「携帯電話料金を抑えたい」と考えている方の中には「楽天モバイルへの乗り換えはどうなのだろうか?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、楽天モバイルへの乗り換え方法やメリット・デメリットについてお伝えします。「楽天モバイルへ乗り換えを検討している」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
他社から楽天モバイルへの乗り換え3ステップを詳しく解説
他社携帯キャリアから楽天モバイルへ乗り換える手順は、大まかに以下の通りです。
- 「MNP予約番号」を取得
- 楽天モバイルで申し込み手続きを開始
- MNP開通手続きを済ませて完了
まずは、他社キャリアから楽天モバイルへ乗り換える手順について詳しくみていきましょう。
ステップ1:「MNP予約番号」を取得
まずは現在お使いのキャリア側で「MNP予約番号」を取得しなければいけません。
MNP予約番号とは、現在使っている電話番号をそのまま楽天モバイルでも利用するために必要となる、10桁の番号です。あらかじめこの予約番号を取得しておかなければ、楽天モバイル側で新規契約扱いとなり、新しい電話番号が付与されてしまいます。
MNP予約番号は、現在使っている携帯キャリアでの手続きが必要となります。一般的にはカスタマーセンターもしくは、WEB上からの申し込みを行います。
大手キャリアのMNP予約番号取得連絡先は以下の通りです。
docomo | 151(docomo回線) | WEBから申し込み |
---|---|---|
au | 0077-75470 | WEBから申し込み |
SoftBank | *5533(SoftBank回線) | WEBから申し込み |
電話による申し込みの場合は営業時間が設定されている場合があります。また、WEB上から申し込みをされる場合は、各キャリアでログインが必要になります。あらかじめログイン情報を確認しておいてください。
ステップ2:楽天モバイルで申し込み手続きを開始
現在使用しているキャリア側でMNPの予約番号取得が完了したあと、楽天モバイル側で申し込み手続きを開始します。楽天モバイルでの申し込み手続きは以下の通りです。
- 必要書類の準備
- 申し込み手続き
- 本人確認
- 製品・SIMカードを郵送
上記の流れについて詳しく見ていきましょう。
1.必要書類の準備
楽天モバイルに申し込みをする際に必要となる書類は以下の通りです。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード(※)
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 療育手帳
(※)本人確認書類として認められるものは「マイナンバーカード」に限られます。通知カードでは対応できないので注意してください。
以下本人確認書類を提出する場合は補助書類が必要です。
- 身体障害者手帳
- 健康保険証
- 日本国パスポート
- 住民基本台帳カード
補助書類は以下の中から準備をしてください。
- 公共料金の請求書
- 住民票
- 届出避難場所証明書
発行から3ヶ月以内のものを原則とし、住所や氏名が一致していることが条件です。
2.申し込み手続き開始
必要書類の準備が完了次第、楽天モバイル側で申し込み手続きを開始します。申し込み時には楽天会員登録が必要となります。会員登録が済んでいない方は、あらかじめ完了させておくことで、スムーズに手続きが進みます(こちらから申し込み手続きを開始)。
なお、乗り換えの場合はかならず「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」から手続きを進めてください。
次に、プラン選択を行いますが、楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT VI」しかプランがないため、以下の通り進んでください。

出典:プラン – 楽天モバイル
次に、楽天モバイルのオプションサービスを以下から選択します。
- 15分通話かけ放題(1,100円/月)
- ノートン™ モバイル セキュリティ(220円/月)
