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【紅の豚】ポルコが豚になった理由&ジーナの賭けはどうなった?あらすじを簡単にネタバレ解説!

宮崎駿監督の数多くある代表作のひとつ「紅の豚」が、2025年5月9日に金曜ロードショーで放送されます!

主人公が豚という突飛な設定でありながら、ロマンティックな作風で今でも根強い人気を維持している今作。

こちらでは、「紅の豚」を自宅で鑑賞する際の作品の見どころや考察を紹介していきます。

「紅の豚」を鑑賞した際の満足度が上がること間違いなしなので、ぜひご覧ください!

※この記事には映画の結末・ラストのネタバレを含む可能性があります。未鑑賞の方はご注意ください。

作品名紅の豚
公開年1992年
上映時間93分
監督宮崎駿
脚本宮崎駿
音楽久石譲
キャスト森山周一郎
古本新之輔
加藤登紀子
岡村明美
桂三枝
配給東宝

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目次

【紅の豚】あらすじを簡単にネタバレ解説!

「紅の豚」のあらすじを、起承転結に分けて解説します。

シンプルな筋立ての物語ですが、流れを整理しておくことで、美しい映像に浸れると思います。

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起:ポルコの敗北

空賊のマンマユート団を倒すことで、ポルコは日々の生計を立てていました。

負け知らずのポルコでしたが、マンマユート団が雇った用心棒のドナルド・カーチスに敗れ、飛行艇も大破してしまいました。

飛行艇を修理工房に持っていくと、ポルコは工房の責任者の孫であるフィオと出会います。

17才のフィオが修理と設計を担当すると聞いたポルコは、不安に感じますが、フィオの熱意に押され修理を依頼しました。

しかし、愛着ある飛行艇を修理して再起を図るポルコには、まだまだ敵はいるのでした。

承:修理されたサボイア

イタリアはファシスト政権の統治下にありましたが、ポルコは政府と距離をとっていたことで、敵視されていました。

ミラノで秘密警察や空軍に狙われているポルコには、常に危険が付きまとっています。

旧友のフェラーリンは、ポルコに空軍への復帰を勧めますが、ポルコには全くその気がないようです。

フェラーリンの心配をよそに、フィオの懸命な作業によって愛機のサボイアの修理が完了しました。

そして、秘密警察に追われたポルコは、フィオを人質という建前にして、修理されたサボイアでミラノを後にするのでした。

転:アドリア海への帰還

ミラノを後にしたポルコは、フィオとともにアドリア海の隠れ家に帰ってきました

しかし、隠れ家の前には空賊連合とマンマユート団が待ち伏せしており、サボイアを破壊しようとします。

興奮している様子の一向とは対照的に、フィオは毅然とした態度で一喝して、空賊たちを静まらせました。

フィオの態度を見たカーチスは一目惚れして、勝ったらフィオを嫁にもらうという条件で、勝負を申し込みます。

賭けの対象にされたフィオは、ポルコが勝ったらサボイアの修理を全額負担してもらう、という条件を提案するのでした。

結:最終決戦ポルコVSカーチス

意に沿わない形で決戦の場を用意されたポルコは、戸惑いつつもカーチスとの勝負を受けて立ちます。

いざ決戦を迎えると、ポルコとカーチスのドッグファイトは、なかなか決着がつきません

決着がつかない2人の戦いは、やがて素手の殴り合いにまで発展します。

本能のままにお互いを殴り合った2人は、同時に倒れるも、なんとか立ち上がったポルコの勝利で幕を閉じました。

すると、イタリア軍が奇襲を仕掛けてきてため、一向は後にして、ポルコとフィオにも別れが訪れてしまのでした。

【紅の豚】ラスト結末とネタバレ部分の解説!

「紅の豚」のラストシーンや、ネタバレに関わる細部について解説します。

作品を鑑賞したことがある方は、自分なりの解釈と照らし合わせてみてください。

「紅の豚」ラスト結末の解説

「紅の豚」のラストは、フィオとの結婚とサボイアの修理代をかけたドッグファイトの末に、ポルコが勝利すると、イタリア空軍が奇襲を仕掛けてきます。

ジーナの連絡により、すぐさま退散できた一向は、自分たちの拠点に戻っていきます。

ポルコは、フィオにカタギに戻るように伝えて、フィオの飛行艇に乗せました。

フィオは別れ際にポルコにキスをすると、カーチスがポルコの顔の変化に気付いたようなセリフを発します。

すぐにフィオのモノローグに入るため、映画のラストやその後は余韻に包まれています

フィオの語りによれば、ポルコとは一度も会っていないようです。

「数々の戦争や動乱を経た」というフィオの、ひと夏の淡い思い出として、「紅の豚」は締めくくられていました。

なぜ豚が主人公になった?

