格安SIMは安さこそが最大の魅力ですが、「電話をたくさん使う」という方は通話し放題、かけ放題のプランやオプションがあるのか疑問に感じてしまうものです。
結論から言えば、格安SIMでも通話し放題にすることは可能。一方で、大手キャリアと比べて劣る部分や制限が設けられていることもあるため、事前に調べておくことが大切です。
この記事では、「格安SIMの通話し放題」について徹底的に解説していきます。失敗しない選び方や注意点、さらには通話し放題で使えるおすすめの格安SIMも紹介していきます。
目次
通話し放題の格安SIMの失敗しない選び方
まずは、通話し放題の格安SIMの失敗しない選び方について知っていきましょう。大切なポイントは以下の3つです。
- オプションかどうか確認する
- 通話し放題には3つのタイプがある
- 通話品質のチェックも忘れずに
それぞれについて、順番に解説していきます。
オプションかどうかを確認する
通話し放題の格安SIMを選ぶ上で大切なポイントに「オプションかどうかを確認する」点があります。
例えば、通話し放題の格安SIMとして多くの方に選ばれている「LINEMO」は、以下の2つのオプションを用意しています。
かけ放題オプション | 詳細 |
---|---|
通話準定額 | ・1回5分以内の国内通話無料 ・550円/月 |
通話定額 | ・無制限で国内通話無料 ・1,650円/月 |
ご覧のように、いずれも通常プランに料金を上乗せして支払う「オプション」となっており、1回5分以内なら550円、無制限なら1,650円を追加で支払うことで、通話し放題として利用できます。
この場合、通常プランが安かったとしても、オプション分の支払いが加算されるため、「オプション込みの料金で比較する」ようにしてください。
プラン組み込み型のかけ放題も
一方で、オプションとして用意されておらず、「プラン組み込み型」の格安SIMも一部ですが存在します。
例えば、人気の格安SIM「日本通信SIM」では、「かけほプラン」と呼ばれる無制限かけ放題がセットになっているプランが用意されています。プラン詳細は以下の通りです。
月額料金 | 2,728円 |
---|---|
データ量 | 3GB |
かけ放題 | 無制限かけ放題 |
ご覧のように、無制限のかけ放題がついた状態で、データ量3GBで月額料金が2,728円です。プランそのものに元々入っているため、分かりやすいのがメリットとしてあげられます。
オプションか、プラン組み込み型か、どちらが良いのかは人それぞれですが、事前にプランやオプションの下調べを行うことは忘れないようにしてください。
通話し放題には3つのタイプがある
格安SIMだけに限った話ではありませんが、携帯電話業界の通話し放題には、以下の3つのタイプが存在します。
無制限タイプ | ・通話時間無制限で通話し放題 ・料金相場は1,500円程度 |
---|---|
制限ありタイプ | ・5分〜15分の間のみ通話し放題 ・料金相場は500円〜1,000円程度 |
アプリタイプ | ・自社アプリを使えば通話し放題 ・無料で使えることが多い |
ご覧のように、通話し放題といっても、さまざまなものがあることがわかります。
最もわかりやすいのが「無制限タイプ」で、どれだけ話しても追加料金がかかりません。その分、料金は追加で1,500円〜2,000円程度とお高めで、格安SIMの安さというメリットが失われてしまうほどの料金です。
一方で、「制限ありタイプ」は5分〜15分程度の間だけ通話し放題になるタイプ。それ以降の通話には料金がかかるため、「1回の電話はすぐ終わるが、電話をする機会は多い」という方におすすめです。
アプリタイプは「次世代型通話し放題」
そして、無制限タイプ、制限ありタイプに加えて、新たに加わったのが「アプリタイプ」の通話し放題です。
代表的な格安SIMは楽天モバイルで、「楽天LINK」と呼ばれるアプリを使って電話をすることで、無料で国内通話がかけられるようになります。
アプリを使ってかけることで、「難しそう」と考える方もいるかもしれません。しかし、スマートフォン初心者でも簡単に使えるような設計となっているため、安心してください。
こちらの画像は、実際に楽天LINKアプリの使用画面を示しています。左側の画像では「電話帳」「連絡先」を表示しており、あいうえお順で連絡先が並んでいます。
アプリとは別に、本体に入っている連絡先が自動でアプリ側に共有されるので、手動で追加する必要はありません。
そして、右側の画像では「ダイヤル画面」を表示しています。こちらは説明不要ですね。普通の電話と同じようにダイヤルからかけることも可能で、電話番号に特殊な番号を通過する必要もありません。
つまり、「普通の電話を使う感覚」でアプリから通話をすることで、実質的に無料で通話し放題になるということ。これがアプリタイプが「次世代型通話し放題」と呼べる理由であり、最大の魅力でもあります。
アプリタイプにはデメリットも
魅力たっぷりのアプリタイプの通話し放題には、もちろんデメリットもあります。以下にまとめてみました。
通話品質が低い | ・通常の電話に比べて品質が低い ・ビジネス用途には向かない |
---|---|
対象外電話番号がある | ・無料対象外の電話番号がある ・事前に確認すれば問題ない |
使い忘れるリスク | ・アプリを使い忘れると高額に ・慣れるまでは要注意 |
この中でも、「通話品質が低い」点には要注意です。
実際に使ってみるとわかりますが、電波状況が良くても、一般の電話よりはザラザラとした感覚が耳に触ります。ほとんどの人は気にならないと思いますが、神経質な方にとっては少し懸念すべき点かもしれません。
また、電波状況が悪いと、「遅延」「途切れ」といったトラブルが起こることも。もしこうなったとしても、普通の電話からかけ直すことで事なきを得るものの、当然、通話料金がかかります。
したがって、アプリタイプは便利ではあるものの、万能ではありません。「電話を頻繁にする」「仕事で電話を使う」ような場合は、メリットよりもデメリットの方が気になる可能性が高いので、従来型の通話し放題の利用がおすすめですよ。
「通話し放題以外」にも注目する
通話し放題にこだわって格安SIMを選ぶあまり、他の部分が疎かになってしまっては思わぬ失敗につながる可能性があります。
最低限、以下の点に注目しておきましょう。
データ量 | ・通話だけなら1GB〜3GBで十分 ・通話にお金を使う分、節約したい |
---|---|
回線品質 | ・ネット回線の品質も大切 ・大手系列の格安SIMなら安心 |
端末 | ・端末代も確認必須 ・持ち込みなら動作確認を |
この中でも最も大切なのが「データ量」です。データ量はスマートフォンの料金プランの中で最もお金がかかる部分なので、ここをどう選ぶかで料金が大きく変わってきます。
柔軟に対応できるプランも視野に

