楽天モバイルをホームルーターとして使う方法は?メリットとデメリットも解説します

楽天モバイルをホームルーターとして使う方法は?メリットとデメリットも解説します

楽天モバイルのプラン「Rakuten UN-LIMIT」は20GB以上使うと無制限に使えるため、これを利用して「ホームルーターを固定回線代わりに使う」ような使い方を検討している方もいると思います。

しかし、同時に以下のような疑問、不安を抱くかもしれません。

  • 光回線代わりになるの?
  • 本当に使い放題?
  • 回線品質は大丈夫?

この記事では、「楽天モバイルをホームルーター代わりに使う」というテーマについて深掘りしていきます。メリットやデメリット、注意点に加え、ホームルーター以外の選択肢についてもわかりやすくまとめてみました。

楽天モバイルをホームルーターとして使うメリットとデメリット

はじめに、楽天モバイルをホームルーターとして使うメリットとデメリットについて取り上げていきます。

楽天モバイルはメリットも多いですが、絶対に知っておかなければいけないデメリットも存在するので、必ず目を通しておきましょう。

メリット

はじめにメリットですが、以下の3点について解説していきます。

  • 光回線に比べて安い
  • 開通工事が不要
  • いつでも解約できる

いずれも大切なポイントなので、順番に見ていきましょう。

光回線に比べて安い

データ量月額料金
〜3GB1,078円
3GB〜20GB2,178円
20GB〜無制限3,278円

楽天モバイルの最大のメリットは「安さ」です。ご存知の方も多いかもしれませんが、楽天モバイルの唯一のプラン「Rakuten UN-LIMIT」についておさらいしておきましょう。

上記画像、および表に示すように、楽天モバイルのプランは「3階建て」の変動性プランを採用しています。

1階部分は3GBまでで1,078円、3GBを超えると20GBまでの2,178円に自動的に変動します。そして、20GBを超えると3階部分の「無制限に使えて3,278円」へと変動。

これがどれだけ安いのか、大手キャリアの無制限プランに加え、光回線と比較した表を以下に掲示します。

楽天モバイル3,278円
ドコモ7,315円
au7,238円
ソフトバンク7,238円
楽天ひかり・1年目:3,080円
・2年目:5,280円

ご覧のように、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアの無制限プランは、およそ7,000円前後、そして光回線は「楽天ひかり」が1年目3,080円、2年目5,280円です。

光回線の相場は4,500円〜5,500円程度なので、楽天モバイルをホームルーターとして運用することで、1カ月あたり1,000円以上はお得に利用できます。

年間で最低でも12,000円以上の節約になるので、コスパを第一に考えるなら有力な選択肢です。

開通工事が不要

また、楽天モバイルは無線回線なので、開通工事が不要です。開通工事がいらないメリットを以下にまとめてみました。

開通がスピーディー・即日の開通も可能
・光回線は1カ月以上かかることも
場所が関係ない・工事できない場合も開通可
・建物によっては光回線不可の場合も
工事費が不要 ・契約時の初期費用は「ゼロ」
・光回線は数万円かかる

開通工事が不要になることで、上記のようなメリットが生まれます。

特に嬉しいのが「工事費」で、楽天モバイルは工事費だけでなく、「初期費用がゼロ」という素晴らしい特徴を持っています。契約にかかるお金を考えなくて良いのは助かりますよね。

一方で、光回線は工事費がかかります。参考までに楽天ひかりの場合、戸建ての工事費用は「19,800円(配線調整あり)」かかり、一括も分割も同じ料金。

この料金は光回線業界の中では安い方で、2万円、3万円かかるケースも珍しくありません。

大抵の場合、工事費はキャンペーンで無料になりますが、あくまで「毎月の分割料金が無料」になるだけなので、契約期間内に解約すると残債を支払う必要があります。

こういったことを考えると、工事費がかからず、プラン料金だけしかかからない楽天モバイルは魅力的に見えますよね。

いつでも解約できる

楽天モバイルは契約時の事務手数料が無料ですが、解約時の手数料、違約金も不要です。つまり、「本当の意味でプラン料金しかかからない」のが楽天モバイルであり、非常に魅力的です。

