UQモバイルは人気の格安SIMなので、「2回線目の契約」を検討している方もいると思います。
しかし、スマートフォンの2回線目以上の契約はなかなか珍しいので、メリットやデメリット、注意点、そして契約方法を事前に知っておく必要があるでしょう。
この記事では、「UQモバイルを2回線以上契約」することについて、知っておくべき情報をまとめています。後から思わぬ失敗をしてしまわないためにも、気になる部分を中心にチェックしてみてください。
目次
UQモバイルで2回線以上契約できる?メリットとデメリット、注意点は?
まずはUQモバイルで2回線以上契約する場合のメリットとデメリット、注意点について解説していきます。
UQモバイルは同一名義で2回線以上契約可能
まずはじめに大切な結論ですが、UQモバイルは同一名義で2回線以上の契約ができるので、2回線目以上を考えている方は問題なく利用できます。
しかし、以下の2点の注意点があるのも忘れてはいけません。
- au、povo、UQモバイルで「最大5回線まで」
- 初回は2回線までしか契約不可。「90日後」に再契約可能
それぞれについて、以下で詳しく解説していきます。
au、povo、UQモバイルで「最大5回線まで」
UQモバイルはau傘下の「サブブランド」と呼ばれる立ち位置なので、扱いは「auの一部」のようなイメージです。
したがって、同一名義で結べる契約は、同じauグループのau、povo、UQモバイルで最大5回線までというルールがあります。
これを超えてしまうと審査で落とされることになるので、auグループ内の回線契約数には気をつけましょう。
もちろん、名義を家族に変えるなど、同一名義でなければ6回線目以降の契約も可能です。
初回は2回線までしか契約不可。「90日後」に再契約可能
最大5回線というルールに加え、「初回契約時は2回線まで契約可能」というルールも存在します。
この初回契約後、90日後に再契約が可能になるので、3カ月程度、期間を空ける必要があります。いわゆる「90日ルール」 で、業界で共通のものです。
もし90日以内に契約をしようとしても審査に落ちてしまうので、3回線以上の契約を検討している場合は覚えておきましょう。
UQモバイルで2回線以上契約するメリット
まずはUQモバイルで複数回線契約するときの注意点を扱いましたが、ここからは複数回線契約するときのメリットとデメリットについて解説していきます。まずはメリットからです。
- 家族のスマホ代をお得にできる
- 家族割を使って子どものスマホ代を節約できる
- 用途、目的別にスマホを分けられる
- 1Mbpsの通信速度で使い放題
- iPhone、Androidの2つのOSに対応できる
- キャッシュバックなど特典を複数回受けられる
ここでは、以上のメリットについて解説していきます。
家族のスマホ代をお得にできる
UQモバイルを複数回線契約する方の中には、自分以外の家族のスマートフォンの契約をUQモバイルで揃えたい、と考えている方もいると思います。
例えば、現在他の家族が大手キャリアの契約をしている場合、「段階制プラン」を契約していることが多いです。参考までに、大手キャリアのドコモ、au、ソフトバンク3社の段階制プランの料金をまとめてみました。
ドコモ | ・5Gギガライト ・1GB:3,465円/月 ・3GB:4,565円/月 ・5GB:5,665円/月 ・7GB:6,765円/月 |
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au | ・ピタットプラン5G ・1GB:3,465円/月 ・4GB:5,115円/月 ・7GB:6,765円/月 |
ソフトバンク | ・ミニフィットPLAN+ ・1GB:3,278円/月 ・2GB:4,378円/月 ・3GB:5,478円/月 |
ご覧のように各社の料金は似ており、最安で「1GB:3,000円〜3,500円」程度、最高で「7GB:6,765円」のプランとなっています。
一方で、UQモバイルのプランは下記の通りです。
くりこしプランS +5G | ・3GB:1,628円 |
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くりこしプランM +5G | ・15GB:2,728円 |
くりこしプランL +5G | ・25GB:3,828円 |
最安の3GBのプランは「1,628円」で利用でき、最大の25GBでも「3,828円」です。大手キャリアの場合、3GBはドコモで4,565円、ソフトバンクで5,478円と、その差は3倍以上になることも。
そして、UQモバイルは25GBのプランでも3,828円で、大手キャリアの1GB分の料金とほとんど同程度です。
つまり、UQモバイルは大手キャリアよりも「3倍〜25倍お得に使える」ため、家族のスマートフォンの料金を安くしたい方に最適だと言えます。
