格安SIMはスマートフォンの料金がとにかく安いのが魅力ですが、「家族割」の利用でさらにお得に利用できれば言うことありませんよね。
しかし、格安SIMは数えきれないほど存在しているので、その中からお得な家族割を実施しているところを選ぶのは難しいです。また、家族割があっても本当にそれがお得なのかどうかの検討が必要なので、自分だけで選ぶと失敗につながることも。
そこでこの記事では、「格安SIMの家族割」をテーマとして、選び方やおすすめの格安SIM、さらにはよくある質問について、わかりやすく解説していきます。
目次
家族全員でお得に使える格安SIMの失敗しない選び方
まずは家族全員でお得に使える格安SIMの、失敗しない選び方について解説していきます。ここで取り上げるのは以下の内容です。
- 「家族割」の内容を事前に知っておく
- 家族全員の「使用データ量」を事前に把握しておく
- 端末を購入する場合は「端末のラインナップ」で選ぶ
- 「家族割にこだわらない」ことも大切
いずれも事前に知っておくべきものなので、順番に解説していきます。
「家族割」の内容を事前に知っておく
家族割がある格安SIMを選ぶ上で最も大切なことは「家族割の内容」を事前に知っておくことです。
家族割と言っても、以下のようにさまざまなものがあります。
- 基本料金割引
- 学生割引
- 家族間データシェア
- 家族間通話無料
以下では、この4点についてメリットとデメリットを解説していきます。
基本料金割引は「1回線目」に割引が入るかどうかを要チェック
メリット | ・毎月確実に割引されるのでお得 ・年間割引額が1万円を超えることもある |
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デメリット | ・1年間限定など、期間が制限されやすい ・1回線目に割引が入らないことも |
最も一般的な家族割は「基本料金割引」です。基本料金から毎月確実に割引が入るので利用しやすく、また年間当たりに換算すると1万円を超える割引額になることも少なくありません。
一方で、「永年割引」かどうかは事前に確認が必要で、格安SIMの中には1年の制限をつけているところもあります。したがって、「1年後」を考えて契約をする必要があると言えるでしょう。
また、割引が入るのが「1回線目も含めて」なのか、「2回線目以降」なのかで家族全体の割引額は大きく異なります。割引額が大きくても1回線目に割引が入らない場合、全体で見るとそこまで大きな割引額にならない可能性があるので、この点に注意しましょう。
子どもにスマホを持たせるなら「学生割引」がおすすめ
メリット | ・学割の方が普通の家族割引よりも割引額が大きい ・毎月確実に割引されるのでお得 ・学生だけでなく「その家族」も対象になることが多い |
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デメリット | ・18歳以下の場合、19歳以上の大学生は対象外 ・期間内にどれだけの割引が受けられるのかでコスパが変わる ・格安SIMはそもそもが安いので、学生割引を用意していないことも |
続いて「学生割引」ですが、こちらも広い意味での家族割引に該当するものです。
格安SIMを含めて、携帯電話会社にとって学生とは大人になってからも契約してくれる可能性が高い「良いお客さま」なので、できるだけ早い段階で取り込んでおきたいという思惑があります。
だからこそ、学生割引は一般的な家族割引よりも「割引額が大きい」ため、学生層が契約したいなら「学生割引」を利用しない手はありません。
一方で、「学生の定義」に各社違いがあり、学生というよりは「未成年」を対象としていることもあります。法律の改正により、現在の成人年齢は18歳なので、18歳未満が学割の対象となる可能性があるため注意してください。
また、格安SIMはギリギリまで安く料金を設定しているため、学生割引を用意していないところも多いです。
家族間データシェアを上手に使えれば通信費を大きく節約
メリット | ・基本料金割引よりも割引額が大きい ・契約したデータ量を無駄なく使い切れる |
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デメリット | ・家族全員の使うデータ量を把握しておく必要がある ・データ量が足りない場合、データ追加で割高になることも ・考えることが多く利用しにくい |
続いて「家族間データシェア」ですが、こちらはインターネットを使用する時に消費する「データ」を、家族間でシェアする機能のこと。結果的に大幅に安くなるので、ここでは実質的な家族割引として紹介しています。