一方で、光回線は「とにかく解約しにくい」という致命的なデメリットを抱えています。

参考までに、楽天ひかりは契約期間内の契約解除は戸建ての場合、「5,280円」がかかります。これに工事費の分割代金が加算されますが、楽天ひかりはまだ良心的な方です。

人気の光回線「NURO光」の場合、契約解除料は「3,850円」、工事費は「44,000円」がかかります。工事費はキャンペーンで無料となるものの、途中解約で残債がのしかかってくると考えると、少し契約を躊躇してしまいますよね。

また、これは光回線だけでなく、ポケットWi-Fiでも同じことが言えます。

したがって、楽天モバイルの「いつでも解約できる」という特徴は、あまり注目されないものの、極めて大きなメリットだと言えるでしょう。

デメリット

続いて、楽天モバイルをホームルーターとして運用するデメリットについてです。

  • 楽天エリア外だと5GBまでしか使えない
  • 1日10GBで速度制限がかかる
  • 回線品質が光回線に及ばない
  • 建物など物理的要因に影響される
  • ホームルーターを用意する必要がある

どれも極めて重要なデメリットなので、順番に見ていきましょう。

楽天エリア外だと5GB/月までしか使えない

楽天モバイルをホームルーター運用する場合に絶対に覚えておかなければいけないのが「楽天エリア外だと1カ月に5GBまでしか使えない」点です。

そもそも、楽天モバイルはまだ発展途上なので、自社回線(楽天エリア)でカバーしきれない地域が存在します。これをカバーするためにau回線(パートナー回線)をauから借りており、パートナー回線は「月間5GBまで」と決まっています。

したがって、楽天モバイルのプラン「Rakuten UN-LIMIT」の使い放題は「楽天エリア内で」という前提条件があるため、ホームルーター運用する場合は「自宅が楽天エリア内かどうか」を確認しておかなければいけません。

もし、自宅が楽天エリア内に入っていない場合は、月間5GBまでしか使えないため、実質的にホームルーター運用はできないことになります。

とはいえ、楽天モバイルは事前の計画よりも前倒しで、楽天エリアを拡大するために基地局を全国に設置しています。いずれ楽天エリア内になる可能性が高いので、気長に待つというのも選択肢の1つです。

1日10GBで速度制限がかかる

もし、自宅が楽天エリア内だとしても、楽天モバイルは「本当の意味で無制限に使い放題ではない」ことは知っておくべきです。

「1日10GB」を超えてしまうと、その日の日付が変わるまで「最大通信速度3Mbps」まで速度制限がかかります。

1日10GBは使い切れるの?

「1日10GB」と聞いても具体的にどの程度で、使い切ってしまうデータ量なのか、気になりますよね。

参考までに、「1GBでできること」をまとめた以下の表をご覧ください。

YouTube(720p)1時間
Instagram1.3時間
LINEトーク13.3万回
LINE音声通話55時間
LINEビデオ通話3.3時間
インターネット3,200回表示
Googleマップ4,430回表示
写真付きメール333回

参考:1GBでどのくらい使えるの? – hi-ho

YouTubeで例えると、「720p」というHD画質で1時間視聴すると、およそ1GB消費すると言われています。したがって、動画視聴に絞るなら「比較的高画質で10時間視聴すると10GB使い切る」と考えてください。

一方で、LINEの電話やビデオ通話で1日10GBを使い切るのはほとんど不可能です。LINEのビデオ通話ですら、「33時間」ずっと繋いでいないと10GBが使いきれず、物理的に不可能です。

ただし、以下のような作業を行う場合には、すぐに1日10GBに到達してしまう可能性があります。

  • 4K以上の超高画質動画を視聴する
  • オンラインゲームを長時間プレイする
  • オンラインゲームのアップデートを行う

特に「オンラインゲームのアップデート」は、1つのソフトで数十GBに及ぶ可能性があるため、アップデート途中で速度制限が入り、丸一日アップデートに時間を要してしまう可能性も。

したがって、「本当の意味で無制限にインターネット回線を使いたい」という場合は、光回線にせざるを得ないと言えるでしょう。

速度制限後はどれくらい使える?