出典:プラン – 楽天モバイル
先ほどの表中にもある通り、通話をメインに使い、インターネット通信をほとんど使わない予定なら「1GB〜3GB」で十分です。
しかし、スマートフォンを使っていると、どうしても「使いすぎてしまう月」が出てくるのもまた事実。
- 外出先でSNSを使いすぎた
- 電車の中での空き時間にYouTubeを使った
- 学校や会社でスマホゲームのやりすぎた
具体的には、このようなものですね。こういったものは防ぐことが難しいので、使わない月にも、たくさん使う月にも柔軟に対応できるプランがおすすめです。
ここでは例として、楽天モバイルのプランについて見ていきましょう。

出典:プラン – 楽天モバイル
こちらが楽天モバイルのプラン詳細ですが、データ量に応じて料金が変動していくプランを採用しています。3GBまでは1,078円、3GBから20GBまでは2,178円、そして20GB以上は3,278円で無制限に使い放題と、「たった1つのプラン」しか用意していないのが最大の特徴です。
これを「ワンプラン」と呼びますが、非常にわかりやすく、使い勝手が良いのが最大の魅力。自分でプランを選ぶのももちろん良いですが、このようなプランを使って賢くスマートフォンで通話を楽しむことも大切ですよ。
通話し放題のおすすめ格安SIM16選
ここからは、通話し放題のおすすめ格安SIMを紹介していきます。
それぞれのサービスの通話し放題の詳細や、その他の魅力について取り上げているので、自分に合ったものを選んでみてください。
楽天モバイル