家族割を使って子どものスマホ代を節約できる
家族の中でも18歳未満の子どもにスマートフォンを買い与える場合、未成年は名義人となって契約できないため、親が代わりに名義人となって契約を結ぶ必要があります。
以前まではUQモバイルには家族割がありませんでしたが、2022年11月18日から「UQ親子応援割」と呼ばれる家族割引が始まりました。
割引詳細を以下にまとめます。
1回線目(親回線) | 【くりこしプランM +5G】 データ量:15GB 割引前:2,728円 割引後:2,228円 割引額:550円 【くりこしプランL +5G】 データ量:25GB 割引前:3,828円 割引後:3,058円 割引額:770円 |
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2回線目以降(子回線) | 【くりこしプランM +5G】 データ量:15GB 割引前:2,728円 割引後:990円 割引額:1,738円 【くりこしプランL +5G】 データ量:25GB 割引前:3,828円 割引後:1,870円 割引額:1,958円 |
ご覧のように、「UQ親子応援割」では、「18歳以下の子どもがいる」ことで、親回線である1回線目と、2回線目以降のいずれもに割引が入ります。もちろん、2回線目以降は子どもの回線である必要はなく、以下のような構成でも問題ありません。
- 1回線目:父親(1回線目の割引が適用
- 2回線目:子ども(2回線目以降の割引が適用)
- 3回線目:母親(2回線目以降の割引が適用)
割引額は2回線以降の方が大きく、最大で1,958円もの割引です。これは非常に大きな金額で、1回線あたり年間で2万円以上の節約につながります。
また、親回線にも550円、770円の割引が入るのも嬉しいポイントで、年間で5,000円以上の節約に!
これまでのUQモバイルは家族割引が存在しない点が最大のデメリットでしたが、これが登場したことでおすすめ度が格段にアップしました。家族、特に未成年の子どものスマートフォンを検討している方にとっては非常に魅力的です。
用途、目的別にスマホを分けられる
家族のためではなく、自分自身のために2回線以上、スマートフォンの回線を契約したい場合にもUQモバイルはおすすめです。
以下に、UQモバイルを用いた代表的な用途、目的別の使い分け方についてまとめてみました。
回線リスクの回避 | ・ドコモ、au、ソフトバンクのそれぞれの回線を所有しておく ・UQモバイルはauのサブブランドなので回線品質が非常に高い ・災害や通信障害のリスク回避が可能に |
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通話料の削減 | ・かけ放題オプションが豊富 ・上手に活用すれば通話料の大きな削減に |
セット割の利用 | ・格安SIMの中では珍しいセット割対応 ・光回線、電気の契約を揃えてお得に |
最近注目されているのが「回線リスクの回避」です。
現代社会はインターネットがないと何もできないシステムになっていますが、災害時や通信障害時はインターネット回線が利用できないことがあります。
そんな時、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の自社で回線を持っている会社のうち、一社としか契約していない場合、「電話ができない」「インターネットが一切使えない」といった状況に陥る可能性も。
これは非常に危険な状態なので、そんな時に備えて「異なる回線を2回線以上持っておく」ことは大切です。
しかし、au回線のために大手キャリアのauとわざわざ契約するのはもったいないので、サブブランドで安く使えるUQモバイルと契約する方がお得。このような理由から、回線リスクの回避目的でUQモバイルと契約しておくことは合理的です。
1Mbpsの通信速度で使い放題
また、用途、目的で言うと、UQモバイルは「使い放題」として使えるプラン設計なので、「使い放題のお得なプランを契約したい」という方にもおすすめです。
繰り返しにはなりますが、再度、UQモバイルのプランを以下にまとめてみました。
くりこしプランS +5G | ・3GB:1,628円 ・速度制限時:0.3Mbps ・節約モード時:0.3Mbps |
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くりこしプランM +5G | ・15GB:2,728円 ・速度制限時:1Mbps ・節約モード時:1Mbps |
くりこしプランL +5G | ・25GB:3,828円 ・速度制限時:1Mbps ・節約モード時:1Mbps |