もし、1日10GBを超えてしまうと、最大通信速度が3Mbpsまで速度制限されてしまいます。

「速度制限」と聞くと「何もできない」ようなイメージを持つかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか?

「3Mbpsでできること」についてまとめた、以下の表をご覧ください。

LINEトーク快適に可能
LINE通話快適に可能
LINEビデオ通話可能
スマホ決済快適に可能
Twitter快適に可能
Instagram可能
YouTube・低画質(144p):快適に可能
・中画質(360p):快適に可能
・高画質(720p):可能

参考:マイそくって? – mineo

ご覧のように、LINE関係は問題なく、SNSのチェックもお手のもの。また、YouTubeなど動画コンテンツも、高画質の720pでも視聴可能なので、速度制限された3Mbpsという速度でも、想像以上に多くのことができることがわかります。

したがって、楽天モバイルをホームルーター運用する場合は、3Mbpsという速度制限後の速度で、自分が自宅で行う作業が快適に行えるのかどうか、調べておくと失敗を防げます。

回線品質が光回線に及ばない

楽天モバイルと光回線で回線品質を比較すると、圧倒的に光回線の方が優れています。

楽天モバイルは自社回線を持っていますが、人口カバー率は98%程度。ドコモ、au、ソフトバンクは99%なので、カバー率で見ると大手キャリアと見劣りしません。

しかし、回線の質という観点で見ると、大手キャリアは「プラチナバンド」と呼ばれる回線品質が高い帯域(電波)を使えているものの、楽天モバイルは「BAND3」と呼ばれる、プラチナバンドに劣る帯域しか使えません。

これを巡って、現在国も交えた協議が行われているものの、楽天モバイルのプラチナバンド化はまだ先になると言われています。

参考:プラチナバンドで楽天モバイルが妥協案、「非常時の事業者間ローミング」の検討も開始 – ITmediaビジネスONLiNE

では、具体的にどの程度の速度がでるのでしょうか?参考までに、楽天モバイルの回線速度を測定した以下の結果をご覧ください。

速度測定結果

場所・1都3県の5万人程度の自治体
・図書館内部
時間・平日16:30
・ピークタイムは外れている
測定端末・iPhone13 Pro Max
・測定時点での最高スペックのiPhone

こちらは人口5万人程度の関東の図書館で、楽天モバイルを契約しているiPhoneを使って速度測定をした結果ですが、「59Mbps」という速度が出ています。

この速度は比較的高速で、4K動画の視聴も快適にできるほど。とはいえ、これは「平日の16:30」というピークから大きく外れた時間帯に計測した結果なので、ピークタイムの夜に計測したら大きく異なる結果が出る可能性は大いにあります。