最大のメリットは「基本料金割引よりも割引額が大きい」点です。上手に使えれば月々の通信費を大手キャリアとは比較にならないほど安く利用できる可能性を秘めています。
また、契約したデータ量を「余った家族から足りない家族へ」とシェアできるので、無駄なく使い切れるのもメリットの1つ。
一方で、デメリットは「家族全員の使うデータ量を把握しておく必要」がある点です。子どもがYouTubeやInstagram、TikTokなどで1カ月に20GB以上の大量のデータを消費するのに、家族全員で10GBしか契約していない場合、追加で10GB以上を購入する必要が出てきます。
どこの格安SIMでも、追加でデータを購入する場合は「大きく割高」に設定されているため、結果的にデータシェアを使わない方が安く上がることもあるでしょう。
そして、データ量やこのようなリスクを考える手間を「考慮することそのもの」がデメリットとも捉えられます。
毎月、データのことを考えてやりくりするのは想像以上にストレスが溜まるので、それだったら素直に基本料金割引を用意している格安SIMの方がおすすめかもしれません。
家族間通話無料の格安SIMは非常に少ない
メリット | ・通話料が抑えられる |
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デメリット | ・現代の通話の主流はLINE通話。通話料無料が不要な家庭も多い ・家族だけでなく「全ての通話が無料」の格安SIMもある ・そもそも家族間で通話をしない可能性も ・家族間通話無料を用意する格安SIMがほとんどない |
最後に取り上げるのが「家族間通話無料」ですが、こちらは「ガラケー時代」から携帯電話を使ってきた世代に特に好まれる家族割引の1つです。
結論から言えば、家族間通話無料を用意している格安SIMはほとんど存在しないので、「そもそも選べない」という現実があります。
その理由は、そもそも家族間通話無料の需要が少なくなってきているから。現代の通話の主流は通話料のかからないLINE通話なので、特に若者にとって家族間通話無料はほとんど意味を成しません。
また、「家族限定」とケチくさいことをするのではなく、「全ての通話を無料」としている格安SIMもあるため、家族間通話無料にこだわって格安SIMを選ぶのはおすすめできません。
家族全員の「使用データ量」を事前に把握しておく
家族でお得な格安SIMを選ぶためには、家族全員分の「使用データ量」を事前に把握しておくことが大切です。
「そもそもデータ量とはなんなのか」という方のために解説しておくと、スマートフォンで何かをする場合、基本的には「インターネット通信」が行われます。
この時に通信する量のことを「通信量、データ量」と呼び、この量に応じてプランの基本料金が決められています。
したがって、事前にそれぞれの家族がどの程度のデータ量を必要としているかを大雑把でも良いので把握しておかないと、最適な格安SIM、およびプランが選べません。
「1GBでできること」を目安に
使用するデータ量を把握する上で便利なのが「1GB」という単位に注目することです。
全ての格安SIMは「GB(ギガバイト)」という単位でデータ量を判断しているため、「1GBでできること」を事前に理解しておくと、自分や家族がどの程度のデータ量を必要とするのかがわかりやすいです。
参考までに、以下に「1GBでできること」をまとめてみました。
インターネット | 3,200回表示 |
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写真付きメール | 333回 |
LINEトーク | 13.3万回 |
LINE音声通話 | 55時間 |
LINEビデオ通話 | 3.3時間 |
Googleマップ | 4,430回表示 |
YouTube(720p) | 1時間 |
1.3時間 |
ご覧のように、1GBでは「意外と多くのことができる」ように感じる方が多いはずです。
例えば、インターネットなら3,200回ページを表示可能で、LINEトークは13万回以上と、ほとんど無限にやりとりができます。LINE通話だって55時間話せます。
一方で、「画像」「動画」が絡んでくると話は変わってきます。例えば、YouTubeを720pというHD画質で視聴する場合、「たった1時間」しか1GBで視聴できませんし、画像メインのSNSであるInstagramも1.3時間しか閲覧不可。
したがって、どの程度のデータ量が必要なのかは、以下のようにわけられます。
1GB未満 | ・基本はLINEしか使わない ・たまにネットサーフィンやメルカリなど |