出典:プラン – 楽天モバイル
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
15分通話かけ放題 | ・1,100円/月(3カ月無料) ・1回15分以内の国内通話無料 |
楽天LINK | ・無制限で国内通話無料 ・アプリタイプの通話し放題 |
楽天モバイルは通話し放題の格安SIMの中でも、多くの方に選ばれている大人気の格安SIMです。
通話し放題はオプションとアプリタイプの2つが存在し、オプションの方は月額1,100円で1回15分以内の国内通話が無料になります。
一方、楽天LINKアプリを使った通話し放題は、「完全無料で無制限に通話し放題」という大盤振る舞い!通話品質は若干劣化しますが、普通に使う分には気にならない程度です。
こちらは実際の楽天LINKのアプリ画面ですが、普通の電話と同じように、「連絡先」「ダイヤル」画面が用意されています。連絡先も本体に入っている情報が自動的に同期されるので、使い勝手は抜群です!
このように、楽天モバイルはオプションとアプリという「二刀流の通話し放題」を用意する格安SIM。ほとんどの方は、楽天LINKを使ったアプリによる通話し放題で、十分満足できるはずです!
楽天モバイルのプラン詳細

出典:プラン – 楽天モバイル
楽天モバイルのその他の魅力として、「わかりやすいワンプラン」があげられます。
格安SIMに限らず、スマートフォンの料金プランの多くは「わかりにくい」ですよね。しかし、楽天モバイルには「たった1つのプラン」しかなく、この1つのプランだけで全ての人に対応できる柔軟性があります。
詳細は、以下の表をご覧ください。
データ量 | 料金 |
---|---|
〜3GB | 1,078円/月 |
3GB〜20GB | 2,178円 |
20GB〜無制限 | 3,278円 |
このように、楽天モバイルのワンプランは「3段階」に分かれていて、使ったデータ量に応じて料金が自動的に変動していきます。
「通話以外に使わない」という方には、3GBまでの1,078円で利用できますが、「ちょっと使いすぎてしまった」ということもあるでしょう。そんな場合でも、20GBまでは2,178円で利用可能。
そして、極め付けは「今月はたっぷり使うぞ!」という月でも、3,278円で無制限に使えてしまうところ!従来の大手キャリアのプランでは、無制限の使い放題は10,000円近いプランも珍しくなかったので、どれだけお得かがわかりますよね。
このように、楽天モバイルは「通話以外にも魅力たっぷりの格安SIM」です!万人におすすめできるので、通話し放題の格安SIMを探している方は検討してみてください!
LINEMO

出典:LINEMO
かけ放題オプション | 詳細 |
---|---|
通話準定額 | ・1回5分以内の国内通話無料 ・550円/月 |
通話定額 | ・無制限で国内通話無料 ・1,650円/月 |
LINEMOはソフトバンク系列の格安SIMです。大手が後ろについている安心感から、特にSoftBankユーザーからの乗り換え先として選ばれています。
かけ放題はオプションタイプで、用意されているオプションは2つ。「通話準定額」は1回5分制限の通話し放題と少し物足りないかもしれませんが、その分550円とお値段は控えめ。
「通話定額」は無制限の通話し放題なので、電話を縛りなしでとことん楽しみたい方はこちらを選びましょう。
LINEMOのプラン詳細

出典:料金 – LINEMO
プラン名 | データ量 | 料金 |
---|---|---|
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
LINEMOのプランは2つ用意されています。ミニプランが3GB、スマホプランが20GB、どちらも追加の説明は不要の非常にシンプルなプランです。わかりやすくて好感が持てますね!
料金的には、ミニプランは標準的ですが、スマホプランは少し割高。それでも、SoftBank品質のインターネット回線を使えることを考えると、コスパはそこまで悪くないはずです。
全体を見ると、まずはデータ量で2つのプランから選んで、その後に通話し放題のオプションを選べばそれで完結します。この「わかりやすさ」「決めやすさ」こそが最大の魅力だと言えます。
IIJ mio

出典:IIJmio公式サイト
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
通話定額5分+ | ・500円/月 ・1回5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | ・700円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | ・1,400円 ・無制限で国内通話無料 |
IIJ mioは「安さ」で話題の格安SIMです。インターネット広告に力を入れており、YouTubeなどで見たことがある方もいるかもしれません。
通話し放題はオプションタイプで、5分制限、10分制限、無制限の3種を用意。通常は2種しか用意していないので、より細かく選べるのは嬉しいポイントです。
そして、通話し放題のオプション料金は「10分」のコスパが非常に良いですね。5分に200円を追加するだけで2倍の10分まで伸びるため、10分以内の電話を頻繁にする方は、IIJ mioがおすすめです。
IIJ mioのプラン詳細