したがって、良い条件が揃えば、楽天モバイルの回線でも快適に利用できる可能性が高いですが、実際は「使ってみないとわからない」です。

しかし、光回線の場合、この程度の速度が「余裕を持って出る」のはもちろん、速度以外の「通信の安定性」についても段違いです。

したがって、「最高の回線品質が欲しい」という場合は、楽天モバイルを含めた無線回線ではなく、やはり光回線の契約がおすすめです。

建物など物理的要因に影響される

楽天モバイルは各地に設置された基地局と通信を行う「無線回線」なので、ホームルーターを使ったとしても無線による接続であることに変わりはありません。

そして、無線回線は固定回線と異なり、以下のような「物理的要因」により簡単に速度や安定性が低下します。

  • 自宅から基地局までの遮蔽物
  • 自宅の中の遮蔽物
  • 天候など外部要因

したがって、どれだけ回線品質が高かったとしても、遮蔽物の有無や建物の構造、さらにはその日の天候など「不確定要素」が非常に多いです。

一方で、光回線は「光ファイバー」と呼ばれるケーブルで「有線接続」で通信を行うため、物理的要因がゼロとは言いませんが、無線回線に比べれば圧倒的に少ないです。

また、建物の構造もほとんど影響しないため、「常に安定して使える」点は非常に大きなメリット。

ゆえに、インターネット回線をビジネスや競技色が強いゲームなど、高スペックなインターネット接続を求められる用途で使うつもりなら、固定回線を選んだ方が無難です。

一方で、動画視聴や娯楽目的のゲームなど、日常使い程度なら楽天モバイルをホームルーター運用するといった無線回線でも問題ありません。

ホームルーターを用意する必要がある

当然ですが、楽天モバイルをホームルーター運用する場合、ホームルーターを自分で用意する必要があります。

残念ながら、楽天モバイルでは2022年10月9日現在、ホームルーターの取り扱いはありません。しかし、遠くない将来、「Rakuten Turbo 5G」と呼ばれるホームルーターを取り扱うことが明らかになっているため、これが出るまで待つのも選択肢の1つ。

もし、「今すぐに楽天モバイルをホームルーターで使いたい」という場合は、以下のような方法でホームルーターを自分で購入し、用意する必要があります。

  • 他社のホームルーターを購入する
  • メルカリなどで中古で購入する

ホームルーターはAmazonなどネットショッピングサイトで「1万円〜2万円」程度で購入できますが、初期費用としては少し高めですよね。

光回線はキャンペーンなどを活用すれば、初期費用ゼロ円で契約することもできるので、「それなら光回線を契約してしまった方が良い」と考えてしまっても無理はありません。

一方で、メルカリなどを利用すれば、数千円で中古のホームルーターを手に入れることができます。とはいえ、電子機器の中古はあらゆる点で不安が残るので、最も賢い選択肢は「Rakuten Turbo 5G」という楽天モバイル純正のホームルーターの取り扱いを待つことのように思えます。

楽天モバイルをホームルーターとして使う方法

まずは楽天モバイルをホームルーター運用するメリットとデメリットを解説しましたが、ここからはホームルーター運用する方法を解説していきます。

  1. ホームルーターを用意する
  2. 楽天モバイルを契約する
  3. SIMカードを挿し込む

この3つの手順に従って、順番にチェックしていきましょう。

1:ホームルーターを用意する

まずはホームルーターを用意する必要がありますが、先述のように、近々取り扱いを開始すると言われている楽天純正のホームルーター「Rakuten Turbo 5G」を待てば、自分で用意する必要はなくなります。

「SIMカードを挿すだけで使える」ホームルーターがおすすめ

もし自分でホームルーターを用意するなら、「SIMカードを挿すだけで使えるフリーホームルーター」を選ぶことをおすすめします。

このタイプのホームルーターは、文字通り「SIMカードを本体に差し込むだけで即時開通」という特徴を持っていて、楽天モバイルから届いたSIMカードを挿入すればそれだけでOK。

一方で、このタイプではないホームルーターの場合は、「プロファイル情報の書き換え」という作業を自分で行う必要があります。

作業自体は難しいものではありませんが、インターネットや電子機器に慣れていない方にとってはハードルが高いのでおすすめできません。

最近は自宅で過ごす時間が増えたこともあり、「SIMカードを挿すだけで使えるホームルーター」が増えてきています。楽天市場でも取り扱いがあるので、楽天モバイルの契約と一緒に購入するのも良いでしょう。

