格安SIMとして人気を集めているUQモバイルと楽天モバイルですが、「UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えを検討している」という方も多いのではないでしょうか。
いずれも格安SIMとして人気の高いキャリアであることから、常に比較されているのは事実であり、どちらも異なる特徴やメリット・デメリットがあります。
そこで今回は、UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えを検討しているという方に向けて、パターン別の手順について詳しくお伝えします。また、本記事後半では楽天モバイルに乗り換えるメリットやデメリットについてもお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
目次
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える手順3パターンを詳しく解説
UQモバイルから楽天モバイルへ乗り換える際、下記いずれのパターンに該当するかを事前に把握しておきましょう。
- UQモバイルの「電話番号のみ」楽天モバイルで使用する場合
- UQモバイルの「端末・電話番号」を楽天モバイルで使用する場合
- 端末・電話番号を新たに乗り換える場合
UQモバイルから楽天モバイルへ乗り換える場合は、どの方法で乗り換えるのかによって手順が異なります。
電話番号をそのまま「MNP」で乗り換えるのか、MNPでの乗り換えに加えて同じ端末を利用するのか。はたまた、電話番号も端末も新しく「新規契約」で申し込みをするのか。
どのような方法で乗り換えを検討しているのかを明確にしてから、これからお伝えすることを参考にしてください。
UQモバイルの「電話番号のみ」楽天モバイルで使用する場合
UQモバイルで使用していた電話番号をそのまま楽天モバイルで使用する場合、「MNP転入」の手続きを行わなければいけません。MNP転入手続きと流れは以下の通りです。
- UQモバイルでMNP予約番号を取得する
- 楽天モバイルに申し込みをする
- スマートフォンを選び、契約手続きを完了させる
大まかな流れは上記の通りです。次に、各手順の内容について詳しく見ていきましょう。
1.UQモバイルでNMP予約番号を取得する
UQモバイルで使用していた電話番号を楽天モバイルでも使用する場合は、UQモバイルでMNP予約番号を取得しなければいけません。
【MNP予約番号取得方法】
1.UQモバイル「解約・他社へのMNP転出について」へ
2.「乗り換え」を選択
3.「楽天モバイル」を選択
4.注意事項を確認
5.電話・WEB上いずれかから予約番号を取得(※)
(※)
電話で予約番号を取得する場合:0120-001-659
WEB上から予約番号を取得する場合はこちら
なお、予約番号を取得して乗り換えが完了した場合、あらためてUQモバイルの解約手続きなどは必要ありません。自動的に解約手続きも完了するので安心してください。
2.楽天モバイルに申し込みをする
予約番号の取得が完了したあと、以下の手順で楽天モバイルに申し込みを行います。なお、予約番号を取得した当日を含めて15日以内でなければ申し込みはできません。万が一、期限を過ぎてしまった場合は、手順を1(予約番号の取得)からやり直してください。
1.楽天モバイル申し込みサイトに入る
2.楽天モバイル唯一のプラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」を選択

出典:プラン – 楽天モバイル
3.以下オプションサービスを選択
4.月額基本料金を確認後「製品選択へ進む」を選択
3.スマートフォンを選び、契約手続きを完了させる
1.製品を選択
2.製品のお支払い方法を以下から選択
- 48回払い(楽天カードのみ)
- 24回払い
- 一括払い
3.【楽天】にログイン(楽天会員登録をされていない方は登録が必要)
出典:楽天ログイン
4.契約者情報の確認
5.電話番号を選択「他社から乗り換え(MNP)」を選択
出典:楽天モバイル
6.重要事項・利用規約を確認して申し込み完了
以上ですべての手続きが完了します。携帯電話本体とSIMカードは郵送にて受け取りが可能です。
UQモバイルの「端末・電話番号」を楽天モバイルで使用する場合
UQモバイルで使用していた端末と電話番号をそのまま楽天モバイルで利用する場合も、「MNP」手続きが必要です。そのため、大まかな流れは「電話番号のみ楽天モバイルで利用する場合」とほとんど変わりません。
唯一、変わるのは以下流れの中の「3」です。電話番号のみを移行する場合は、スマートフォンの選択が必要となりますが、UQモバイルで利用していた端末を利用する場合は、その手順が省略されます。
- UQモバイルでMNP予約番号を取得する
- 楽天モバイルに申し込みをする
- 契約手続きを完了させる