ご覧のように、それぞれのプランでデータ量のGBと、それに伴う料金が設定されていますが、それ以外にも「速度制限時」「節約モード時」の最大通信速度という項目があるのがわかると思います。
「速度制限時」は契約しているデータ量を全て使い切った時、「節約モード時」はデータ消費を節約したい時に「データ消費量をゼロにできる」機能を使っている時のこと。
この時の最大通信速度がプランによって異なっており、最小プラン3GBの「くりこしプランS +5G」では0.3Mbpsとなっていますが、「くりこしプランM/L +5G」の2つのプランでは「1Mbps」となっています。
「S」の0.3Mbpsの通信速度ではLINEのチャット程度しかできませんが、「M/L」の1Mbpsの通信速度では以下の操作が可能です。
ネットサーフィン | ・画像の少ないページの閲覧 ・画像が多いページ、リッチなページは不可 |
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LINE | ・テキストチャット(メール) ・通話 ・ビデオ通話は不可 |
SNS | ・Twitterなどテキストベースの閲覧 ・Instagramなど画像、動画ベースは不可 |
YouTube | ・360p程度の標準画質、中画質での視聴 ・760p、1080pなどHD画質以上は不可 |
ご覧のように、1Mbpsという速度でも意外と多くのことができます。
特に驚きなのがSNSやYouTubeの利用です。SNSの場合、1MbpsあればTwitterの閲覧は比較的快適に可能で、動画サービスのYouTubeも画質を360p程度まで落とせばスムーズに視聴できます。
ここまで画質を落とすと、画面上のザラつきがやや気になりますが、「スマートフォンの小さい画面なら気にならない」など、慣れてしまえば十分快適に視聴可能。
したがって、上記操作を「データ消費なしで使い放題」として利用したい方は、UQモバイルの「くりこしプランM/S」のいずれかのプランを契約しましょう。使い放題目当てなら料金が安い「M」の方がおすすめです。
iPhone、Androidの2つのOSに対応できる
UQモバイルを契約して新しい端末を使用すれば、iPhoneとAndroidの2つのOSに対応することができます。
アプリによっては「iPhoneだけ」「Androidだけ」としている場合があるため、これに備えて2つのOSに対応したスマートフォンをそれぞれ持っておくと安心です。
また、スマートフォンのゲームによっては、iPhoneとAndroidで異なる挙動を示す場合もあるため、ゲームに力を注いでいる場合は2つのOSを持っておくのも有効な手の一つ。
一般用途には向かないため、ややマニアックな利用方法にはなるものの、気になる方は一定数いると思います。
キャッシュバックなど特典を複数回受けられる
UQモバイルは新規顧客獲得のために、キャッシュバックなどお得な特典を用意している場合があります。
複数回線UQモバイルを契約することは、これらお得な特典を複数回利用できる可能性があるので、お得にスマートフォンを利用していきたい方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
一方で、デメリットの部分でも後述するように、キャッシュバックなど特典の一部は「新規契約適用外」としている場合があるため、事前に特典の対象範囲を調べておくことが非常に大切です。
UQモバイルで2回線以上契約するデメリットと注意点
続いて、UQモバイルで2回線以上契約するデメリットと注意点について解説していきます。
- 家族割、データシェアがない
- 新規契約の場合はキャッシュバックなど特典がフルで受け取れない
- au回線だけに絞られる
- 分割払いは3回線までに絞られ、6カ月経たないと再契約不可
以上4点について、順番にチェックしてきましょう。
データシェアがない
携帯電話業界では昔からお馴染みの「データシェア」がUQモバイルでは利用できません。
UQモバイルは家族関係の特典が他社よりも少し弱めなので、家族単位で複数回線契約し「特典を利用してお得に利用したい」場合は他の格安SIMの方が良いかもしれません。
しかし、家族割を利用できる会社の場合、家族割適用前を割高に設定しておき、家族割が大きくお得のようの見せかけている場合もあるため、「家族割があるから契約すべき」と言えるとは限りません。
UQモバイルは家族割がない状態でも比較的安いので、家族間データシェアがなくてもそこまで心配する必要はないと言えます。
新規契約の場合はキャッシュバックなど特典がフルで受け取れない
UQモバイルで複数回線の契約を検討している場合、キャッシュバックなどの特典目当てである方もいるはずです。
確かにこれら特典を利用すれば非常にお得に契約できますが、中には「新規契約適用外」の場合もあるため、注意が必要です。