2:楽天モバイルを契約する

ホームルーターの購入とあわせて、楽天モバイルの契約が必要です。

楽天モバイルの契約手順は以下の3つにまとめられます。

  1. 楽天会員になる
  2. 必要書類を用意する
  3. 楽天モバイルで契約手続きを行う

必要書類は申し込み方法よって異なりますが、基本的には以下の通りです。

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • マイナンバーカード
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 療育手帳
  • 身体障がい者手帳*
  • 健康保険証*
  • 日本国パスポート*
  • 住民基本台帳カード*

*別途「補助書類」が必要。発行から3カ月以内の公共料金の請求書・領収書、住民票、届出避難場所証明書が該当。

また、ネット申し込みの場合は、運転免許証、またはマイナンバーカードを使った「AIかんたん本人確認(eKYC)」が利用できます。これを使って本人確認を行えば、その場で確認作業が終了し、申し込みがスムーズに進みますよ。

もし、ネット申し込みが不安な場合は、お近くの楽天モバイルのショップで契約を行うこともできますが、非常に人気で予約が取れない可能性もあるので、出来るだけネットで済ませると良いでしょう。

このように、楽天モバイルはたった1つのプランしかなく、ホームルーターには有料オプションは不要なので、想像以上に簡単に申し込みができますよ。

「SIMカードあり」で契約すること

一点注意なのが「SIMありで契約すること」です。楽天モバイルの申し込み画面では、上記画像のように「SIMタイプ」を選ぶことができます。

選択肢は「SIMカード」「eSIM」の2つで、eSIMとはSIMカード不要で契約が可能なSIMタイプのこと。

これはeSIM対応のスマートフォンのみが対応しており、ホームルーターはSIMカードが絶対に必要なので、eSIMを選んでしまうとホームルーター運用ができなくなります。

プラン選択画面では、デフォルトで「SIMカード」が選択されているので、この部分は動かさずにそのまま申し込みを行なってください。

3:SIMカードを挿し込む

楽天モバイルで申し込みが終わったら、宅急便にて自宅にSIMカードが送られてきます。

これを自分で用意したホームルーターに差し込めば、これで必要な作業は全て終わり。

あとはホームルーターの電源をコンセントに挿しこみ、使用したい機器で接続設定をすれば問題なく利用できますよ。

「設置する場所」の工夫が必要

一点注意なのが「ホームルーターの設置する場所」です。

先述のように、ホームルーターは建物内の構造により簡単に速度や安定性が変化するので、設置する場所が非常に大切。

ホームルーターが安定して接続しやすい場所は、一般的に以下の場所だと言われています。

  • 窓際
  • 床から離れた場所
  • 自宅の中心付近
  • 家電製品から離れた場所
  • 金属から離れた場所
  • 水槽から離れた場所
  • 障害物がない場所

参考:自宅にホームルーターを設置する際のポイント – UQ WiMAX

上記条件を全て満たした場所はなかなかないと思いますが、「窓がある」「周りに物がない」ことを意識するだけでも使用感が大きく異なるので、参考にしてみてくださいね。

ホームルーターはデメリット多め!他の選択肢も検討しよう

楽天モバイルのホームルーター運用について深掘りしてきましたが、メリットと同時にデメリットも存在するので、「ホームルーター以外の選択肢」についても知っておくべきです。

ここでは、自宅でインターネット回線を使う場合に検討したい、以下の3つのものを取り上げます。

  • スマートフォンのテザリング
  • 光回線
  • ポケットWi-Fi

いずれもメリット、デメリットが存在するので、ホームルーターとあわせて検討していきましょう。

スマートフォンのテザリング

はじめに紹介するのが「スマートフォンのテザリング」ですが、ホームルーターを検討している方に最もおすすめできる代替手段です。

テザリングとは、スマートフォンをで使っているインターネット回線をWi-Fi化することで、スマートフォン以外の機器でもインターネット接続できるようにする通信手段のこと。