しかし、UQモバイルで利用していた端末を楽天モバイルで利用可能かどうか?という点について、あらかじめ確認しなければいけません。
UQモバイルで利用していた端末が楽天モバイルでも利用できるかどうかは、以下から確認できます。
対応している場合は、そのまま利用可能です。万が一対応していなかった場合は、「電話番号のみを乗り換える」の手順に従って乗り換え手続きを完了させてください。
端末・電話番号を新たに乗り換える場合
端末・電話番号を新たにする場合は、UQモバイルの解約手続きと楽天モバイルの新規契約手続きが必要になります。それぞれの手順は以下の通りです。
【UQモバイルの解約手続き】
1.UQモバイル「解約・他社へのMNP転出」へ
2.「解約」を選択
3.注意事項を確認
4.電話もしくはWEB上から解約手続きを完了
電話の場合:0120-001-659
営業時間:9時〜20時(年中無休)
WEB上からの申し込み:my UQ Mobileへログイン (24時間受付可能)
UQモバイルの解約手続きは以上の通りです。
【楽天モバイルの新規契約手続き】
楽天モバイルでは「新規契約」として手続きを開始します。大まかな手順は以下の通りです。
- 楽天モバイルへ新規契約の申し込み
- プラン・オプションを選択して契約を締結
申し込みから契約手続き完了までの細かな流れは以下の通りです。
【楽天モバイルへ新規契約の申し込みの流れ】
1.楽天モバイル申し込み画面より申し込みを開始
2.プランの選択
楽天モバイルはひとつのプランしかないため、「プランを選択する」を押して次にいけばOKです。

出典:プラン – 楽天モバイル
3.オプションサービスを以下から選択
- 15分通話かけ放題(1,100円/月)
- ノートン™ モバイル セキュリティ(220円/月)
- 持ち込みスマホあんしん保証(715円~1,309円/月 製品による)
- 楽天モバイルWiFi by エコネクト(398円/月)
- あんしんコントロール by i-フィルター(330円/月)
- スマホ操作遠隔サポート(550円/月)
- 店頭サポート(550円/月)
- 海外通話の充実(980円/月)
4.製品選択へ進む
UQモバイルで利用していた端末をそのまま利用される方は、「この内容で申し込む」へ進んでください。
5.楽天へログイン
楽天会員登録が済んでいない方は、新規登録を済ませてください。
6.契約者情報の確認
7.電話番号を選択「新規電話番号を取得」を選択
出典:楽天モバイル
6.重要事項・利用規約を確認して申し込み完了
これにて楽天モバイルの手続きが全て終了します。SIMカードと端末が届き次第、楽天モバイルとして携帯電話の利用が可能です。
なお、楽天モバイルの新規契約手続きとUQモバイルの手続きいずれが先になっても問題はありません。しかし、UQモバイルを先に解約してしまうと、楽天モバイルの端末やSIMカードが到着するまで、携帯電話がない状態になります。
そのため、順序的には楽天モバイルの申し込み→到着次第UQモバイル解約のほうが良いでしょう。
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える際に必要な書類一覧
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える際は以下の書類が必要になります。あらかじめ確認をしておくことで、契約手続きがスムーズに進みます。
- 本人確認書類
- クレジットカードもしくは引き落とし用銀行口座
- 楽天会員ID・パスワード
- MNP予約番号
次に、UQモバイルから楽天モバイルへ乗り換える際に必要な書類について、詳しく解説します。いずれかでも持っていない方は、あらかじめ準備を進めておきましょう。
本人確認書類
UQモバイルから楽天モバイルへ乗り換える場合、いずれの手続きを行うにせよ以下いずれかの本人確認書類が必要となります。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード(※)
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 療育手帳
(※)本人確認書類として認められるものは「マイナンバーカード」に限られます。通知カードでは対応できないので注意してください。
以下本人確認書類を提出する場合は補助書類が必要です。
- 身体障害者手帳
- 健康保険証
- 日本国パスポート
- 住民基本台帳カード
補助書類は以下の中から準備をしてください。
- 公共料金の請求書
- 住民票
- 届出避難場所証明書
なお、発行から3ヶ月以内のものを原則とし、住所や氏名が一致していることが条件です。
本人確認書類の提出方法について
本人確認書類は以下のいずれかの方法で提出をしてください。
- 楽天モバイル店舗で確認
- WEB上でアップロード
- 受け取り時に自宅で確認
それぞれ確認方法は以下の通りです。
【楽天モバイル店舗で確認する方法】