参考までに、2022年11月18日現在、UQモバイルが実施しているキャンペーンを以下にまとめてみました。
UQモバイルオンラインショップ限定キャンペーン | 【特典内容】 ・オンラインショップでのMNP契約で最大13,000円相当をau Pay残高に還元 ・「くりこしプランM/L」の契約でさらに5,000円相当を還元 【条件】 ・SIMのみMNP ・新規契約不可 |
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3Gとりかえ割 | 【特典内容】 ・対象スマホ購入で機種代金最大33,045円割引 【条件】 ・docomo、SoftBank、Y!mobileからの乗り換え ・新規契約不可 ・auからの乗り換え不可 |
UQモバイルオンラインショップ限定キャンペーン | 【特典内容】 ・オンラインショップでの対象機種の新規契約で全額au Pay残高に還元 【条件】 ・新規契約のみ ・iPhone12、au認定リユース品のiPhone11、Redmi Note 10 Je |
ご覧のように、3つの特典のうち、2つがMNP(他社からの機種変更)、1つが新規契約となっています。
また、「3Gとりかえ割」については、乗り換え元が「docomo、SoftBank、Y!mobile」と限定されており、au系列が対象外となっている点も見逃せません。
一方で、新規契約でも利用できるキャンペーンはありますが、端末の購入が前提で、かつ対象機種が限られているため、やや利用しにくいですよね。
こういった部分から見てみても、UQモバイルは「他社(au系列以外)からの乗り換え」に力を入れていることが分かります。
au回線だけに絞られる
UQモバイルはauのサブブランドなので、利用できる回線はau回線のみです。
他社の格安SIMも同じようにau回線をかりて運用していますが、ドコモ、au、SoftBankのそれぞれの回線を利用できる会社が多いので、自分好みの回線と契約できます。
先述のように、これからの時代は回線が使えないことは命に関わるほど致命的となる可能性が高いため、出来るだけ「常に複数回線利用できる状態」を作っておくべき。
そういった観点から見ると、au回線しか利用できないUQモバイルはやや使いにくい部分があり、デメリットとしてあげても良いでしょう。
分割払いは3回線までに絞られ、6カ月経たないと再契約不可
昨今のスマートフォンの機種代金は10万円を超えることも珍しくないため、一括払いで購入することは現実的ではありません。
多くの方は2年〜4年の分割払いで購入しますが、UQモバイルは分割払いの場合、契約できる回線数は「3回線まで」に絞られ、なおかつ分割払い契約後「6カ月経たないと再契約不可」というルールが存在します。
これは、端末の転売により利益を上げることを防ぐためのルールですが、一般用途でも適用される可能性がありますよね。
例えば、ある家庭の親御さんがUQモバイルに端末分割払いで契約を結び、想像以上にUQモバイルの使用感が良く、1カ月後に「子どもにも契約させたい」と考えたとします。
しかし、未成年の子どもは名義人になれないため、親が名義人となる必要がありますが、契約から1カ月後の今、まだ同一名義人の分割払いでの契約はできません。
こうなると、一括で購入するしか選択肢がなくなってしまうため、この「6カ月ルール」も頭に入れておきましょう。
UQモバイルで2回線目を契約する方法
ここからは、UQモバイルで2回線目を契約する方法を解説していきます。以下の4つの手順を踏めば、誰でも簡単にUQモバイルで2回線目を契約できます。
- 必要な情報、書類を集める
- 申し込む
- 商品を受け取り開通手続きを行う(オンライン限定)
- au Payを利用設定して特典を受け取る
事前に契約方法を知っておきたい方は目を通しておく必要がありますが、基本的には1回線目と同じなので、既に知っている方も多いと思います。
そんな方は、この次の章の「UQモバイルで2回線以上契約するよくある質問」をご覧ください。
1:必要な情報、書類を集める
まずは必要な情報や書類を手元に用意することから始めましょう。
UQモバイルの契約に必要なものを以下にまとめてみました。
本人確認書類 | ・運転免許証 ・マイナンバーカード |
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支払い方法 | ・口座振替 ・クレジットカード |
メールアドレス | ・申し込み内容の確認や端末など発送の通知 ・普段利用し慣れているアドレス |
MNP予約番号 | ・現在契約している電話番号を引き継ぐために必要 ・新規契約の場合は不要 |
対応端末 | ・UQモバイルに対応したスマートフォン ・UQモバイルでスマホを購入する場合は不要 |
