「引っ越し後、すぐにでもインターネットを使いたい」という人は多いと思います。
パソコンを使って仕事をしなければいけなかったり、オンラインゲームや動画の視聴を楽しんだりと、今ではインターネットは生活に欠かせないものになっています。
しかし、引っ越し後すぐにインターネットに接続することは可能なのか気になるという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、引っ越し後すぐにインターネットを利用したい場合、
- 引っ越し先ですぐにでもインターネットを利用することは可能か
- 光回線、モバイル回線の開通までにかかる期間
- 光回線が開通するまでの間にインターネットを使う方法
について解説します。
「引っ越しをしたらすぐにでもインターネットを使いたい!」と考えている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
引っ越ししてすぐにインターネット回線を利用することは可能?
結論からお伝えすると、光回線を使いたい場合、残念ながら引っ越し後、すぐにインターネットに繋ぐことはできません。
なぜなら、光回線を使うためには開通工事が必要になるからです。
インターネット環境を整えるための開通工事は、自分の希望の日程がすぐに取れるとは限りません。
自分の都合、配線業者の都合を考慮した上で決定する必要があります。
また、自分の希望する日があっても、配線業者が忙しく、工事の予定が先の日程まで埋まってしまっている、ということもあるかもしれません。
一方、モバイル回線であれば比較的早くインターネットを開通させることができます。
回線工事が不要なので、ルーターさえ手元に届けばすぐにでもインターネットに繋がるようになるからです。
つまり、入居日までに契約をし、ルーターが届いていれば、引っ越しした当日でも新居でインターネットを利用することができます。
インターネット開設までにかかる期間
光回線はインターネットの開設までに時間がかかる、モバイル回線であればすぐにでもインターネットが使えるようになる、ということがわかりました。
では、それぞれが実際にインターネットを利用できるようになるまではどれくらいの期間がかかるのでしょうか?
光回線の場合:2週間~1カ月ほど
一般的に、光回線の開通には2週間~1カ月ほどかかると言われています。
光回線が使えるようになるまでの手順は、
- 申し込む
- 工事日の決定
- 回線工事の実施
- 各種端末の設定
- インターネットが開通する
という流れになっています。
光回線が開通までに時間を要する理由の大部分が工事によるものです。
なかなか工事の予定が立てられなかったり、複数回工事が必要な場合もあります。
例えば、新生活が始まる春は、引っ越しをしたり新しくインターネットを開設したりする人が増え、回線工事が大変混みあいます。
場合によっては、最短の工事可能日が1カ月以上先になってしまう可能性もあるのです。
また、回線によっては、屋外と屋内で工事が2回必要になることもあります。
引っ越し先で光回線を使いたいと思った場合、インターネットの開通までには最低でも2週間、場合によっては1カ月ほどかかると考えていた方がいいでしょう。
モバイル回線の場合:最短翌日~5日間ほど
一方、モバイルルーターなどの端末を使うモバイル回線なら、最短で申し込みの翌日からインターネットを利用することが可能です。
というのも、モバイル回線の利用には工事が不要で、ルーターが届けばすぐにでもインターネットに繋ぐことができるからです。
モバイル回線の中でも高い評価を得ているのがWiMAXです。特に、UQ WiMAXやGMOとくとくBBは多くの人から人気を集めています。
どちらも、最短で申し込みの翌日にはインターネットが使えるようになるのが魅力です。
UQ WiMAXなら、店舗でルーターを購入した場合は当日からインターネットの開通が可能です。
インターネット上で申し込んだ場合も、2~3日で発送されるので、申し込みから5日くらいでインターネットに接続することができるようになります。
GMOとくとくBBでは、
- 平日なら15時30分まで
- 土日祝日なら14時まで
上記の時間内に申し込んだ場合、モバイル端末が即日発送、最短で翌日にはインターネットが使えるようになります。
モバイル回線は、申し込みから平均して翌日~5日程度でインターネットが使えるようになるというスピード感が魅力です。
WiMAXの通信エリア内にお住いの場合はぜひチェックしてください。
※自分の住んでいる地域がサービスエリア内かはこちらで確認できます:WiMAX公式「サービスエリアマップ」
すぐにでもインターネットを使いたいならモバイル回線を選ぼう
引っ越し先で使いたいのが、光回線なのかモバイル回線なのかによって、インターネット開通までの必要日数は変わってきます。
光回線は、入居してからインターネットの開通まで2週間~1カ月ほどかかります。
それに対して、モバイル回線ならルーターが届き次第、つまり最短翌日~5日ほどでインターネットが使えるようになります。
「自宅にはインターネットが絶対必要!」という人は、モバイル回線を契約すれば、新居でもすぐにインターネット環境を整えることができます。
すぐにでもインターネットを利用したい場合はどうする?