- 持ち込みスマホあんしん保証(715円~1,309円/月 製品による)
- 楽天モバイルWiFi by エコネクト(398円/月)
- あんしんコントロール by i-フィルター(330円/月)
- スマホ操作遠隔サポート(550円/月)
- 店頭サポート(550円/月)
- 海外通話の充実(980円/月)
オプションの選択を完了すると「製品の選択」もしくは「この内容で申し込む」なります。
出典:楽天モバイル
製品を新たに購入する場合は、製品選択へ進んでください。現在使っている端末をそのまま使用される方は、「この内容で申し込む」に進んで手続きを開始してください。
次に、楽天へログインするように求められますので、楽天会員IDとパスワードを入力しましょう。
出典:楽天モバイル
3.本人確認
【本人確認書類の提出方法について】
本人確認書類は以下のいずれかの方法で提出をしてください。
- 楽天モバイル店舗で確認
- WEB上でアップロード
- 受け取り時に自宅で確認
それぞれ確認方法は以下の通りです。
【楽天モバイル店舗で確認する方法】
楽天モバイル店舗で確認をする場合は、かならず原本をお持ちください(コピーは不可)。補助書類が必要な場合、足りなければ契約手続きを完了できません。あらかじめ確認をしたうえで準備しておいてください。
【WEB上でアップロードする場合】
本人確認書類のアップロードは以下を参考にしてください。
なお、運転免許証(運転経歴証明書は不可)やマイナンバーカードをお持ちの方は、より簡易的に手続きが完了する「AIかんたん本人確認(eKYC)」の利用が可能です。
比較的スムーズに本人確認が終了するので、上記書類をお持ちの方はぜひAIかんたん本人確認(eKYC)を利用してください。
4.製品・SIMカードを郵送
1〜3の手続きがすべて完了すると、購入した端末(スマートフォン)とSIMカードが郵送にて送付されます。また、楽天モバイル店舗で手続きを行った場合はすべてが店舗内で完結するため、原則その場で端末やSIMカードの受け取りが可能です。
ステップ3:MNP開通手続きを済ませて完了
端末とSIMカードが到着次第、以下の手順に従ってMNP開通手続きを完了させてください。
- my 楽天モバイルにログイン
- メニューから「申し込み履歴」を選択
- 該当する申し込み番号を選択
- MNP転入するを選択
以上が完了するとMNP開通手続きが完了します。かならず端末とSIMカードが到着してから行うようにしてください。
また、MNP開通手続きが完了する時間帯は以下の通りです。
受付時間 | 見出し2 |
---|---|
9時〜21時 | 当日中 |
21時01分〜翌日8時59分 | 翌9時以降 |
他社から楽天モバイルに乗り換える場合の注意点
他社から楽天モバイルへ乗り換えを検討されている方は、以下のことに注意してください。
- スマートフォンの利用可否を確認する
- 解約違約金が発生する恐れがある
- 楽天回線のエリアカバー内か要確認
- 月額基本料金の「日割」に要注意
次に、他キャリアから楽天モバイルに乗り換える際の注意点についてお伝えします。
スマートフォンは利用可否の確認が必要
現在使用しているスマートフォンを楽天モバイルでも使用する場合、あらかじめ利用可否の確認を行っておいてください。「スマートフォン」であっても、楽天モバイルに対応していない可能性があります。
「ご利用製品の対応状況確認」から、お持ちのスマートフォンが利用できるかどうかの確認ができます。万が一、対応していない場合は楽天モバイルで端末を購入するか、対応している端末を他で購入するしかありません。
また、現在使用している端末でSIMロックがかかっている場合は、解除手続きが必要になります。SIMロック解除手続きは、現在使用しているキャリア側で行う必要があります。不明な場合は、現在使用しているキャリアにお問合せをして対応してください。
解約違約金が発生する可能性がある
現在使用しているキャリアやプランによっては、解約違約金が発生する恐れがあるので注意してください。
携帯会社 | 解約違約金 | 発生条件 |
---|---|---|
docomo | 0円 | 2021年10月以降廃止 |
