mineoの2回線目はどうやって契約する?2回線目を契約するメリット・デメリットを解説

mineoの2回線目はどうやって契約する?2回線目を契約するメリット・デメリットを解説

mineoは格安SIMが普及する以前からサービスを提供している「格安SIMの老舗」です。

料金的な魅力はもちろん、格安SIMの中では珍しく実店舗を持っているなど、安さと安心感を両立した素晴らしい格安SIMですよね。だからこそ、「2回線目を契約したい」「家族のスマホに複数回線契約したい」と考えている方もいると思います。

そこでこの記事では、「mineoを複数回線契約する」をテーマとして、メリットやデメリット、注意点、さらには契約方法までわかりやすく解説していきます。

mineoで2回線以上契約できる?メリットとデメリット、注意点は?

まずはmineoで2回線以上契約できるのかどうかや、そのメリット、デメリット、注意点について知っていきましょう。

mineoは同一名義で2回線以上、最大10回線まで契約可能

最初に大切な結論ですが、mineoは同一名義で2回線以上の契約が可能です。

契約上限は1つの名義で10回線までと、業界の中では比較的多め。大家族でも余裕を持って同一名義で契約ができるのは大変助かります。

一方で、一度に同一名義で契約できるのは1回線のみなので、複数回線をまとめて同一名義で契約することはできません。

具体的な契約方法については後述しますが、1回線目を初めて契約する時よりも簡単に手続きが終わるので、心配は不要です。

mineoで2回線以上契約するメリット

続いて、mineoで2回線以上契約するメリットを解説していきます。ここでは以下の点に注目してみました。

  • 最大10回線まで月額料金が55円割引される
  • 用途、目的別にスマホの使い分けができる
  • iPhone、Androidの2つのOSが利用できる
  • キャッシュバックなどの特典を複数回利用できる可能性がある
  • 大手3大キャリアの回線対応で回線リスクに対応できる
  • 実店舗、公式ショップで契約が結べる

いずれも知っておくべきメリットなので、順番にチェックしていきましょう。

最大10回線まで月額料金が55円割引される

一般的に、格安SIMには複数回線を契約した時の割引が用意されていません。

そもそも格安SIMはギリギリまでコストカットを行い、料金を下げに下げていることがほとんどなので、割引を用意できないという実情があります。

しかし、そんな中でもmineoは同一名義での契約には「複数回線割引」を用意。具体的には、それぞれの回線の月額料金を55円値引きしてくれます。

「55円」と聞くと物足りないようにも思えますが、確かに割引額としては少し控えめなのは事実。しかし、現在の格安SIM業界は「10円単位」での価格競争を繰り広げているので、そんな中で55円の割引は「小さいようで大きい割引額」だと言えます。

また、同一名義で契約している全ての回線に適用されるので、最大で10台550円分もの割引が入ります。

用途、目的別にスマホの使い分けができる

mineoは格安SIMの中では珍しく、大きく特徴の異なる2つのプランを用意しています。詳細を以下にまとめてみました。

マイピタ・データ量に応じて料金が変動
・1GB、5GB、10GB、20GBの4つを用意
マイそく・通信速度に応じて料金が変動
・使い放題
・0.3Mbps、1.5Mbps、3Mbpsの3つを用意

「マイピタ」というプランは、業界内でも一般的なデータ量に応じて料金が変動するプランです。事前に決められたデータ量で1カ月をやりくりするため、無駄がなく使いやすい反面、月ごとの使用量の変動に柔軟に対応できないという欠点も存在します。

一方で、「マイそく」というプランは、業界内でもユニークな「通信速度に応じて料金が変動する使い放題プラン」となっています。

例えば、1.5Mbpsのプランでは、月額たった990円で1.5Mbpsの通信速度で無制限に使い放題になります。業界全体の使い放題プランの相場は4,000円〜8,000円程度なので、それを考えると破格です。

このように、mineoにはデータ量に応じて料金が変動するプランと、ユニークな使い放題プランの2つが存在します。これらを回線契約ごとに使い分けることによって、より柔軟に、スマートに利用できる可能性が高まります。

大手3大キャリアの回線対応で回線リスクに対応できる

mineoは格安SIM業界の中では珍しい「大手3キャリアの回線全てに対応」という特徴を持っています。

これを生かして、回線契約ごとに使用する回線を変えることで、回線リスクに対応できるというメリットも見逃せません。

言うまでもなく、現代社会はインターネットに依存していますよね。こういった記事を閲覧することにもインターネットは使用しますし、家族との連絡や買い物、支払いなどなど、ありとあらゆるものがインターネットを通じて行われます。