そもそも、現在楽天モバイルをホームルーター運用することを検討している理由は下記のようなものだと思います。

  • 自宅で使える回線が欲しい
  • 光回線以外の固定回線が欲しい
  • 使い放題の回線が欲しい
  • スマホより高品質な回線が欲しい

これらのうち、「スマホより高品質な回線が欲しい」というニーズ以外、全て楽天モバイルを契約したスマートフォンをテザリングすることで代用可能です。

以下で、テザリングのメリットとデメリットを解説していきます。

テザリングのメリット

まずはテザリングのメリットですが、以下の表にまとめてみました。

回線を1つにまとめられる・自宅内外の回線を1つに統合
節約になる・契約を1つに統合
・月額数千円の節約に
・手数料や解約金も心配いらない
初期費用が不要・手持ちのスマホで完結
・ホームルーターの購入が不要

最も大きなメリットは「回線を1つにまとめられる」点です。自宅の外と中で使う回線が1つに統合されるので、複数の契約を行う必要がありません。

契約先、支払い先が1つにまとまるだけでもスッキリしますし、その分だけ節約にもなりますよね。

単純にスマートフォンや光回線などのインターネット回線の契約が1つにまとまるので、月額数千円、年間数万円の節約につながります。

また、楽天モバイルは手数料や解約金が一切かからないので、この点も節約につながるでしょう。

そして、初期費用がかからない点も見逃せません。ホームルーターは中古で数千円、新品で1万円〜2万円程度かかりますが、これがいらないのは非常に大きい。

手持ちのスマートフォンだけで全て完結するので、スマートフォンを楽天モバイルにしたその日から、自宅の回線も開通するようなイメージで使えます。

テザリングのデメリット

回線品質が低い・ホームルーターよりも劣る
スマホが消耗する・バッテリーが劣化する
・本体寿命が短くなる
1日10GBに到達しやすい・自宅内外の合計なので使用量が増える
・速度制限に到達しやすい可能性も

テザリングのデメリットは上記の通り。

回線品質については、据え置きとして使うことに特化したホームルーターより劣るのは受け入れるしかありません。

ホームルーターはコンセントから電源を受け取っているため、その分だけハイパワーな運用が可能に。その分だけ、回線品質が安定しやすいです。

一方で、スマートフォンは内蔵バッテリーを使うため、不安定になりやすく、さらにはバッテリーの劣化も気になります。テザリングは大きな電力を消費するため、スマホを2年単位で使い切るようなイメージで運用することになるでしょう。

そして、インターネット回線を統合し、自宅内外で同じ回線を使うことで、より多くのデータを使うことにもつながります。

楽天モバイルは使い放題なので「余すことなく使い切れる」とも考えられますが、「1日10GBで3Mbpsの速度制限が入る」という仕様なので、自宅専用で使うよりもこれに到達しやすくなります。

とはいえ、先述のように、速度制限後の3Mbpsという通信速度ならば、YouTubeやSNSは問題なく使えるので、1日10GBに到達しても問題ない方も多いでしょう。

以上のことを踏まえると、多くの方にとって「楽天モバイルを契約したスマートフォンをテザリング運用する」方が、「楽天モバイルをホームルーター運用する」よりも賢い選択肢になります。

楽天モバイルなら最新スマホもお得に手に入る!

もし、ホームルーターではなくスマートフォンのテザリングを使いたい場合は、現在のスマートフォンの契約を楽天モバイルへと変更する必要があります。

その時、現在使っているスマートフォンが古い機種の場合、スペックの問題で回線品質が低くなる可能性がありますし、バッテリーの劣化も気になります。

したがって、楽天モバイルへと契約を変更するのと一緒に、スマートフォンの機種変更をすると良いかもしれません。

楽天モバイルでは、iPhoneをはじめとした最新機種も多数取り扱いがあるので、一緒に購入をしてしまった方が手間が省けます。

また、楽天モバイルは「機種代がキャリア最安」なので、よりお得に手に入れられるメリットも。参考までに、各キャリアの「iPhone 14 128GB」の価格をまとめてみました。