au | 0円 | 2022年3月31日以降廃止 |
SoftBank | 0円 法人向けプランの一部のみ発生 | 2021年2月1日以降廃止 |
UQモバイル | 10,450円 | 旧プランのみ(現行プランは解約違約金が発生しない) |
ワイモバイル | 0円 | 2022年2月以降完全廃止 |
現在では多くの携帯会社で解約違約金が発生しません。しかし、旧プランのままで契約をしていると、1万円程度の解約違約金が発生する恐れもあるので注意してください。もしも、旧プランに加入したままの場合は、新プランに変更をしたのちに解約手続きを行いましょう。
なお、MNPの場合は解約手続きが必要ありません。現在使っている携帯会社でMNP予約番号を取得し、そのまま楽天モバイルでMNP移行手続きを行うことで、自動的に解約されます。
楽天のエリアカバー内か要確認
楽天モバイルへの乗り換えを検討されている方は、自分の住む地域や活動範囲が「楽天回線に対応しているか?」についてかならず確認しておきましょう。楽天モバイルは独自の回線を利用しているため、エリア外に出ると通信速度が著しく低下する恐れがあります。
docomoやau、SoftBankなど大手携帯会社と同じ感覚で購入をしてしまうと、「電波が入らない!」といったことも起こり得ます。
楽天回線が入らないエリアでは、パートナー回線としてau回線の利用が可能です。しかし、パートナー回線を利用できるのは毎月5GBまでなので注意しなければいけません。
楽天モバイルへの乗り換えを検討されている方の中には「楽天モバイルの通信データ無制限」に魅力を感じている方も多いでしょう。しかし、使い放題になるのはあくまでも楽天回線のみです。パートナー回線には制限があるので注意しなければいけません。
せっかく月額基本料金を抑えられる楽天モバイルに乗り換えても、満足のできる通信ができなければ意味がありません。
ちなみに、大手携帯会社のエリアカバー率は99.9パーセントであるのに対し、楽天回線は96%です。お住まいの地域によってはエリアから外れてしまう恐れもあるため、乗り換え前にかならず確認をしておきましょう。
お住まいの地域や活動範囲の楽天回線はこちらから確認できます。
月額基本料金の「日割」に要注意
現在使用している携帯料金は、解約日までの日割になるものとならないものがあります。
たとえば、通信データ基本料金やそれに類似したプランは基本的に日割りにはなりません。携帯基本料金の大部分を占める部分であるため、解約のタイミングが悪いと、非常に損をしてしまう恐れがあります。
一方、楽天モバイルの月額基本料金は利用したデータ通信量に応じて以下のように変化します。

出典:プラン – 楽天モバイル
そのため、乗り換えた当月にほとんど利用しなければ、楽天モバイル側の月額基本料金は抑えられます(日割りにはなりません)。
上記のことを考慮すると、楽天モバイルへの乗り換えタイミングとしてもっともベストなのは月末付近になるでしょう。
たとえば、1月1日から1月末ころまで今まで通りの携帯電話を使用し、1ヶ月分の請求が届いたとしましょう。そして、1月末ころ時点で楽天モバイルへ乗り換え、ほとんどデータ通信量を使用しなかったとします。そうすると、実質1ヶ月分の基本料金で乗り換えに成功したことになります。
仮に、月初めに乗り換えてしまうと、現在の携帯会社と乗り換え先である楽天モバイルそれぞれから1ヶ月分の請求が来てしまうでしょう。1ヶ月で2ヶ月分の携帯電話料金を支払わなければいけなくなるため、乗り換えが「損」になってしまう恐れがあります。
楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリット
他社から楽天モバイルへの乗り換えを検討されている方の中には「乗り換えにはどのようなメリット・デメリットがあるのだろう?」と思われている方も多いでしょう。次に、楽天モバイルに乗り換えることによって発生するメリットとデメリットを以下の通り、お伝えします。
【メリット】
- 月額基本料金を抑えられる
- 高速通信が使い放題
- 電話かけ放題サービスが魅力
- キャンペーンが多い
【デメリット】
- 通信品質に問題がある
- かけ放題通話アプリの品質が劣る