したがって、インターネットが急に使えなくなる通信障害や災害時に、1つの回線しか契約していないと大きなリスクを抱えることにつながります。

家族や友人との連絡が急に取れなくなったり、仕事ができなくなったり、情報を取得できなかったりと、本当に大きなリスクですよね。

しかし、mineoはドコモ、au、SoftBankの3つの回線に対応しているので、2回線目以降の契約を既存の回線とは異なる回線を選ぶことで、回線リスクを大きく下げることができます。

実店舗、公式ショップで契約が結べる

多くの格安SIMはコストカットのために実店舗や公式ショップの数を絞っているか、そもそも所有していないものですが、mineoは格安SIMの中では実店舗、公式ショップの数は多めです。

現代はインターネットによるオンライン契約が主流ですが、対面で相談をしながら契約をしたいと考える方もいると思います。

そんな方にもmineoはおすすめですね。何かあった時に対面でサポートをしてもらえる安心感は、何物にも代え難いメリットだと言えます。

iPhone、Androidの2つのOSが利用できる

これはmineoだけに限った話ではありませんが、1人で複数回線を契約することによって、iPhoneとAndroidの2つのOSが利用できるのもメリットの1つです。

iPhoneとAndroidは特徴が大きく異なるため、使用できる機能やリリースされているアプリに大きな違いがあります。

また、同一のアプリでも、iPhoneとAndroidで仕様が異なったりするため、こういったものに対応するためにも2つのOSをいつでも利用できる環境を整えておくことは重要かもしれません。

キャッシュバックなどの特典を複数回利用できる可能性がある

mineoは業界の中ではキャッシュバックや特徴が控えめではあるものの、定期的に契約時キャンペーンを実施しています。

したがって、タイミングによってはこのキャンペーンを複数回契約できる可能性があるため、これもメリットの1つと言って良いでしょう。

こればっかりは時の運ではあるものの、契約時には必ず、キャンペーンを実施しているのかどうかを確認しておきましょう。

mineoで2回線以上契約するデメリットと注意点

続いて、mineoで2回線以上契約するデメリットと注意点について解説していきます。

  • 家族割引と複数回線割引の併用は不可
  • 複数回線割引、家族割引の恩恵が小さい
  • 格安SIM業界の中ではやや料金が高め
  • 端末の品揃えが大手に比べて劣る。最新端末の購入ができない

mineoは優秀な格安SIMですが、欠点がないわけではありません。順番にチェックしていきましょう。

家族割引と複数回線割引の併用は不可

mineoには家族割引が存在しますが、複数回線割引との併用はできません。

いずれも月額料金から55円割引するという割引内容となっていますが、家族割引が優先されて適用されます。

もし併用できれば、月額110円という割引額までアップするため実用的になるのですが、少し残念ですよね。

したがって、同一名義で家族分の契約を検討している場合は注意してください。

複数回線割引、家族割引の恩恵が小さい

また、割引関連で言うと、割引額が少ないのもデメリットの1つだと言えるでしょう。

メリットの部分では月額55円の割引でも、業界内では大きな意味を持つと解説しましたが、とはいえ、最低でも100円以上の割引は欲しいところです。

例えば、auのサブブランドである「UQモバイル」では、18歳以下の学生が契約を結ぶことによって、2回線目以降の家族全員の月額料金が「1,738円割引」となる家族割引を用意しています。

mineoの55円と比較すると圧倒的なので、家族割引を最大限活用したいならmineoはあまりおすすめできません。

以下の記事も参考にして、家族全員のスマートフォンの料金の節約も検討してみてください。

家族全員でお得に使える格安SIM選び方は?家族割が使えるおすすめの格安SIMを紹介 家族全員でお得に使える格安SIM選び方は?家族割が使えるおすすめの格安SIMを紹介

格安SIM業界の中ではやや料金が高め

mineoは大手キャリアのドコモ、au、SoftBankの正規プランを比べると割安ですが、格安SIM業界の中ではむしろ割高な「微妙な立ち位置」です。

特にデータ量に応じて料金が変動する「マイピタ」プランでは、1GBで1,298円、5GBで1,518円と、非常に高額な料金設定となっています。

参考までに、業界内での1GBの相場は500円程度、5GBは1,000円〜1,300円程度となっているので、特に1GBプランの割高感が気になります。

一方で、10GBで1,958円、20GBで2,178円という料金設定は相場水準に落ち着いています。

したがって、数GBの低データ量の複数回線契約をmineoで考えているなら、あまりおすすめできません。他の格安SIMを検討した方が大きく節約できます。以下の記事も参考にしてみてください。

【2022年7月最新版】格安SIMはどれを選ぶべき?おすすめの格安SIMサービス24選! 【2023年最新版】格安SIMはどれを選ぶべき?おすすめの格安SIMサービス24選!