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3GB未満 | ・LINE通話やビデオ通話を使用する機会がある ・YouTubeやSNSはあまり使わない |
20GB未満 | ・LINE、YouTube、SNSを一通り使う機会が多い ・YouTubeの画質はそこまでこだわらない |
無制限使い放題 | ・YouTubeなど動画コンテンツ高画質で毎日視聴する ・スマホを使う時に我慢したくない |
基本的には、スマートフォンを頻繁に使う場合は3GB以上を、そこまで使わない場合は3GB以下を、それぞれ選んでもらえれば問題ありません。
使用データ量が分からないなら「使った分だけ支払い」のプランがおすすめ
このように使用データ量を事前に見積もることは大切ですが、「実際に使ってみないとわからない」「面倒くさい」といったことを感じてしまう方もいるはずです。
そんな方におすすめなのが「使った分だけ支払い」のプランを用意している格安SIM。
ここでは、大人気の格安SIMである、UQモバイルと楽天モバイルの2つのプランを比較してみましょう。
UQモバイル | 【固定プラン】 3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 |
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楽天モバイル | 【変動制プラン】 〜3GB:1,078円 3GB〜20GB:2,178円 20GB〜無制限:3,278円 |
ご覧のように、UQモバイルは事前にデータ量を決めてある「固定プラン」を、楽天モバイルは使ったデータ量に応じてプラン料金が変動する「変動制プラン」を、それぞれ用意しています。
したがって、UQモバイルは事前に3GB、15GB、25GBの3つからそれぞれの家族に合うものを選ぶ必要がありますが、楽天モバイルはプランを選ぶ必要がありません。
たった1つのプランしかなく、そのプランで3GBなら1,078円、3GBから20GBなら2,178円、そして20GB以上なら無制限に使えて3,278円と、自動的に料金が変動します。
楽天モバイルのような「変動制プラン」なら、事前にデータ量を決めておく必要がなく、使用量に応じて月ごとに料金が変動するので便利ですよ。
いずれにせよ、「本来1GBしか必要ないのに20GBのプランを契約する」といったことは大きな無駄につながるので、出来るだけ無駄が出ないような格安SIM、プランを選んでみてくださいね。
端末をお得に購入できることも大切
家族単位で格安SIMを検討している場合、新たに端末を購入する必要があるケースもあると思います。
そんな時は、出来るだけ端末をお得に購入できることが大切です。なぜなら、スマートフォン端末はどんなに安くても数万円、最新機種ともなると10万円を超えるなど、プラン料金とは比べ物にならないほど高額だからです。
したがって、どれだけ安くプランを利用できたとしても、端末代が高かったら意味がないどころか、全体で見たら損をしている可能性すらあります。
コスパにこだわるなら「型落ち端末」も視野に入れること
端末を出来るだけお得に購入する上で、非常に大切なのが「型落ち端末」を狙うことです。
スマートフォンは大きく分けてiPhone、Androidの2つにわけられますが、いずれの機種も毎年、最新機種が定期的に発売になります。
しかし、最近のスマートフォンは携帯電話というよりも「携帯電話付きカメラ」と呼んだ方が良いくらい、カメラ性能にこだわっているので、
- どんな時でも最先端のスマホを使いたい
- 思い出を最高のクオリティで写真として撮影したい
- 動画の撮影には何よりもこだわりたい
といった、強いこだわりがない限りは、最新機種を使う意味はなく、「使わない機能に多額の投資をする」ことになります。
したがって、1年どころか、2年、3年型落ちの端末でも十分な方が大半なので、「型落ち端末」を狙って購入すると端末代を大幅に節約可能です。
端末購入限定のキャンペーンは絶対に利用したい
また、多くの格安SIMは「端末購入」に対してキャンペーン、特典を用意しているので、これは絶対に利用したいところです。
ここでは例として、人気の格安SIMである楽天モバイル、UQモバイル、OCNモバイルONEの3社が、2022年11月22日現在、用意しているキャンペーンを以下にまとめてみました。
楽天モバイル | ・対象のスマホ購入で最大16,000円値引き+3,000ポイント還元 ・実質19,000円相当の還元 |
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UQモバイル | ・対象のスマホ購入で5,000円をau Pay残高に還元 ・新規契約限定 |