出典:料金 – IIJ mio
データ容量 | 料金 |
---|---|
2GB/月 | 850円 |
4GB/月 | 990円 |
8GB/月 | 1,500円 |
15GB/月 | 1,800円 |
20GB/月 | 2,000円 |
IIJ mioはデータ量に応じて5つのプランを用意しています。最小は2GBで850円で、こちらのコスパはそこまで良いとは言えません。
しかし、2倍の4GBまで増えると料金は990円。たった140円で2GB分を追加できるため、最小の2GBよりもこちらを選ぶべきです。
そして、8GB以上のデータ量が大きいプランでは、8GBと20GBの差が500円しかないため、20GBを契約するのが最もコスパが良いです。つまり、少なめのデータ量なら4GB、大容量なら20GBがおすすめ!
また、これ以外にも「端末セット」を用意しており、未使用品のiPhoneなどがお値打ち価格でセット販売されています。今回の格安SIMへの乗り換えで、機種も変更したい場合には、IIJ mioがおすすめですよ。
y.u mobile

出典:y.u mobile
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
10分通話かけ放題 | ・550円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
無制限かけ放題 | ・1,400円/月 ・無制限で国内通話無料 |
y.y mobileは比較的新しい格安SIMで、着実にユーザーを増やしてきています。
通話し放題はオプションタイプ。料金が非常に魅力的で、10分かけ放題が550円で追加できます。通常は、5分が500円台、10分が1,000円未満が相場なので、他社よりコスパは圧倒的に良いです。
そして、無制限かけ放題は1,400円。こちらは標準的な料金設定となっているため、10分程度の通話し放題を探しているならy.u mobileがおすすめです。
y.u mobileのプラン詳細
プラン名 | データ容量 | 料金 |
---|---|---|
シングル | 5GB/月 | 1,070円 |
シングル U-NEXT | 10GB/月 | 2,970円 |
シェア U-NEXT | 20GB/月 | 4,170円 |
y.u mobileのプランは非常にユニークです。最小は5GBのシングルプランで料金は1,070円。1,000円程度の相場は3GBなので、コスパはかなりお高め。
そして、残り2つのプランは10GB、20GBと大容量で、料金は2,970円、4,170円と格安SIMの相場から考えると非常に高いです。
しかし、これには背景があり、いずれもプラン名にある通り動画のサブスクリプションサービス「U-NEXT」の月額会員(2,189円)が無料でついてきます。U-NEXTは動画配信本数が22万本を超える非常に大規模なサブスクで、動画以外にもマンガや雑誌などのコンテンツが楽しみます。
したがって、U-NEXTの月額会員料を引くと実質的な料金は、10GBは781円、20GBは1,981円まで下がります。10GBで1,000円を切るのは非常にお得なので、「シングル U-NEXT」がおすすめプランです。
通話し放題と動画などのコンテンツをたっぷり楽しみたい方には、y.u mobileを選んでみましょう。
イオンモバイル

出典:イオンモバイル
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
5分かけ放題 | ・550円/月 ・1回5分以内の国内通話無料 |
10分かけ放題 | ・935円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
フルかけ放題 | ・1,650円/月 ・無制限で国内通話無料 |
イオンモバイルはおなじみのイオングループが提供する格安SIMです。
通話し放題はオプションタイプで、5分、10分、無制限の3つ。料金設定はいずれも相場水準で、安くもなく高くもなく、といった無難な料金です。
一方で、「60歳以上向けの割引」が用意されています。いずれの通話し放題オプションでも、440円引きになる割引内容で、これを利用すれば5分は110円、10分は495円と500円を下回り、1,650円は1,210円と業界最安水準に早変わり!
したがって、「電話好きのシニアユーザー」にはもってこいの格安SIMです。
イオンモバイルのプラン詳細
プラン名 | データ容量 |
---|---|
0.5GB/月 | 803円 |
1GB/月 | 858円 |
3GB/月 | 1,078円 |
5GB/月 | 1,298円 |
10GB/月 | 1,848円 |
20GB/月 | 1,958円 |
50GB/月 | 5,258円 |
イオンモバイルのプランは非常にユニークで、最小データ量が0.5GB、最大が50GBと業界内でもなかなかない大胆なプラン設計です。
それもそのはず。イオンモバイルは「家族でシェアすること」を前提としているため、複数人で利用することを前提としています。
月額220円で1回線ごとに追加できるため、シェアすればするほどコスパは高まっていきます。
親、子、孫の3世帯で利用し、シルバー世代は通話し放題オプションを追加する、といった使い方をすれば、業界内でも圧倒的な安さで利用できるはずです。
HISモバイル