原本を持ったまま店舗へ行ってください。補助書類が必要な場合、足りなければ契約手続きを完了できません。あらかじめ確認をした上で準備しておいてください。なお、コピーは受け付けていません。
【WEB上でアップロードする場合】
本人確認書類のアップロードは以下を参考にしてください。
なお、運転免許証(運転経歴証明書は不可)やマイナンバーカードをお持ちの方は、より簡易的に手続きが完了する「AIかんたん本人確認(eKYC)」の利用が可能です。
比較的スムーズに本人確認が終了するので、上記書類をお持ちの方はぜひAIかんたん本人確認(eKYC)を利用してください。
クレジットカードもしくは引き落とし用銀行口座
楽天モバイルの携帯料金を支払うためのクレジットカードもしくは、引き落とし用の銀行口座が必要です。
クレジットカードを利用される場合は、楽天カードがおすすめです。同じ楽天グループであるため、効率良くポイントを貯められる上に、溜まったポイントは携帯料金の支払いにも利用できます。
楽天カードをお持ちではない方は、その他のクレジットカードや口座引き落としが可能です。自分に合った方法で月額料金を支払いましょう。
なお、初回費用(端末代)は代金引換による支払いも可能です(月額料金の支払いは不可)。
楽天会員ID・パスワード
楽天モバイルを利用するためには、楽天アカウントが必要になります。現在、アカウントをもたれている方は、あらためて作成する必要はありません。しかし、現在持っていない方は新規で作成をしなければいけません。
楽天アカウントの作成は「こちら」から作成できます。手順通りに必要事項を入力すれば作成ができるため、あらかじめ進めておいてください。
楽天アカウントはかならず必要となるため、あらかじめ作成をしておくことでスムーズに手続きが進みます。
MNP予約番号(電話番号を引き継ぐ場合のみ)
UQモバイルで使用していた電話番号を楽天モバイルでも使用する場合は、MNP予約番号を取得しなければいけません。取得方法は以下の通りです。
1.UQモバイル「解約・他社へのMNP転出について」へ
2.「乗り換え」を選択
3.「楽天モバイル」を選択
4.注意事項を確認
5.電話・WEB上いずれかから予約番号を取得(※)
(※)
電話で予約番号を取得する場合:0120-001-659
WEB上から予約番号を取得する場合はこちら
UQモバイルで使用していた電話番号を引き継ぐ場合は、UQモバイル側での手続きが必要になります。あらかじめ予約番号を取得しておかなければ、乗り換えができないため注意してください。
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える際の注意点
UQモバイルから楽天モバイルへ乗り換える場合は以下のことに注意してください。
- 楽天モバイルで利用できる端末か要確認する
- 旧プランのままだと違約金が発生するので要注意
楽天モバイルで利用できる端末か要確認
UQモバイルで利用していた端末を楽天モバイルで利用する場合は、あらかじめ利用可否を確認しておかなければいけません。
楽天モバイルで利用できる端末かどうかは、以下から確認ができます。
なお、2021年10月1日以降に購入した端末はSIMロック解除手続きは必要ありません。ただし、2021年9月30日以前に購入した端末はSIMロック解除手続きが必要になります。
楽天モバイルで利用可能な端末でも、SIMロックがかかっている状態だと利用はできません。SIMロック解除の手順は以下の通りです。ぜひ参考にしてください。
【WEBによるSIMロック解除方法】
1.SIMロック解除が可能かどうかを確認
SIMロック解除するためには以下の条件を満たしていなければいけません。
- SIMロック解除可能な端末であること
- ネットワーク利用制限がかかっていないこと
- 機種購入から101日目以降であること(※)
(※)以下に該当する場合は100日以前でもSIMロック解除が可能です。
- 当該端末を一括購入されていること
- 端末を割賦購入された場合で残債がない場合
- 上記に該当しない場合であって、対象回線においてSIMロック解除実績があり、前回のSIMロック解除受付から101日以上経過している場合
2.SIMロック解除手続き
my UQ mobileにログイン後、SIMロック解除手続きに進んでください。手続きは24時間可能ですが、21時30分以降に手続きが完了した場合は翌日9時以降の解除になります。
【UQモバイル取扱店でSIMロック解除する方法】
1.SIMロック解除が可能な端末かどうかを確認する(WEBによるSIMロック解除を参考にしてください)
2.UQモバイル取扱店に端末を持参して手続きを済ませる
旧プランのままだと違約金が発生する
UQモバイルで回線の解約手続きをした場合、違約金が発生する恐れがあります。
現在のプランである「くりこしプランS・M・L」は解約違約金は発生しませんが、旧プランの「おしゃべりプラン」と「ゆったりプラン」は解約違約金が発生します。