OCNモバイルONE | ・期間限定で機種代金を大幅割引 ・最大75%オフのバーゲンセール |
ご覧のように、いずれの格安SIMも数千円〜数万円規模のキャッシュバックやポイント還元、割引を実施していることがわかります。
これを知った上で端末を購入するのとしないのとでは、非常に大きな差が生まれてしまうので、必ず「キャンペーン情報」もかかさずにチェックしてくださいね。
「家族割にこだわらない」ことも大切
実は、「家族割にこだわらない」こともお得にスマートフォンを使う上では大切なことです。
そもそも家族割とは、ガラケー時代のドコモ、au、SoftBankの大手3社が顧客を「家族単位で囲い込む」ために実施した割引制度で、当時は解約するのに数万円の違約金、解約金も求められました。
しかし、今のスマートフォン業界は、以前とは大きくシステムが異なります。大手キャリア以外にもたくさんの格安SIMが存在し、「家族全員で同じところを使う」という考え方は以前ほど強くありません。
また、違約金、解約金もほとんどかからないため、「安いところにすぐに乗り換える」ような使い方が主流になってきています。
家族割がなくてもお得な格安SIMが非常に多い
これを携帯電話各社も理解しているため、「家族割を用意していない」ような格安SIMも少なくありません。というよりも、「家族割がなくてもお得にしないと顧客を獲得できない」くらい競争が激しいので、各社が限界まで値下げをしている状況です。
したがって、家族割に注目すると選択肢が大幅に狭まってしまうので、「家族割の有無に関わらずお得な格安SIM」に注目した方が、結果的にお得に利用できる可能性が高まります。
いずれにせよ、家族割にこだわるあまり、料金が高くなってしまっては本末転倒なので、「お得に利用する」という目的を忘れないようにしましょう。
家族全員でお得に使える格安SIM10選
ここからは、家族全員でお得に使える格安SIMを紹介していきます。
それぞれの格安SIMの特徴やプラン詳細、メリット、デメリット、家族割の有無などをわかりやすくまとめているので、参考にしてみてください。
楽天モバイル

出典:プラン – 楽天モバイル
プラン概要 | 【Rakuten UN-LIMIT】 〜3GB:1,078円 3GB〜20GB:2,178円 20GB〜無制限:3,278円 |
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通話料関連 | 【通話料】 22円/30秒 【オプション】 1回15分かけ放題:1,100円 【アプリ】 Rakuten Link使用で通話料無料 |
家族割引 | なし |
楽天モバイルは家族でまとめて契約するかどうかや、スマートフォンをたくさん使うかどうかなど、使い方に関わらず「誰でもお得に使える」格安SIMです。
その秘密は「プラン」にあります。他社がたくさんのプランを用意する中、楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT」というたった1つのプランしか用意していません。
そして、プラン料金は3階建てとなっており、1階部分は3GBまで1,078円で利用できます。そして3GBを超えると自動的に2階部分に移り、20GBまで2,178円。
最後に20GBを超えると3階部分に移り、「無制限に使えて3,278円」で利用できます。つまり、50GB使っても、100GB使っても3,278円ということです。
このように、楽天モバイルはたった1つのプランで、スマートフォンをあまり使わない人や使わない月、あるいはたくさん使う人や使い過ぎてしまった月に対応できる、優秀な格安SIMです。
だからこそ、家族割引がなくても万人におすすめできます。
楽天モバイルの魅力
楽天モバイルのプラン以外の魅力は「通話」にあります。
通話料は30秒で22円と標準的ですが、「Rakuten Link」というアプリを利用していつも通り電話をかけるだけで「通話料が完全無料」に!これは非常にお得ですよね。
もちろん、Rakuten Linkの利用も完全無料なので、楽天モバイルにするだけで「通話料が無料になる」ということです。
アプリの使用感も悪くありません。参考として以下の画像をご覧ください。
こちらはRakuten Linkを実際に使ってみた画像ですが、左側の画像のように連絡先はスマートフォンに入っている情報が自動的に同期されますし、右側の画像のようにダイヤルパッドで電話をかけることもできます。
通話料が無料になることで月々数百円〜数千円の節約につながるので、プランも通話も、とにかくお得に利用したいなら楽天モバイル一択ですよ!