出典:HISモバイル
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
5分通話かけ放題 | ・500円/月 ・1回5分以内の国内通話無料 |
完全かけ放題 | ・1,480円/月 ・無制限で国内通話無料 |
HISモバイルは、旅行大手のHISが提供する格安SIMです。柔軟性の高いプランで人気ですが、通話し放題はオプションタイプで5分と通話し放題を用意。
料金は5分が500円、通話し放題が1,480円と、業界内でも割安な料金設定です。
HISモバイルのプラン詳細

出典:料金 – HISモバイル
データ容量 | 料金 |
---|---|
0.1GB/月 | 290円 |
1GB/月 | 550円 |
3GB/月 | 770円 |
7GB/月 | 990円 |
20GB/月 | 2,178円 |
HISモバイルの一番人気プラン「自由自在290円プラン」は、文字通り自由自在にスマートフォンを使える魅力的なプランです。
最小データ量はなんと0.1GBで、月額料金は290円!これはとてつもなく安いため、「通話以外に使う予定がない」という方には非常におすすめできます。
一方で、1GB以上のデータ量も魅力的です。特に「7GBで990円」が業界内でも最安水準の料金設定となっているため、使わない人にとっても、使う人にとってもお得に利用できます。
そして、旅行会社らしく、プラン以外にも以下のような特典を用意しています。
- レンタルWi-Fi20%OFF
- 旅行料金が一人当たり最大3,000円引き
- iPhone修理代金10%OFF
この中でもレンタルWi-Fiが20%オフで使えるのは嬉しいポイント。電話が好きで、旅行も好きな方におすすめできる格安SIMですよ!
BIC SIM

出典:BICSIM
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
通話定額5分+ | ・500円/月 ・1回5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | ・700円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | ・1,400円 ・無制限で国内通話無料 |
BIC SIMは家電大手のBICカメラが提供する格安SIMです。
通話し放題はオプションタイプで、5分、10分、通話し放題の3つを用意。料金設定はいずれも標準的です。
BIC SIMのプラン詳細

出典:BICSIM
データ容量 | 料金 |
---|---|
2GB/月 | 850円 |
4GB/月 | 990円 |
8GB/月 | 1,500円 |
15GB/月 | 1,800円 |
20GB/月 | 2,000円 |
BIC SIMの料金プランはかなり大胆です。2GBが850円とやや割高ですが、4GBが2GBにわずか140円追加の990円で利用できます。
また、8GBで1,500円とこれまた割高な一方で、およそ2倍の15GBが1,800円、そして20GBが2,000円と、コスパが両極端です。したがって、狙い目の「4GB/15GB/20GB」を契約すれば、業界内でも良好なコスパで利用できるでしょう。
そして、料金的な魅力以外にも、「BICカメラの店舗で契約を検討できる」点があげられます。格安SIMはインターネット契約が基本ですが、店舗でじっくり契約を検討できるのは嬉しいですよね!
mineo
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
10分かけ放題 | ・550円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
時間無制限かけ放題 | ・1,210円/月 ・無制限で国内通話無料 |
mineoでんわ | ・無制限で22円/30秒が10円/30秒に ・アプリタイプの通話し放題 |
mineoはスマートフォンが普及し始めた時から存在する、格安SIMの老舗的な存在です。
通話し放題はオプションタイプとアプリタイプの両方を用意。オプションは10分と無制限の2種類が存在し、いずれも相場より安くおすすめです。
また、「mineoでんわ」というアプリを経由して電話をすると、通常は30秒で22円のところ10円まで通話料金を下げることが可能に。
いずれも非常にお得なので、通話を楽しみたいなら候補に入れたい魅力的な格安SIMです。
mineoのプラン詳細