メリット1:月額基本料金を抑えられる
楽天モバイル最大の魅力は「月額基本料金を抑えられる」という点です。楽天モバイルの最低料金は「0円」であり、条件を満たした場合は、月額基本料金は一切かかりません。

出典:プラン – 楽天モバイル
楽天モバイルでは、3GB以下の利用なら月額基本料金を1,078円に抑えられます。もちろん、通話やその他オプションをつけた場合は月額基本料金は上がりますが、最低料金だけで見ると非常にお得です。
普段はWi-Fi環境にいる方や、基本的には無料通信アプリのLINEしか利用しないという方は、3GBのみでも十分でしょう。仮に、一般的なデータ通信量を支払うような方であっても、他社と比較すると圧倒的にお得であることは間違いありません。
【使い放題の月額基本料金比較】
携帯会社 | プラン名 | 月額基本料金 |
---|---|---|
docomo | 5G ギガホ プレミア | 7,315円 |
au | 使い放題MAX 5G 使い放題MAX 4G | 7,238円 |
SoftBank | メリハリ無制限 | 7,238円 |
UQモバイル | くりこしプランL(25GBまで) | 3,828円 |
ワイモバイル | シンプルL(25GBまで) | 4,158円 |
上記の通り、使い放題のプランだと7,000円以上の月額基本料金がかかります。UQモバイルやワイモバイルは、毎月利用できるデータ量が25GBまでと制限されていながら、4,000円前後の月額基本料金が発生します。
一方の楽天モバイルは、データ通信をどれだけ使ったとしても、月額基本料金が3,278円を超えることはありません。
仮に、データ通信量を使わなければ月額基本料金を抑えられ、最低0円という金額もあり得ます。その他の携帯会社だと、データ量を使っても使わなくても、基本料金として請求されてしまいます。
データ通信量の基本的な金額部分のみで判断をすると、楽天モバイルが圧倒的にお得であると言えるでしょう。
メリット2:高速通信が使い放題
楽天モバイルは自社回線(楽天回線)はどれだけ使っても、月額基本料金3,278円です。他社の場合は、7,000円を超えるため、半額以下という破格の金額です。楽天回線であるとはいえ、場所によっては何不自由なく高速通信を使えるのはメリットと言えるでしょう。
ただし、楽天回線は1日に10GB以上使ってしまうと、その日は低速になってしまいます(翌日に回復)。10GBの利用量は以下の通りです。
内容 | 時間 |
---|---|
LINE通話 | 約550時間 |
LINEメッセージ | 約500万通 |
YouTube | 約18時間 |
zoom | 約16〜17時間 |
一般的な生活スタイルから考えると、1日で10GBを使い切るのは非常に困難です。よって、「1日10GBしか使えないのは不安…」などと感じる必要はないでしょう。
メリット3:電話かけ放題サービスが魅力
楽天モバイルでは「Rakuten Link」というアプリを使用することによって、国内通話がいつでも電話がかけ放題になります。
通信アプリであるLINEと似ていますが、Rakuten Linkを使えば相手がアプリをインストールしていなくてもかけ放題になります。お互いに電話番号で掛けられるため、電話がかけ放題になると思って良いでしょう。
また、Rakuten Linkの利用にあたって料金を請求されることもなく、データ容量の消費もありません。そのため、Rakuten Linkは本当の「無料通話アプリ」と思って良いでしょう。
他の携帯会社でかけ放題に加入すると、毎月2,000円程度かかります。楽天モバイルは一切費用が発生しないため「お得に電話を利用したい」と考えている方にもとてもおすすめです。
メリット4:キャンペーンが多い
楽天モバイルは独自のキャンペーンを行っていることが多く、魅力的に感じる方も多いのではないでしょうか。たとえば、新規契約時に一定の条件を満たせば楽天ポイントを還元されたり、契約中の方を対象に各種サービスを数ヶ月無料にしたりなど。
他社から楽天モバイルに乗り換える人の中には「楽天ポイントを効率よく貯めたいから…」と考えている方も多いでしょう。楽天モバイルではキャンペーン時に特定の条件を満たすことで、効率よくポイントを貯められるのも魅力のひとつです。