「紅の豚」を鑑賞した後に、まず気になるのは、「ポルコはなぜ豚なのか?」という疑問でしょう。

登場人物が全員豚というわけではないので、なぜ1人だけ豚なのかという理由については、気になって当然だと思います。

ポルコが豚である理由は、宮崎駿監督の口から語られたことはありません

宮崎駿監督作の中でも「紅の豚」は男性的なロマンティックに偏った作品です。

理想の男性像としてポルコが描かれており、孤高の存在でどこか謎を秘めている雰囲気に、カッコよさを感じてしまいます。

個人的には、カッコいい理想形を美化しすぎることの危険性と、豚であることのギャップを狙ったのではないかと思いました。

カッコいい主人公が豚であるという、ある種の力が抜けたギャップとミスリアス具合が、ポルコをより神秘的な存在にしたのではないでしょうか。

空賊は実在する?

宮崎駿監督の作品には、飛行機や空を飛んでいく存在に思いを馳せるというキャラクターが、頻繁に登場します。

「天空の城ラピュタ」、「風立ちぬ」、「魔女の宅急便」、そして「紅の豚」が挙げられるでしょう。

倫理的には空賊は野蛮で悪党として登場しますが、劇中では魅力的な存在として描かれていることが多いです。

「戦争は嫌いだが、飛行機や戦争ごっこは好き」という言葉を、宮崎駿監督は残しています。

戦争という憎むべき行為は、何よりも愛する飛行機が引き起こしているという矛盾が、宮崎駿監督の創作の糧になっているのではないでしょうか。

本来なら憎むべき対象に魅力を見出すところが、宮崎駿監督の戦争への考え方に通じていると思いました。

【紅の豚】ポルコが豚になった理由&最後は人間に戻ったのかネタバレ考察

紅の豚 スタジオジブリ
引用元:スタジオジブリ公式

「紅の豚」で最も謎に包まれているのは、ポルコが豚になった理由です。

ひとつの解釈として考察しているので、参考にしてみてください。

ポルコが豚になった理由を考察

ポルコがなぜ豚になってしまったかは、劇中で明かされることはありません

生まれつきの豚ではなく、魔法の存在が仄めかされていることから、ある時点から豚になったと考えるのが自然でしょう。

ポルコは孤高の存在で、どこにも属さない生き方をしていることが、劇中で示されます。

「紅の豚」は、第一次世界大戦から第二次世界大戦の狭間、という舞台設定です。

イタリアは第一次世界大戦では戦勝国になりましたが、国民から「栄光なき勝利」と呼ばれるほど、国政は困窮してしまいます。

ポルコは、自分への戒めとして、自分を豚の姿に変えてしまったのではないでしょうか。

勝っても勝っても飄々としている驕りなきポルコは、豚の姿になることで正気を保っているのかもしれません。

ポルコは最後人間に戻ったのか考察

ポルコは、最後に一瞬人間の姿に戻ったのではないか?という指摘がよくされています。

カーチスがポルコの顔を見て驚いている様子から、人間の顔に戻ったと思うのは自然な考察だと思います。

他にも、フィオが人間の顔になっているポルコを目撃したこともあり、ずっと豚の顔でいるわけではなさそうです。

豚の姿から人間の姿に戻る代償があるのか、全く明かされていませんが、意外とすんなり人間に戻れるのかもしれません。

シーンの流れから、フィオのキスによって動揺したポルコが、人間の姿に戻ってしまったという解釈も成り立つと思います。

宮崎駿監督によると、「また豚の姿に戻って、ジーナのところへ戻ってくる」そうなので、ポルコの感覚としてはもはや豚の姿の方が自然な状態なのかもしれません。

ポルコ・ロッソの意味は

ポルコ・ロッソという名前は、日本人にとってあまり馴染みがなく、不思議な響きに聞こえます。

舞台がイタリアということで、もちろんイタリア語ですが、意味はストレートに「紅の豚」

まさしく、ポルコ自身を表している言葉です。

ちなみに、ポルコの本名は、マルコ・パゴットといい、ポルコ・ロッソは通称にあたります。

【紅の豚】ジーナの賭けはどうなったかネタバレ考察

紅の豚 スタジオジブリ
引用元:スタジオジブリ公式

「紅の豚」で気になるポイントは、ジーナとの賭けの結果も挙げられます。

ジーナからは余韻が残るセリフが発せられますが、果たしてどうなのか、考察してみました。

ジーナの賭けの結果を考察

フィオのラストの語りで、「ジーナとの賭けは私たちだけの秘密」と発せられていました。

秘密というだけあって、ジーナの賭けの結果は、どれだけ考えても考察の域を出ません。

そもそも賭けの内容は、「ホテルアドリアーノにいるジーナのもとへ、ポルコがやってきたらポルコを愛することに決める」といいものでした。

ジーナは、飛行機乗りの夫を過去に三度亡くしてしまっています。

もう一度人を愛するには、賭けをしないといけないぐらい覚悟がいるものです。

ただ、日中のホテルアドリアーノの庭に、ポルコのサボイアが停泊しているカットがありました。

サボイアの姿を見るに、ジーナは賭けに勝ったとみていいのではないでしょうか。

フィオも結果をポジティブな方向で認識しているからこそ、「私たちだけの秘密」ともったいぶっているのだと思います。