出典:料金 – mineo
【マイピタ】
データ容量 | 料金 |
---|---|
1GB/月 | 1,298円 |
5GB/月 | 1,518円 |
10GB/月 | 1,958円 |
20GB/月 | 2,178円 |
こちらはmineoの「マイピタ」と呼ばれる料金プランですが、ご覧の通り、データ量に応じて4段階に分かれています。1GB、5GB、10GBはいずれも相場よりかなり高めなので、契約するなら20GBが有力候補。
一方、これとは別に「マイそく」というプランも存在します。
このプランの最大の特徴は、「使い放題」である点です。ただし、プランによって最大通信速度が変わっているので、以下にまとめてみました。
【マイそく】
プラン名 | 通信速度 | 料金 |
---|---|---|
スタンダード | 1.5Mbps | 990円 |
プレミアム | 3Mbps | 2,200円 |
スタンダードプランでは、1.5Mbpsという通信速度で使い放題で、月額料金が990円です。プレミアムプランでは、3Mbpsの通信速度で使い放題となり、月額2,200円で利用できます。
使い放題プランでこれほど料金が安い業者は他にないため、mineoだけの強みだと言えます。
一方で、注意点として以下の3点があげられます。
- 月〜金の12時台以外は一定速度で使い放題
- 月〜金の12時台は最大32Kbpsの速度制限がかかる
- 「3日で10GBを超える」と速度制限がかかる
平日の12時台は使い放題ではなくなり、32Kbpsという大幅な速度制限がかかります。事実上、ほとんど使えないと思っておくべきです。
したがって、このデメリットが気にならず、できるだけ安く使い放題にしたいという方には、「マイそく」プランがおすすめですよ。mineoで、通話もネットも使い放題で楽しんじゃいましょう!
日本通信SIM

出典:日本通信SIM
通話し放題 | 詳細 |
---|---|
合理的かけほプラン | ・2,728円/月 ・無制限で国内通話無料 ・プラン組み込みタイプ |
70分無料通話 | ・700円/月 ・1回15分以内の国内通話無料 ・オプションタイプ |
かけ放題 | ・1,600円/月 ・無制限で国内通話無料 ・オプションタイプ |
日本通信SIMは「合理的」というコンセプトを大切にしている格安SIMです。
通話し放題については、格安SIMでは非常に珍しく、プラン組み込み型とオプションタイプの2つを用意しています。
プラン組み込み型の場合、月額2,728円でデータ量は3GB。オプションでつけるのが面倒な方におすすめです。
一方で、オプションタイプは「70分無制限」「かけ放題」の2種を用意。70分というまとまった時間で制限を加えるタイプは珍しく、合理的だと言えるでしょう。5分の通話を14回以内、10分の通話を7回以内など、月当たりの通話時間をある程度把握している方はこちらでも良いかもしれません。
日本通信SIMのプラン詳細
プラン名 | データ容量 | 料金 |
---|---|---|
シンプル290プラン | 1GB/月 | 290円 |
みんなのプラン | 6GB/月 | 1,390円 |
20GBプラン | 20GB/月 | 2,178円 |
かけほプラン | 3GB/月 | 2,728円 |
日本通信SIMのプランは上記の通り4種類。先述の「かけほプラン」を除くと3種類が存在します。
いずれも業界水準より割安で、特に1GBで290円は魅力的!ここに「かけ放題オプション(1,600円)」を追加しても、月額1,890円と2,000円を切るのは業界内でも最安水準です。
「通話しかしない」という方にはこれ以上ないくらいにおすすめできるプラン、格安SIMだと言えるでしょう。
povo

出典:povo
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
5分以内通話かけ放題 | ・550円/月 ・1回5分以内の国内通話無料 |
通話かけ放題 | ・1,650円/月 ・無制限で国内通話無料 |
auの格安大容量プランの「povo」も通話し放題で利用できます。格安SIMではなく、あくまでauのプランの1つに過ぎないため、回線品質などは大手キャリアと全く同じ品質で利用できる点が最大の魅力。
そして、通話し放題は2つのオプションが用意されています。5分以内が550円、通話し放題が1,650円と料金は標準的です。
povoのプラン詳細

出典:料金プラン – povo
トッピング名 | 料金 |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円 |
データ追加1GB(7日間) | 390円 |
データ追加3GB(30日間) | 990円 |
データ追加20GB(30日間) | 2,700円 |
データ追加60GB(90日間) | 6,490円 |
データ追加150GB(180日間) | 12,980円 |
5分以内通話かけ放題(月額) | 550円 |
通話かけ放題(月額) | 1,650円 |
povoは決められたプランを選ぶのではなく、好きなものを「トッピング」して自分でプランを作っていく次世代型の料金設定をしています。
詳細は上記表の通りですが、非常に柔軟性が高いことが分かりますよね。7日間限定で使える1GBや30日限定の20GB、さらには90日、180日など非常に多岐に渡るので、制限なく、自由にスマートフォンを使っていきたい方におすすめ。
一方で、それほど使わない方にとっては複雑で使いにくい部分が目立つので、おすすめできる人とそうでない人がはっきりしているタイプの格安SIMだと言えるでしょう。
OCNモバイルONE