いわゆる「2年縛り」と呼ばれるもので、最大10,450円(税込)の高額な解約違約金が発生する恐れがあります。
万が一、旧プランのままUQモバイルを利用されていた方は、2年に1度しかない契約月のタイミングで解約手続きを済ませなければ、違約金が発生するでしょう。
そのため、違約金を発生させないためにも、あらかじめ新プランへの変更手続きを済ませておくことをお勧めします。
旧プランから現行プランへの変更には違約金などが発生しません。よって、UQモバイルの旧プランを利用されいる方は以下の流れで楽天モバイルへの乗り換えを検討しましょう。
- 旧プランから新プランへ変更する
- UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える
「1」の手続きを怠ってしまうと、最大で10,450円という高額な違約金が発生するので注意しましょう。
なお、現プランの確認やプランの変更手続きはmy UQ mobileから可能です。解約前にかならず確認をしておいてください。
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリットとデメリット
UQモバイルから楽天モバイルへの乗り換えを検討されている方は、きっと「楽天モバイルの魅力」を感じていることでしょう。次に、楽天モバイルへ乗り換えることによって得られるメリットとデメリットを以下の通り、詳しく解説します。
【メリット】
- 乗り換え手数料が発生しない
- 月額利用料が抑えられる
- プランがシンプルでわかりやすい
- 楽天ポイントが貯まる・使える
【デメリット】
- 通信品質が劣る
- データ繰越ができない
- 契約プランによっては違約金が発生する
最後にUQモバイルから楽天モバイルへ乗り換える際のメリット・デメリットについてお伝えします。乗り換えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
メリット1:乗り換え手数料が発生しない
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える場合は、乗り換え手数料が発生しません。
2020年11月4日午前8時59分までは、契約事務手数料として3,300円(税込)の費用が発生していましたが、以降は一切の費用が発生しません。
そのため、端末の用意さえできていれば、実質0円でUQモバイルから楽天モバイルへの乗り換えができます。
メリット2:月額利用料が抑えられる
UQモバイルと楽天モバイルの月額利用料金を比較すると、使い方次第で楽天モバイルのほうがお得になります。
たとえば、UQモバイルは「くりこしプランS・M・L」の中からプランを選択しなければいけません。中でも月額利用料金がもっとも安いのは、「くりこしプランS」で1,628円(税込)です。
自宅セット割の適用を受けた場合の最低金額は990円(税込)です。
出典:UQモバイル
一方の楽天モバイルは最低料金が「1,078円」です。自分が使った分の請求が来るため、データ量を一切使わなければ1,000円程度に抑えられます。

出典:プラン – 楽天モバイル
UQモバイルと楽天モバイルを比較すると以下の通りです。
データ使用量 | UQモバイル | 楽天モバイル |
---|---|---|
3GB以下 | 1,628円(税込) 割引適用:990円(税込) | 1,078円(税込) |
5GB以下 | 2,728円(税込) 割引適用:2,090円(税込) | 2,178円(税込) |
10GB以下 | 2,728円(税込) 割引適用:2,090円(税込) | 2,178円(税込) |
20GB以下 | 3,828円(税込) 割引適用:2,970円(税込) | 2,178円(税込) |
20BG以上 | 3,828円(税込) 割引適用:2,970円(税込) +使用量に対する料金 | 3,278円(税込) |
上記の通り、データ使用量によって楽天モバイルのほうが月額基本料金を抑えられる可能性があります。また、楽天回線は通信データ量が使い放題になるため、「たくさん使いたい!」といった方には非常にメリットが大きいでしょう。
メリット3:プランがシンプルでわかりやすい
楽天モバイルの基本プランは「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ(ラクテンアンリミットシックス)」の1種類しかありません。
月額基本料金は以下の通り、使用したデータ量に応じて変化します。

出典:プラン – 楽天モバイル
そのため、「毎月利用するデータ量にムラがあるから、どのプランにしようか悩むな…」といったことが発生しません。
「毎月相当なデータ量を使うから20GBにしよう」と考えていたけど実際は、「Wi-Fi設備によって5GBしか使わなかった」ということがあっても無駄になりません。
プランが1種類であるためとてもシンプルであり、悩んだり無駄な思いをしたりしなくて済むのは楽天モバイルの魅力のひとつと言えるでしょう。
