、要所要所にエンタメ的なシーンが盛り込まれているのも魅力的です。

③演技アンサンブルを見逃すな

映像的な仕掛けによるエンタメ性ももちろんですが、「さがす」の魅力は、俳優陣の演技によって支えられています。

今までのイメージとは異なる役柄を演じた、佐藤二朗さんと伊東蒼さん、見事なハマり役の清水尋也さんの誰もが素晴らしい演技を披露しました。

特に清水尋也が演じた山内は、程よくデフォルメされた雰囲気の中でも実在感ある立ち居振る舞いで、印象的なキャラクターでした。

また、中盤以降に物語に絡んでくる森田望智さんが演じたムクドリも、「本当に死にたいキャラクター」を生き生きと演じていました。

「死にたい」と言いつつ実際は死にきれない人が大半の中、「死にたくてたまらない」ムクドリは、物語のアクセントになっていたと思います。

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【さがす】映画は実話の複数の事件をモチーフに作られている

  • 「さがす」は複数の殺人事件をモチーフに作られたフィクションの映画
  • 佐藤二朗さん筆頭に俳優陣の演技が高く評価されている
  • ラストの描写など余白が多く考察が飛び交っている

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社会性とエンタメ性を両立した作品で、佐藤二朗さんなど俳優陣の演技を中心に高い評価を受けました。

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