今回は2回線目以上の契約なので、一度UQモバイルで契約をしたことがある方がほとんどだと思います。したがって、詳しい説明は不要でしょう。
一点注意して欲しいのが「対応端末」です。UQモバイルをはじめとした格安SIMは、大手キャリアと比べて対応している端末が絞られます。
参考までに、UQモバイルに対応しているiPhoneを以下にまとめてみました。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11
- iPhone 7
- iPhone 7
- iPhone SE(第1世代)
- iPhone 6s
こちらがUQモバイルが公式に対応していると謳っているiPhoneですが、ところどころ抜けているのが気になります。
iPhone 7とiPhone 11の間には、iPhone8やiPhone Xが存在しますし、iPhone 12にもiPhone 12 ProといったProシリーズがあります。
加えて、2022年にはiPhone 14シリーズが発売されるなど、最近機種が対応しているかどうかも非常に大切なので、上記対応iPhoneの中に入っていない場合でも、一度UQモバイルに尋ねてみることをおすすめします。
2:申し込む
続いて申し込みですが、申し込み方法には以下の2つがあります。
- オンライン
- ショップ
スピード重視ならオンラインを、安心重視ならショップを、それぞれ選びましょう。
自宅で済ませたいならオンライン
オンライン契約の場合、画面の指示に従っていれば早ければ15分程度で全ての手続きが完了します。スピード感重視の方におすすめの方法です。
とはいえ、普段からスマートフォンでの操作やインターネットに慣れていないと不安な部分があると思うので、そんな場合は次で紹介するショップでの対面契約を選びましょう。
対面契約を望むならau、UQショップ
対面契約を希望する場合、全国のauショップ(一部対象外)、UQショップに足を運んで対面による契約を結びます。
UQモバイルは非常に人気の携帯会社なので、混雑している可能性が非常に高いです。特に休日のタイミングは数時間待ちとなるか、即日は不可とされる場合があるため、事前に予約を取っておくとスムーズに契約ができます。
また、契約時には必要なものを漏れなく持参し、聞きたいことや不安なことがあれば遠慮なくしっかりと質問をするようにしてくださいね。
3:商品を受け取り開通手続きを行う(オンライン限定)
オンラインでの契約を済ませたら、数日後に商品が届きます。
物理的な商品が一切必要ない「eSIMのみ契約」を除いて、「SIMのみ」の場合はSIMカードが、「SIM+端末」の場合はSIMカードと端末が、それぞれ送られてきます。
基本的には同封されている説明書を読みながら進めていけば問題ありませんが、以下で開通手続きと初期設定の2つを解説していきます。
開通手続き
まずは開通手続きですが、端末やSIMカードが届いてすぐに使えるようになるわけではありません。
UQモバイル側に開通申込を行い、旧契約からUQモバイルの契約へと切り替えを行なってもらう必要があります。
開通手続きの方法には以下の2通りがあります。
オンライン | ・9時〜21時15分 ・「ご注文履歴」から申し込む |
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電話 | ・9時〜20時 ・電話番号:0120-929-818 |
電話の場合は20時までしか対応していないので、仕事などで忙しい場合は21時15分まで対応しているオンライン手続きを利用しましょう。
初期設定
続いて端末の初期設定については、選んだ端末ごとに操作方法が異なるため、同封されているマニュアルや説明書を読みながらの作業になります。
また、最近の端末はiPhone、Android問わず、ユーザビリティが向上しているため、画面の指示に従っているだけで自動的に初期設定を終えられるような設計となっていることがほとんどです。
万が一わからない場合は、お近くのauショップやUQショップへと持ち運んで対応してもらうこともできるので、事前に最寄りのショップを検索しておくと良いでしょう。
4:au Payを利用設定して特典を受け取る
初期設定を無事に終えたら、最後にau Payの利用設定を行いましょう。
au Payとは「スマホ決済」「バーコード決済」と呼ばれるものの1つで、スマートフォンで支払いを行うキャッシュレス決済の1つ。「Pay Pay(ペイペイ)」なども同じジャンルのキャッシュレス決済です。
「au Payは使わないから不要」という方の場合でも、必ず行なってください。なぜなら、UQモバイルの特典やキャンペーンはau Payを利用するものが非常に多いからです。
以下に、UQモバイルが2022年11月18日現在実施しているキャンペーン情報をまとめてみました。