光回線の場合、引っ越しをしてからインターネットの開通までに2週間~1カ月ほど時間がかかることがわかりました。
しかし、仕事のために自宅でパソコンを使ったり、動画の視聴を楽しんだり、「どうしても今すぐインターネットが使いたい!」という人もいるのではないでしょうか?
「引っ越しからインターネットの開通まで待てない」という人のための解決策は3つあります。
- モバイル回線を選ぶ
- インターネット付きの物件を選ぶ
- スマホとのテザリングを使用する
早速、ひとつずつ順番に解説していきます。
モバイル回線を選ぶ
引っ越し後すぐにインターネットを使うための解決策のひとつめが、モバイル回線を使うことです。
モバイル回線であれば、開通工事が不要で、ルーターが届けば最短翌日からでもインターネットが使えるようになるということは先ほども紹介しました。
光回線開設までの時間が待てないという人は、モバイル回線を選ぶのがいいでしょう。
引っ越し前に契約を済ませ、手元にルーターが届いていれば、新居に移動してからもすぐにインターネットが使えるようになります。
モバイル回線の中でも特におすすめなのが、ソフトバンクエアーとUQ WiMAXです。
おすすめ①:ソフトバンクエアー
モバイル回線で最もおすすめなのは、ソフトバンクエアーです。
コンセントに差し込むタイプの回線で、モバイルルーターのように屋外での使用はできません。
ただ、UQ WiMAXより通信速度(下り)が早く、3日で10GB以上使っても速度制限にかかることもないのが大きな違いであり魅力でもあります。
サービス名 | 通信速度(下り) |
---|---|
UQ WiMAX | 最大758Mbps |
ソフトバンクエアー | 最大962Mbps |
引っ越し後すぐにインターネットが使えるようになりたくて、インターネットを使うのは自宅がメインだという人はソフトバンクエアーがおすすめです。
おすすめ②:UQ WiMAX
テレビのCMや街中の広告でも見かけるお馴染みのUQ WiMAX。
インターネット開通までの工事が不要で、申し込みをしてから最短2~3日で使えるようになるのが魅力です。
また、ルーターを持ち運べば自宅以外でもインターネットに接続することができます。
引っ越し後すぐにでもインターネットを使いたい人や、屋外でもインターネットを使うという人におすすめです。
インターネット付きの物件を選ぶ
引っ越し先に、すでにインターネット回線が通っているマンション・アパートを選べば、インターネット開通までにかかる時間を節約することができます。
インターネット回線の大体の配線は建物内に通っているので、あとは個別に部屋に繋ぐ工事だけで済むからです。
あらかじめ光回線が通っている物件を探す際は、賃貸サイトなどで条件を絞りこんで探すのがいいでしょう。
ただ、光回線が通っている物件でも、必ずしも自分が使いたいと思っているプロバイダーとの契約ができるとは限りません。
もともと建物に通っている回線が、自分の使いたいものと違う場合だってあり得るのです。
そのため、あくまでも「光回線が備わっている物件を選べば、インターネット開通までの日数を節約できる」という風に思っておくのがいいでしょう。
どうしても使いたいプロバイダーが別にあれば、工事が可能か大家さんに確認するとことから始まり、インターネット回線の工事の完了まで待つ必要があります。
引っ越し先でもどうしても光回線を使いたいという人は、あらかじめ回線の通っているマンション・アパートを選べばインターネット開通までにかかる日数を節約することができるのでおすすめです。
スマホとのテザリングを使用する
引っ越し先ですぐにでもインターネットを使いたいときの最後の解決策が、スマホとのテザリングを使用する方法です。
大容量のデータ通信をしない人であれば、光回線が整うまでの間、テザリングを使ってしのぐことも可能です。
テザリングは、スマホとインターネットを共有するので、どうしても通信速度が遅くなりがちです。
また、使用するデータ通信量はスマホと共有することになるため、その分スマホの使用料金が高くなってしまうこともあります。
引っ越しの時期(光回線が開通するまでの間)だけ、スマホのデータ量を多いプランにしておくようにしましょう。
逆に、
- データを多く使用する通信(動画や音楽のダウンロード)はしない
- インターネットを使って仕事をする必要はない
- 一般的なインターネットの閲覧ができれば大丈夫
という場合であれば、スマホとのテザリングができれば充分だという可能性もあります。