ポルコの飛行艇の機体番号が「4」

ジーナがポルコへの賭けに勝ったことを表す裏付けにはもう一つの根拠があります。

ポルコのサボイアの機体番号は「4」と記されています。

前述した通り、ジーナは3人の夫を亡くしました。

わざわざ「4」という数字が示されているのは、ポルコが4番目の夫になることを、暗示していると見ていいのではないでしょうか。

【紅の豚】ジーナが「さくらんぼの実る頃」を歌ったのはなぜ?

ジーナは劇中で「さくらんぼの実る頃」を歌い、魅力的な歌声を響かせています。

「さくらんぼの実る頃」は、1866年に発表されたフランス語のシャンソンです。

さくらんぼが実る季節の短いことから、ジーナの儚い恋と夫を失った悲しみが込められているのだと思います。

クールで魅力的なジーナですが、劇中で最も多くの悲しみを背負っているキャラクターです。

彼女の歌声を改めて聞くと、ジーナの人生そのものが、浮かび上がってくるように感じます。

【紅の豚】映画の見どころ&重要ポイントを紹介

「紅の豚」の重要なポイントや印象的なシーンを、ピックアップしてご紹介します。

未見の方は、自宅で鑑賞する際の参考にしていただきたいです。

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見どころ①:飛行アクションを見逃すな

飛行物体のアクションは宮崎駿監督の十八番中の十八番で、「紅の豚」でも存分に発揮されています。

宮崎駿監督は、「自分が好きな要素を詰め込んだ」と語っており、代表的なものが飛行アクションだと思います。

悠々自適でありながら迫力があるアクションは、アニメだからこそできることです。

ジブリに最高峰の技術と宮崎駿監督の憧れによって、美しい飛行アクションが出来上がりました。

技術とこだわりの結晶である、宮崎駿流のアクションを、見逃すわけにはいきません。

見どころ②:ポルコのイケボを聞き逃すな

ポルコは、とにかくイケてるキャラクターとして描写されます。

見た目は豚なのに、観た人すべてがカッコいいと口を揃える不思議な存在です。

ポルコがカッコよく思えるのは、孤高の存在であることと、イケてる低音ボイスの影響も大きいでしょう。

「飛べない豚はただの豚だ」という名台詞も、あの声があるからこそ、よりカッコよく響くのです。

家庭でポルコのイケボを堪能するには、高性能のスピーカーか、難しければヘッドフォンを装備するのもひとつかもしれません。

見どころ③:フィオの視点を見逃すな

宮崎駿監督は、「紅の豚」を「若者をまったく排した作った中年男のためのマンガ映画」と語っていました。

振り返ると、劇中に登場する若者のキャラクターは、フィオくらいです。

しかし、フィオはポルコに対して恋愛感情か明確かはわかりませんが、憧れのような感情を抱いているのではないでしょうか。

戦いの決着がついたあとも、フィオはポルコから元の世界に戻るように諭されます。

好意があるにせよ、子供からのせめてもの抵抗として、フィオはポルコへキスをしたのだと思います。

ラストの語りは、年齢を重ねたであろうフィオで締めくくられていました。

当時のフィオは、「中年男の世界」がまるで理解できていなかったのではないでしょうか。

フィオの視点に立って物語を見ていくと、やはり切なさが強く感じられます。

【スタジオジブリ作品】映画をNetflixなど配信で見る方法は?

【結論】現状、日本でスタジオジブリ作品を動画配信サブスクで見る方法はありません

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一方で、イギリス、フランスなど海外ではNetflixでジブリ映画を配信しているという事実もあります。

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ジブリ映画をNetflixで見る方法を知りたい方は、ぜひこちらの記事をチェックしてください。

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【紅の豚】ポルコが豚になった理由は謎のまま…ジーナは賭けに勝った可能性大

  • 「紅の豚」が5月9日に金曜ロードショーで放送される
  • 宮崎駿監督が好きなものを詰め込んだこだわりの1作
  • 娯楽作でありながら謎も多く考察のしたくなる作品

「紅の豚」が5月9日に金曜ロードショーで放送されると発表され、ジブリファンだけでなく映画ファンが盛り上がっています。

宮崎駿監督が好きな要素を詰め込んだという作品で、ファンの中では一番好きな人も多いくらいの人気作です。

「紅の豚」は、飛行機乗りを扱ったアクション描写が魅力的ですが、考察したくなる謎もたくさんあります。

現状では、TSUTAYA DISCASが1番早く観れるので、発表を聞いてうずうずしている人は、すぐに利用してみることをおすすめします!

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