UQモバイルオンラインショップ限定キャンペーン | 【特典内容】 ・オンラインショップでのMNP契約で最大13,000円相当をau Pay残高に還元 ・「くりこしプランM/L」の契約でさらに5,000円相当を還元 【条件】 ・SIMのみMNP ・新規契約不可 |
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3Gとりかえ割 | 【特典内容】 ・対象スマホ購入で機種代金最大33,045円割引 【条件】 ・docomo、SoftBank、Y!mobileからの乗り換え ・新規契約不可 ・auからの乗り換え不可 |
UQモバイルオンラインショップ限定キャンペーン | 【特典内容】 ・オンラインショップでの対象機種の新規契約で全額au Pay残高に還元 【条件】 ・新規契約のみ ・iPhone12、au認定リユース品のiPhone11、Redmi Note 10 Je |
ご覧のように、3つのキャンペーンのうち、2つが「au Pay」を使用していることがわかります。
他社からのMNP機種変更の場合は、最大13,000円相当をau Pay残高に還元し、新規契約の場合は端末購入費用の全額をau Pay残高に還元します。いずれも1万円を超える非常に高額な、実質的なキャッシュバックです。
したがって、au Payは特典を受け取るために必要なので、必ず忘れずに手続きを行なってください。
手続きの方法は非常にシンプルで、アプリをダウンロード後、画面の指示に従っていくだけ。あとはコンビニなどau Payに対応している店舗の支払いに利用すれば、キャッシュバック分をお買い物に利用できますよ。
UQモバイルで2回線以上契約するよくある質問
この記事の最後に、UQモバイルで2回線以上契約する時のよくある質問に答えていきます。
2回線目にUQモバイルは最適ですか?
UQモバイルはお得で回線品質が高い格安SIMなので、2回線以上の契約ももちろんおすすめできます。
特に、未成年の子どものスマートフォンを検討している保護者の方におすすめ。「UQ親子応援割」という家族割引を利用すれば、15GBで2,728円のプランが、1年間「990円」で利用できます。
割引額は「1,738円」と非常に高額なので、お子さまのスマートフォンの契約を検討している方におすすめです。
キャンペーンは複数回利用できますか?
キャンペーンにより異なりますが、端末関係のものは「1回線につき1回限り」とされていることがあるため、事前に確認しておく必要があります。
キャンペーン目的で利用したのに利用できないと非常に大きな損失となるので、事前にカスタマーサポートなどに直接問い合わせてみると良いでしょう。
2回線目におすすめなプランはどれですか?
2回戦目におすすめなプランは、使い方によって異なります。
「端末目的」なら最小データ料の3GBで1,628円の「くりこしプランS +5G」がおすすめですが、このプランは速度制限時と節約モード時の最大通信速度が0.3Mbpsと遅いです。
したがって、「たくさん使いたい」「使い放題」目的なら、実質的に使い放題で利用できる「くりこしプランM/L +5G」がおすすめですよ。
利用すべき割引はありますか?
契約する時期によって異なりますが、UQモバイルでは基本的に「新規契約」「MNP(他社からの乗り換え)」のいずれの場合でも利用できるキャンペーン、割引を用意しています。
したがって、自分の契約方法に合った特典、キャンペーンを必ず利用してください。
その上で、UQモバイルには「自宅セット割」という光回線、もしくは電気契約とのセット割引が存在します。これを利用することで、638円〜858円の割引を毎月受けられるので、利用を検討したいところです。
家族が契約する場合、名義人をまとめるべきですか?
どちらでも良いですが、キャンペーンや特典を確実に受け取ることを考えると、名義人をまとめずにそれぞれが契約をした方が良いでしょう。
UQモバイルには「UQ親子応援割」という家族割引がありますが、これは実質的に「学生割引」なので、成人家族間で利用できる家族割引は存在しません。
また、家族間や同一名義人内でのデータシェアもできないので、名義人をまとめるメリットは学生以外あまりありません。
まとめ
auのサブブランドであるUQモバイルは、安さと品質の高さを両立した格安SIMです。
非常に人気なので、2回線以上契約したい方もいると思います。そんな時は、一度メリットとデメリットについて把握した上で、契約を検討しましょう。
また、2022年の11月から、新たに「UQ親子応援割」という家族割引(学生割引)が始まりました。これを利用すれば、これまでより一層お得に利用できるので、未成年のお子さまをお持ちの場合は契約を検討してみましょう。