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他社では行っているキャンペーンが少なかったり、あっても自分が対象から外れてしまうことも多かったりするでしょう。一方で楽天モバイルは「新規契約者」や「楽天モバイル契約者」など幅広い人を対象にしてキャンペーンを行っています。そのため、お得に感じられる方も多いのではないでしょうか。
デメリット1:通信品質に問題がある
楽天モバイル1万のデメリットは通信品質が劣る点です。独自回線を利用している楽天モバイルは、他社と比較してしまうと「品質が劣るな…」と感じてしまっている方も少なくはありません。
とくに言われている通信品質の問題は以下の通りです。
- 繋がりにくい場所が多い
- 1日10GB以上の利用は通信制限がかかる
- パートナーエリアは5GBまでしか使えない
- 地下や屋内は繋がりにくいことがある
楽天モバイルの通信品質に関するデメリットについても詳しく見ていきましょう。
繋がりにくい場所が多い
楽天回線のエリアカバー率は96%と、他社の大ってキャリアと比較すると少ないのが現実です。そのため、エリアから外れてしまうと、楽天回線が繋がらず「通信速度が遅い」といったことにもなり得ます。
「エリアカバー率が96%ならそこまで心配する必要はないのではないか?」と考える方がいるかもしれませんが、「繋がりにくい」と感じる方は多いのが現実です。実際、楽天回線がカバーしている範囲は以下の通りです。
都市部は比較的濃い色で染まっていますが、少し外れると薄め〜白になっており、楽天回線エリアから外れてしまうことがわかります。
住まいの地域が都市部、行動範囲も主は都市部であるという方はとくに大きな問題はないでしょう。しかし、都市部から外れた地域に住んでいる方や、噴飯に出かける方はデメリットに感じてしまうことがあるでしょう。
1日10GB以上の利用は通信制限がかかる
楽天モバイルは定額でデータ通信量を「使い放題」ですが、1日10GBまでが限度です。仮に、1日10GB以上使ってしまうと、その日は低速になってしまうのがデメリットです。とはいえ、1日で10GBも使うのは非常に困難であるため、実際に10GBを超えて低速になる可能性は低いでしょう。
パートナーエリアは毎月5GBまでしか利用できない
楽天回線が独自回線を利用できない部分は、パートナー回線としてauの回線を利用しています。しかし、パートナー回線のデータ通信量は使い放題とはならず、1ヶ月あたり5GBまでと決められています。
そのため、楽天回線エリア外に住まわれている方や、よく出かける方は楽天モバイルのメリットを利用できません。
「主に楽天回線のエリア内で活動し、たまにエリア外に出る」という方であればとくに問題はありませんが、そうではない方は楽天モバイルをデメリットに感じてしまうかもしれません。そのような方は、エリアが拡大するまで乗り換えを待った方が良いでしょう。
地下や屋内は繋がりにくいことがある
楽天回線は商業施設内や地下などでは、繋がりにくくなる恐れがあります。また、楽天回線エリア内であっても商業施設内や地下では、パートナー回線の利用になることがあります。
パートナー回線は使い放題の対象ではなく、1ヶ月で5GBしか利用できません。そのため、商業施設内や地下に頻繁に行く方は、楽天モバイルに乗り換えるメリットが少なくなる恐れもあります。
とくに注意しなければいけないのは「楽天回線エリア内であっても商業施設内や地下はパートナー回線になる恐れがある」ということです。「楽天回線だから使い放題」と思っていると、すぐに5GBを消費してしまうでしょう。
データ通信量を使い切ってしまうと、1Mbpsまで速度が落ちてしまいます。一般的な速度でWEBサイトを閲覧するためには、1Mbps〜2Mbps必要と言われています。そのため、通信制限がかかってしまうと、Webサイトの閲覧でもストレスを感じてしまうかもしれません。
デメリット2:かけ放題の通話アプリは品質が劣る