楽天モバイル131,800円
ドコモ138,930円
au140,640円
ソフトバンク14,400円

ご覧のように、楽天モバイルは「131,800円」であるのに対し、ドコモは7,000円以上高い「138,930円」、そしてauとソフトバンクは14万円台と、楽天モバイルが大きくリードしていることがわかりますよね。

また、楽天モバイルはお得に機種変更ができるキャンペーンを常時開催していますし、iPhoneをおよそ半額で手に入れられる「iPhoneアップグレードプログラム」も利用可能。

初期費用として1万円〜2万円を投資してホームルーターを用意するよりも、新しいスマートフォンでテザリング運用する方が良いかもしれませんよ。

ポケットWi-Fiを使う

次に取り上げるのが「ポケットWi-Fi」ですが、ポケットWi-Fiは無線回線をWi-Fiとして飛ばすことでインターネッツ接続を可能にするインターネット回線です。

楽天モバイルでもポケットWi-Fiを取り揃えており、ホームルーターとは違ったメリット、デメリットが存在します。

それぞれ確認していきましょう。

ポケットWi-Fiのメリット

自宅外でも使える・自宅でも外出先でも使える
回線品質が高い・Wi-Fiを飛ばすことに特化
・テザリングよりも安定しやすい
テザリングより使いやすい・専用端末でいつでも簡単につながる
・スマホを消耗する必要がない

ポケットWi-Fiの最大のメリットは、「自宅外でも使える」点です。「Wi-Fiを飛ばす」という機能自体はホームルーターと同じですが、ホームルーターはコンセントが必要なので自宅専用であるのに対し、ポケットWi-Fiはバッテリー内蔵型なので外出先でも使えます。

また、Wi-Fiを飛ばすことに特化している分、テザリングよりも安定しやすいです。

加えて、テザリングはスマートフォンやインターネット接続する機器側で操作が必要ですが、ポケットWi-Fiはいつでも簡単につながります。テザリングのようにスマートフォンを消耗する必要がないのも嬉しい。

ポケットWi-Fiのデメリット

新たに契約が必要になる・テザリングはスマホ契約1つでまとめられる
テザリングと違いが少ない・Wi-Fiを飛ばすのはテザリングと同じ
・人によってはテザリングで十分
端末を用意する必要がある・端末の購入が必要
・ホームルーターと同様に1万円〜2万円
解約がしにくい・分割払いの場合、端末代の残債が発生する
・違約金が数千円〜数万円

続いてデメリットですが、テザリングとの比較が焦点になります。

テザリングの場合は、自身のインターネット回線の契約をスマートフォンの契約1つにまとめられますが、ポケットWi-Fiは新たにもう1つ回線を契約することになります。

これに抵抗がないなら問題ありませんが、「1つにまとめられるならまとめたい」と考えるなら、テザリングの方が良いかもしれません。

また、「無線回線をWi-Fi化して自宅内外で使えるようにする」という点ではテザリングと同じ特徴なので、テザリングとの違いが少ないです。

人によっては「テザリングで十分」と感じる可能性も十分あるので、契約には少し慎重さが必要です。

そして、ポケットWi-Fiは専用端末が必要になるので、ホームルーターと同様に購入が必要です。当然、分割払いの場合は、契約期間内の解約で端末代の残債が発生しますし、違約金が数千円〜数万円かかるのも見逃せません。