光回線が開通するまでの間に使うモバイル回線について調べたり契約したりするのが面倒な人や、普通にネットサーフィンができれば問題ないという人はテザリングでのインターネット利用も視野に入れてみるといいでしょう。
引っ越し先で、どうしても光回線を使いたい場合
「インターネットの開設までに時間がかかっているとわかっていても、どうしても光回線を使いたい」という人も、中にはいるかもしれません。
- 自宅でインターネットを使って仕事をする場合
- オンラインゲームをする場合
- 映画や音楽などを楽しむ場合
上記にあてはまる場合は、通信速度が安定しており、月々のデータ使用量が無制限な光回線を選ぶしかないということもあるかと思います。
そこで、どうしても光回線を使いたいという人が、開通までにインターネットを使う方法を2つ紹介します。その方法とは、
- 光回線が開通するまでの間、モバイル回線を使う
- 引っ越し前から回線開通の手続きを進めておく
という2つです。
光回線が開通するまでの間、モバイル回線を使う
まずは、引っ越し先に光回線が開通するまでの間、モバイル回線を使うという方法です。
モバイル回線は開通工事が不要、ルーターが届けばすぐにインターネットを使うことができます。
引っ越し前に申し込みをしておき、入居日までにルーターが届けば、新居に移動後すぐにでもインターネットを使うことができるのが魅力です。
ただ、「光回線が開通するまでの利用っていうけど、モバイル回線の利用最低期間はどうなってるの?」「短期間だけの利用では違約金がかかるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、利用最低期間・違約金のかからないモバイル回線を利用すれば問題なしです。
例えば、どこよりもWiFiや縛りなしWiFiは、利用最低期間がないので短期での利用も可能です。
<どこよりもWiFi>
- 利用最低期間、契約金なし
- 端末代金が無料
- データ量は20GB/50GBの2タイプ
<縛りなしWiFi>
- 利用最低期間、契約金なし
- 端末代金が無料
- 月のデータ量が無制限(ただし、1日あたり2GBまで)
- 最短翌日発送
上記のように、契約期間の縛りや解約時の違約金がないモバイル回線を使えば、光回線が開通するまでの間もインターネットを利用することができます。
また、ルーター端末が無料でレンタルできるのも嬉しいポイントです。
光回線が開通するまでの間、モバイル回線を使ってしのぐことは可能です。
ただ、お得なキャッシュバックなどのキャンペーンは、短期での利用には適用されない場合があるので気を付けましょう。
気になるモバイル回線が見つかったら、ぜひ利用最低期間や違約金について注意して見てみてください。
引っ越し前から回線開通の手続きを進めておく
引っ越し前に光回線の契約・手続きを進めておくことで、入居後すぐにでも工事ができるようにしておくこともできます。
この場合、引っ越ししてからすぐにでもインターネットが使えるようになるわけではありませんが、少しでもインターネットが開通するまでの日数を短くしたい人にはおすすめです。
ただ、事前に大家さんや回線業者とよく話し合い、互いの意見を尊重した段取りが必要になります。
それぞれの承認を上手く得て、上手にスケジュールを調整する必要があるので、少し難易度は高いかもしれません。
光回線が開通するまでの間を埋める方法がカギ
今回の内容をおさらいします。
引っ越し先で光回線を使いたい場合は、回線工事が必要になるのですぐにインターネットを使うことはできません。
しかし、あらかじめインターネット回線が整っている物件を選んだり、引っ越し前に契約を進めておくことで、工事までの日程が短くできることはあります。
もし引っ越ししてすぐにでもインターネットを使いたい場合は、ルーターさえ届けばすぐにでも使えるようになるモバイル回線をおすすめします。
引っ越し前にルーターが手元に届くようにすれば、新居に移動した当日からインターネットに接続することが可能です。
また、「自宅で仕事やオンラインゲームをするので、引っ越し先でどうしても光回線が使いたい・・・」という場合、光回線が開通するまでの間、モバイル回線を使うという手段もあります。
最近では利用最低期間や解約時の違約金がないものもあるので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。
少しでもインターネット環境を整える際のお役に立てれば幸いです。