また、上記画像の通り楽天モバイルの基本料金は、どれだけ使っても3,278円(税込)を超えることはありません。お得に利用したい方こそ楽天モバイルに乗り換えを検討するべきでしょう。
メリット4:楽天ポイントが貯まる・使える
楽天モバイルは毎月の携帯電話料金で「楽天ポイント」が貯まります。
楽天ポイントは楽天カードや楽天市場など、「楽天グループ」で貯められるポイントと同じです。そのため、貯まったポイントは楽天ポイントが使える店舗での買い物に使えたり、楽天モバイルの基本料金支払いに充てたりもできます。
ポイントをお得に貯められるのも楽天モバイルのメリット、魅力のひとつと言えるでしょう。
デメリット1:通信品質が劣る
楽天モバイルはUQモバイルと比較して「通信品質が劣る」と言われています。その理由として、楽天モバイルは独自の回線である「楽天回線」をメイン回線として利用しているためです。
楽天回線のエリアカバー率は96%と、大手通信会社(au・docomo・SoftBank)と比較するととても劣ります。一方でUQモバイルは、auの回線を利用しているためエリアカバー率は99.9パーセントという大きな差があります。
楽天モバイルは、パートナー回線としてauの回線も利用できるようになっています。しかし、1ヶ月で利用できるデータ量は5GBまでととても少ないのがデメリットです。
楽天モバイルでは「データ量使い放題」といっていますが、無制限で利用できるのは「楽天回線のみ」であることに注意しておかなければいけません。楽天回線のエリアから外れる地域にお住まいの方や、頻繁に出張やお出かけでエリアから外れる恐れがある方は、相当ストレスを感じることでしょう。
今後、楽天モバイルのエリアは拡大していくと言われていますが、大手通信キャリアと同等になるまでには今後数年はかかるでしょう。そのため、楽天モバイルへの乗り換えを検討されている方は「通信品質が劣るかもしれない」ということを覚えておいてください。
デメリット2:データ繰越ができない
楽天モバイルはUQモバイルと異なり、データの繰越ができません。そのため、データ利用量によっては損をしてしまうことがあるかもしれません。

出典:プラン – 楽天モバイル
楽天モバイルの基本プランである「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ(ラクテンアンリミットセブン)」で月額基本料金が上がるタイミングは、以下の2つです。
- 3GBを超えた時点
- 20GBを超えた時点
金額が変わる間のデータ通信量であれば、どれだけ使っても基本料金は変わりません。
たとえば、4GB使っても20GB使っても月額基本料金は2,178円(税込)です。しかし、あなたが仮に4GBしか使わなかった場合、当月はあと「16GB」使っても利用料金は変わりませんでした。
そのため「使わなかった16GBを翌月以降に繰り越したい」と考える方がいるかもしれませんが、それはできません。
とくに3GB以上20GB未満で利用できるとなると、非常に幅が広くなります。どうしても「もったいない…」という思いが生まれてしまうかもしれません。それでも楽天モバイルは繰り越しができないので注意してください。
デメリット3:契約プランによっては違約金が発生
UQモバイルの旧プランであるおしゃべりプラン」と「ゆったりプラン」は、10,540円という高額な解約違約金が発生する恐れがあります。
現在のプランに変更後は、一切解約違約金手数料は発生しないため、楽天モバイルへの乗り換え前にプランの変更手続きを行なっておくことをおすすめします。
プランの変更手続きや現在加入しているプランの確認は、my UQ mobileから可能です。プランの変更自体にお金はかからないため、かならず確認とプラン変更をされておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、UQモバイルから楽天モバイルへの乗り換え手順や、乗り換え後のメリットデメリットについてお伝えしました。
UQモバイルから楽天モバイルへの乗り換え手順は、「電話番号」「端末」をどうするのか?によって大きく異なります。SIMカードモバイルでしようしていた電話番号をそのまま乗り換えるならば、「MNP予約番号の取得」を行ってから楽天モバイルで手続きを行わなければいけません。
また、楽天モバイルを利用する際の注意点として、かならず楽天会員登録をしなければいけません。
楽天グループの100%子会社である楽天モバイルであるため、仕方のないことです。現時点で会員IDを持たれていない方は、早い段階から手続きを済ませておくことをおすすめします。
また、楽天モバイルはUQモバイルと比較して通信品質で劣る部分もあります。一方で、料金面や通信データ量でメリットが多いのも事実です。
今回お伝えしたことを参考にしていただきながら、UQモバイルから楽天モバイルへの乗り換えを検討されてみてはどうでしょうか。