以上より、「テザリングとの比較」をした上で、ポケットWi-Fiが良いと感じたら契約を検討した方が良いでしょう。

楽天モバイルならポケットWi-Fiをお得に契約できる

もしポケットWi-Fiを契約したいと考えた場合は、「楽天モバイル」がおすすめです。

楽天モバイル以外にもポケットWi-Fiは存在しますが、そのいずれもが「月額固定」で料金を設定しています。

料金はおよそ4,500円程度が相場ですが、楽天モバイルはスマートフォンと同じ「Rakuten UN-LIMIT」プランが適用されるので、使わない月は3GBまでで1,078円、少し使った時は20GBまでで2,178円、そして20GBを超えたら3,278円で使い放題。この柔軟性の高さは他のポケットWi-Fiにはない魅力です。

また、キャンペーンを上手に活用することで、端末代を実質ゼロ円に抑えて契約することも可能。

2022年10月10日現在、楽天モバイルでは「Rakuten WiFi Pocket」というポケットWi-Fiの端末を、ポイント還元で実質全額還元するキャンペーンを行なっています。

もちろん、契約事務手数料は無料!非常に始めやすくなっているので、契約を検討してみる価値はありますよ。

光回線を契約する

次に光回線ですが、楽天モバイルをホームルーター運用することを検討している方の多くは、「光回線もアリかも」と考えていることでしょう。

以下でメリットとデメリットを把握していきましょう。

光回線のメリット

回線品質が高い・圧倒的に高い通信速度と安定性
・無線回線とは比較にならない
本当の意味で使い放題・制限、縛りなしで無制限に使い放題
・何も気にせず使える

まずは光回線のメリットですが、「回線品質が高い」「本当の意味で使い放題」である2点があげられます。

メリットとしては少なめですが、いずれも無線回線にはない「圧倒的なメリット」なので、人によっては光回線を選びたくなると思います。

特に「本当の意味で使い放題」なのは大きいです。光回線以外でも「使い放題」としている無線回線は多いですが、楽天モバイルのように「ただし〇日で〇GBを超えると速度を制限します」という注意書きが必ず入ります。

光回線はこういった制限、縛りが一切ないので、何も気にすることなく無制限に使い放題でインターネットを楽しめます。これは他の回線にはない何にも勝る魅力なので、自宅での回線を探している場合は検討材料として頭に入れておきましょう。

光回線のデメリット

月額料金が高い・月額5,000円前後が毎月
・現在のスマホ回線に加えて発生
工事が必要・開通まで時間がかかる
・工事費用は数千円〜数万円
解約が難しい・工事費の残債を払い続ける
・違約金が数千円〜数万円
引越しが難しい・引越し=解約
・解約時のペナルティがネックに

続いて光回線のデメリットですが、メリットよりも重くのしかかってくると感じる方が多いと思います。

最も大きなデメリットは、やはり「お金」です。月額料金が5,000円前後、年間で6万円以上が確定で出ていくので、これはあまりにも大きい金額です。

また、契約期間内の解約で工事費の残債、そして数万円の違約金を支払う必要があり、引越しも難しくなります。

そして、工事が必要なので、自分だけの判断で決められないのもネック。戸建ての場合は家族への相談が必要ですし、集合住宅の場合は契約したい光回線が対応しているかどうか、さらには管理人などへの確認が必須です。

これらのデメリットを考慮しても、「それでも光回線が良い」と考えるなら光回線にすべきですが、少しでもデメリットが気になるなら「テザリング」「ポケットWi-Fi」にすることをおすすめします。

もし、両者で不満が生じたら、新たに光回線を契約すれば問題ありません。

まとめ

楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」プランは非常に魅力的なので、ホームルーターとして運用することは賢い選択です。

とはいえ、ホームルーターにはメリットだけでなくデメリットもあるので、自分に合った手段を慎重に検討することが大切。

ホームルーター以外には、テザリング、ポケットWi-Fi、光回線の3つがありますが、テザリングを使えるスマートフォン、ポケットWi-Fiのどちらかを楽天モバイルで契約すれば、ホームルーターと同じような使い方が可能になります。

いずれにせよ、楽天モバイルがお得で魅力的なインターネット回線であることに変わりはないので、いずれかの手段でお得にインターネットを楽しみましょう。

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