出典:OCNモバイルONE
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
10分かけ放題 | ・850円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
トップ3かけ放題 | ・850円/月 ・通話料上位3番号が通話料無料に |
完全かけ放題 | ・1,300円/月 ・無制限で国内通話無料 |
OCNモバイルONEは「通話をメインにスマートフォンを使いたい」方におすすめの格安SIMです。
オプションタイプとして一般的な10分かけ放題と通話し放題に加え、「トップ3かけ放題」という非常にユニークなものを用意しています。
このオプションは、1カ月の通話料が高い上位3つの番号にかかった通話料金が無料になるというもの。したがって、「特定の人だけと頻繁に、長時間電話をする」ような使い方をしている場合は、非常に重宝するオプションだと言えます。
OCNモバイルONEのプラン詳細

出典:OCNモバイルONE
データ容量 | 料金 |
---|---|
500MB/月 | 550円 |
1GB/月 | 770円 |
3GB/月 | 900円 |
6GB/月 | 1,320円 |
10GB/月 | 1,760円 |
OCNモバイルONEのプランは最小が500MB、最大が10GBまで用意されています。料金を見てみると、500MBと1GBを下回るプランを用意しているのはありがたいですが、料金は少し高め。
全体的にデータ量は割高ですが通話し放題オプションは割安なので、「通話しかしない」ような方にピッタリな格安SIMですよ。
UQ mobile

出典:UQ mobile
通話し放題オプション | 詳細 |
---|---|
10分通話かけ放題 | ・700円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
通話パック | ・500円/月 ・60分の国内通話無料 |
かけ放題 | ・1,700円/月 ・無制限で国内通話無料 |
UQ mobileはauのサブブランドの格安SIMです。auからの乗り換えには手数料がかからず、auショップでの乗り換えにも対応しているため、auユーザーに特におすすめ。
通話し放題はオプションタイプで3種類を用意。10分通話し放題は700円と相場よりも割安なので狙い目で、これとは別に合計で60分の通話料が無料になるオプションも用意しています。
そして、無制限通話し放題は1,700円と、こちらはやや割高。したがって、1回10分か合計で60分か、どちらかを選ぶのがUQ mobileの賢い利用方法です。
UQ mobileのプラン詳細

出典:料金プラン・サービス
プラン名 | データ容量 | 料金 |
---|---|---|
くりこしプランS+5G | 3GB/月 | 1,628円 |
くりこしプランM+5G | 15GB/月 | 2,728円 |
くりこしプランL+5G | 25GB/月 | 3,828円 |
UQ mobileのプランはデータ量に応じて3つを用意しています。それぞれ格安SIMの相場より大きく割高となっているため、「可能な限り安く利用したい」という方にはおすすめできません。
しかし、UQ mobileはauのサブブランドということもあり、回線品質は一般の格安SIMより高く、またサポートもauショップで受けられるなど、サービス品質は非常に高いです。
したがって、「安さと安心感を両立したい」という方にUQ mobileがおすすめですよ。
ahamo

出典:ahamo
通話し放題オプション | 詳細 |
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5分通話かけ放題 | ・無料/月 ・1回5分以内の国内通話無料 ・プラン組み込みタイプ |
かけ放題 | ・1,100円/月 ・無制限で国内通話無料 |
ahamoはdocomoの格安大容量プランです。回線品質はdocomoの正規プランと全く同じなので、格安SIMよりも快適にインターネットが利用できます。
通話し放題については、「5分通話し放題」がプランに組み込まれています。そして、かけ放題は1,100円で追加オプションで利用でき、これは相場よりもかなり割安です。
したがって、「1回5分以内の通話がほとんど」「無制限通話し放題を安く利用したい」という場合におすすめの格安SIMだと言えます。
ahamoのプラン詳細