楽天モバイルの魅力でもある通話アプリ「Rakuten Link」は、通常の音声通話と比較すると品質が非常に劣ります。無料であり、通信データ量の対象にもならないことから、仕方のないという意見もありますが「Rakuten Linkがあるから乗り換えを検討している」という方にとっては、デメリットになり得るでしょう。
Rakuten Linkは楽天回線の通信データ量消費に影響はありませんが、実際はネット回線を使用しています。そのため、電波状況が悪いところでの通話の場合は、通話が途切れ途切れになる恐れがあります。
とくに楽天回線は比較的品質が劣るため、通常通話と同等に通話を楽しみたい方にとっては、非常にデメリットに感じてしまうかもしれません。
ただし、楽天モバイルでは国内音声通話を15分まで何度でも無料というオプションがあります。このオプションをつけることによって、Rakuten Linkを介さずにストレスフリーで通話を楽しめるでしょう。ちなみに、15分かけ放題のオプションは月額1,100円です。
楽天モバイルへの乗り換えがおすすめな人の特徴
今回、楽天モバイルに乗り換える手順やメリット・デメリットについてお伝えしました。しかし「結局自分は楽天モバイルに乗り換えるべきなのだろうか?」と悩まれている方も多いでしょう。
最後に、楽天モバイルに乗り換えを検討するべき人の特徴を以下の通りお伝えします。
- 携帯電話料金を抑えたい人
- 楽天ユーザーの人
- 楽天エリア内が主な活動圏内である人
携帯電話の料金を抑えたい人
携帯電話料金を抑えたい人は、楽天モバイルが圧倒的にお得です。
現代では1人一台の携帯電話を所有しているのが当たり前です。そのため、生活を送る上での固定費として考えられている方は多いでしょう。固定費の支出は仕方のないことですが「できるだけ抑えたい」と考えている方は、楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルは最低1,078円〜であるため、使い方次第では固定費を1,000円程度に抑えられる可能性があります。その他携帯会社と比較しても非常に安いため、「少しでも固定費を削減したい」と考えている方は、楽天モバイルへの乗り換えを検討されてみてはどうでしょうか。
楽天ユーザーの人
楽天モバイルは楽天グループの100%小会社です。そのため、普段から楽天グループの商品やサービスを利用されている方は、お得になるキャンペーンがたくさんあります。
とくに、効率よくポイントを貯めたい方や、楽天カードを利用されている方、楽天でんきや楽天市場を利用されている方などは、非常にお得になります。結果的に携帯電話料金が抑えられたり、充実したサービスを受けられたり、効率よくポイントがためられたりなど。
楽天ユーザーは楽天モバイルに乗り換えることで相当なメリットを受けられるでしょう。
楽天エリア内が主な活動圏内である人
楽天回線エリア内が主な活動範囲内のかたは、楽天モバイルがお得です。
楽天モバイルは他社と比較してエリアが狭いのがデメリットです。しかし、主な活動範囲が楽天回線エリア内ならば、楽天モバイルのデメリットをひとつ減らせます。
楽天モバイルは月額基本料金や抑えられたり、比較的安い金額でデータ通信量を使えたりなど、多くのメリットがあります。そのため、楽天エリア内に住まわれている方は、積極的に乗り換えを検討しても良いでしょう。
まとめ
今回は、楽天モバイルへの乗り換え方法やメリット・デメリットについてお伝えしました。
他社から楽天モバイルへの乗り換えを行う手順は、MNP予約番号を取得後に楽天モバイル(WEB)より申し込みができます。申し込みが完了すると、購入した端末とSIMカードが自宅に送付され、MNP開通手続きを完了させると利用を開始できます。
乗り換え手順は非常に簡単であるため、誰でも簡単にできるでしょう。
また、今回は楽天モバイルに乗り換えるメリットとデメリットについてもお伝えしました。楽天モバイルはメリットがたくさんある反面、デメリットとしてネット回線の品質に問題があるとのことでした。
今後、さらに改善されていくことにはなりますが、現状では他社と比較してしまうと「劣る」と感じてしまう方がいるのも事実です。まったくストレスなく利用するためには、まだしばらくの時間が必要になるでしょう。
今回お伝えしたメリットやデメリットを考慮したうえで、楽天モバイルへの乗り換えを検討されてみてはどうでしょうか。