端末の品揃えが大手に比べて劣る。最新端末の購入ができない

mineoは格安SIMの中では豊富な端末ラインナップを揃えており、Android、iPhoneともにバリエーション豊かです。

しかし、ドコモ、au、SoftBank、そして楽天モバイルと比べると品揃えは劣っていて、特に「最新端末」の購入ができない点が気になります。

2回線目以降の契約にも当然スマートフォンの本体は必要なので、契約と一緒に最新端末を揃えたい場合は、mineo以外の場所で端末を購入しておく必要があります。

また、2022年1月6日現在、mineoの公式サイトではiPhone 13とiPhone 12を取り扱っていますが(この時点での最新端末はiPhone 14)、いずれの端末も入荷待ちとなっており、在庫がない状態となっています。

こういったことを考慮すると、mineoは端末面ではやや不安が残る格安SIMだと言えます。端末購入もセットで検討している場合、契約前に必ず公式サイト上でラインナップと在庫状況を確認しておきましょう。

2回線目をお得に契約!

mineoで2回線目を契約する方法

ここからは、mineoで2回線目を契約する方法を解説していきます。

といっても、基本的な流れは1回線目と同様になるので、それほど特別なことは必要ありません。

1:必要な情報、書類を集める

まずは2回線目の契約に必要な情報や書類を集めましょう。

以下に、必要なものをまとめました。

本人確認書類・運転免許証
・マイナンバーカード
支払い方法・口座振替
・クレジットカード
メールアドレス・申し込み内容の確認や端末など発送の通知
・普段利用し慣れているアドレス
MNP予約番号・現在契約している電話番号を引き継ぐために必要
・新規契約の場合は不要
対応端末・mineoに対応したスマートフォン
・mineoでスマホを購入する場合は不要
eoIDアカウント情報・mineo独自のアカウント。IDとパスワード
・複数回線割引の適用に必要

ご覧のものをいつでも確認できるよう、手元に置いた状態で申し込みを行なってください。

2:申し込む

契約に必要なものを揃えたら、申し込みを行なっていきます。

2回線目以降を1回線目と別の名義で契約する場合、1回線目と同様の手続きで問題ありませんが、この場合は複数回線割引の適用外となるので注意しましょう。

既存のeoIDでログインして複数回線割引を適用

mineoで複数回線割引を適用するには、同一名義での契約が必要になります。

この場合、1回線目と同じeoID(mineo内のアカウントID)でログインし、2回線目以降の契約を申し込むことで、同一名義での契約が可能です。

mineo公式サイト上のマイページから2回線目以降の契約申し込みができるので、画面の指示に従って契約を進めてください。

3:商品を受け取り開通手続きを行う(オンライン限定)

契約が完了したら、mineoから端末、及びSIMカードが送られてくるので、開通手続きを行なってください。端末購入をしていない場合やeSIMで契約をした場合、これらのものは送られて来ず、オンライン上で開通手続きが完了します。

新規契約の場合はSIMカードを挿入するだけで使えるようになりますが、MNP転入の場合、切り替え作業が必要になります。mineo公式サイトのマイページ上から転入切替を行って、手続きを完了させてください。

また、eSIMの場合は、端末上でeSIMプロファイル設定が必要になるので、Android、iPhoneのスマートフォンにて設定を行いましょう。

mineoで2回線以上契約するよくある質問

記事の最後に、mineoで2回線以上契約することに関連する、よくある質問についてお答えしていきます。

2回線目にmineoは最適ですか?

mineoには固定プランと無制限プランの2つのプランがあるので、両者を契約しておくことで、シチュエーション別に使い分けができるようになります。したがって、mineoは2回線目にもおすすめのスマートフォンの回線です。

一方で、家族割引の恩恵が少ないなどのデメリットもあるので、自身の利用環境に合わせて複数回線契約を検討することも大切です。

2回線目におすすめなプランはどれですか?

2回線目におすすめなのは「マイそく」プランです。

このプランでは、通信速度に応じてインターネット回線が使い放題となるため、1カ月の通信量を大きく下げることにつながります。

一方で、通信速度が制限されるのが少し気になるので、1回線目にマイピタを最小限のデータ量で契約し、高速通信も可能にしつつも、2回線目でマイそくを契約して使い放題にしておくと、柔軟に使い分けができますよ。

まとめ

mineoは人気の格安SIMなので、2回線目以上契約したいと考える方は多いはずです。

家族割引の恩恵が少ないなどのデメリットもあるものの、プランそのものが優秀なので、2回線目以降の契約にもおすすめできます。

記事で解説した内容を参考に、mineoでお得にスマートフォンを利用していきましょう。

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