出典:料金 – ahamo
ahamoは非常にシンプルなのがウリで、「20GBで2,970円」のたった1つのプランしか用意していません。
このプランに先述の「5分通話し放題」が組み込まれていて、データ量をさらに追加したい場合には、データ量を100GBまで増やした「ahamo大盛り」を1,980円の追加オプションとして利用できます。
コスパはどこの部分を評価するのかで大きく異なります。20GBで2,970円は業界内では割高ですが、「5分通話し放題」が組み込まれていると考えると悪くありません。
また、100GBの追加オプション「ahamo大盛り」は非常に割安なので、「通話もネットもとことん使いたい」という方におすすめですよ。
QT mobile

出典:QT mobile
通話し放題オプション | 詳細 |
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10分通話かけ放題 | ・880円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
無制限かけ放題 | ・1,600円/月 ・無制限で国内通話無料 |
QT mobileは九州電力が提供する格安SIMで、主に九州電力管内の方から選ばれています。
通話し放題はオプションタイプで、10分が880円、無制限が1,600円です。いずれも相場水準の通話し放題オプションを用意してくれています。
QT mobileのプラン詳細
データ容量 | 料金 |
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2GB/月 | 1,100円 |
3GB/月 | 1,540円 |
6GB/月 | 1,760円 |
10GB/月 | 1,980円 |
20GB/月 | 2,200円 |
30GB/月 | 3,300円 |
QT mobileのプランは総じて相場より割高で、2GBで1,000円を超えてしまっているのはマイナスポイントです。
しかし、このプランとは別に「九州電力を契約しているユーザー」向けの割安プランが用意されています。こちらを利用すると、大幅に割引された料金で利用できるので、九州にお住まいの方にとことんおすすめできる格安SIMです。
Y!mobile
通話し放題オプション | 詳細 |
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だれとでも定額 | ・770円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
スーパーだれとでも定額 | ・1,870円/月 ・無制限で国内通話無料 |
Y!mobileはSoftBank系列の格安SIMで、回線品質は他の格安SIMより高め。
通話し放題は「だれとでも定額」「スーパーだれとでも定額」の2つに分けられ、前者は1回10分の国内通話が無料、後者は無制限で無料になります。
料金はいずれも相場水準です。
Y!mobileのプラン詳細
プラン名 | データ容量 | 料金 |
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S | 3GB/月 | 2,178円 |
M | 15GB/月 | 3,278円 |
L | 25GB/月 | 4,158円 |
Y!mobileの料金プランは、3GB、15GB、25GBの3つが用意されていますが、いずれも相場水準より非常に高いです。
それもそのはず、Y!mobileは家族での利用が前提となっており、家族割引を利用すると、2回線目以降は15GBを990円で、25GBを1,870円で、それぞれ利用できます。
いずれも業界内でも最安水準なので、「家族全員で安く利用したい」「家族との通話をたくさん楽しみたい」という方におすすめですよ。
LIBMO

出典:LIBMO
通話し放題オプション | 詳細 |
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5分通話かけ放題 | ・550円/月 ・1回5分以内の国内通話無料 |
10分かけ放題 | ・770円/月 ・1回10分以内の国内通話無料 |
かけ放題マックス | ・1,430円/月 ・・無制限で国内通話無料 |
LIBMOはdocomo回線を使う回線品質に定評のある格安SIMです。
通話し放題は5分、10分、無制限の3つ。5分は相場水準ですが、10分、無制限については相場より少しだけ割安な料金設定となっています。
LIBMOのプラン詳細

出典:料金 – LIBMO
データ容量 | 料金 |
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3GB/月 | 980円 |
8GB/月 | 1,518円 |
20GB/月 | 1,991円 |
30GB/月 | 2,728円 |
LIBMOのプランは、3GB、8GB、20GB、30GBの4段階にわかれています。
30GBの大容量まで用意してくれているのは助かりますし、料金も2,728円と魅力的。たくさんインターネットを使いたい場合に検討したいプランです。
また、光回線とセットで使うと割引になる「LIBMO光セット割」にも注目です。いわゆる光回線とのセットプランで、通常980円の3GBプランが760円で利用できるように!
少しハードルが高いですが、光回線の契約も検討している場合に利用したい割引です。
まとめ
格安SIMは安さこそが最大の魅力ですが、通話料金が気になる方も多いはずです。
通話をしすぎるあまり、通話料金が高くなってしまっては格安SIMに乗り換える意味がなくなってしまうので、契約前に通話し放題についてしっかりと調べておきましょう。
多くの格安SIMがプラン組み込みタイプ、オプションタイプ、アプリタイプの通話し放題を用意しているので、記事で紹介したものの中から気に入ったものを見つけてみてください。