端末購入で1万円を超えるキャッシュバックを行うキャンペーンも定期的に行なっているので、気になった方は公式サイトでチェックしてみてください。
UQモバイル

出典:UQ mobile
プラン概要 | 【くりこしプランS +5G】 3GB:1,628円 速度制限時:0.3Mbps 節約モード時:0.3Mbps 【くりこしプランM +5G】 15GB:2,728円 速度制限時:1Mbps 節約モード時:1Mbps 【くりこしプランL +5G】 25GB:3,828円 速度制限時:1Mbps 節約モード時:1Mbps |
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通話料関連 | 【通話料】 30秒/22円 【オプション】 1回10分かけ放題:880円 無制限かけ放題:1,980円 |
家族割引 | 【基本料金割引】 1回線目:550円〜770円割引 2回線目以降:1,738円〜1,958円割引 |
UQモバイルはauの「廉価版(サブブランド)」という位置付けの格安SIMです。au傘下なので、大手キャリアのauの回線を優先して使えるため、格安SIM他社よりも回線品質が高いと評判です。
プランは3つ用意しており、3GB、15GB、25GBの3つにわかれていますが、「通信速度」がプランによって変わるのが特徴的です。
具体的には、データを全て使い切ってしまった時の「速度制限時」と、データ消費をゼロにできる「節約モード」の時の通信速度がプランによって異なり、最小容量の3GBのプラン「くりこしプランS +5G」では0.3Mbpsという通信速度です。
この速度では、LINEトークのやり取りくらいしか快適にできませんが、15GB、25GBのプラン「くりこしプラン M/L +5G」では1.5Mbpsの通信速度で通信できます。
この速度なら、LINE通話やSNS、さらには360pに画質を落とした状態でのYouTubeの視聴が可能。データ消費ゼロの使い放題で1.5Mbpsの通信速度で利用できるのは魅力的です。
UQモバイルの家族割の詳細
そんなUQモバイルの家族割は「UQ家族応援割」という名称で、「18歳以下の子どもが契約家族にいる」という前提で働く割引なので、実質的には「学生割引」の特徴も合わせ持っています。
割引詳細を以下の表にまとめてみました。
1回線目 | 【くりこしプランM +5G】 データ量:15GB 割引前:2,728円 割引後:2,228円 割引額:550円 【くりこしプランL +5G】 データ量:25GB 割引前:3,828円 割引後:3,058円 割引額:770円 |
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2回線目以降 | 【くりこしプランM +5G】 データ量:15GB 割引前:2,728円 割引後:990円 割引額:1,738円 【くりこしプランL +5G】 データ量:25GB 割引前:3,828円 割引後:1,870円 割引額:1,958円 |
ご覧のように、1回線目と2回線目以降、さらには契約プランによって割引額が変わります。少しややこしいですね。
しかし、割引額は大盤振る舞いで、1回線目は550円、770円の割引、そして2回線目以降は1,738円、1,958円の割引と、業界内でも非常に高額な割引が入ります。
参考として、親2人、子2人の4人家族の場合、最低でも毎月6,000円弱の割引、最大で6,500円程度の割引です。これは「月当たり」なので、年換算にすると「7万円〜8万円」の節約につながります。家族旅行でも行けそうな金額です。
UQモバイルの魅力
このように、UQモバイルは18歳以下の子どもがいると「圧倒的にお得に」利用できますが、これだけお得なのに「auのサブブランド」なので、安心感、信頼感が他の格安SIMとは比べものになりません。
格安SIMの多くは、運営コストをできるだけ削減するためにも、実店舗やスタッフの数を最小限にするか、そもそも実店舗を持たないところもあります。つまり、対面契約や対面サポートができないということです。
一方で、UQモバイルはauのサブブランドなので、全国のauショップ、UQショップで契約できますし、サポートだって受けられます。回線品質も非常に高いので、安心感、信頼感が段違いです。
したがって、「安さと品質」を両立したい方におすすめできる格安SIMなので、特に18歳以下の子どもをお持ちの家庭におすすめできます。
OCNモバイルONE

出典:OCNモバイルONE
プラン概要 | 0.5GB:550円 1GB:770円 3GB:990円 6GB:1,320円 10GB:1,760円 |
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通話料関連 | 【通話料】 11円/30秒 【オプション】 1回10分かけ放題:935円 無制限かけ放題:1,430円 トップ3かけ放題:935円 |
家族割引 | 【データシェア】 520円/1人 |
OCNモバイルONEは、業界内でも最安水準の「550円」からスマートフォンの契約ができる格安SIMです。ドコモとのつながりが強く、ドコモショップで手続きできるのはありがたい。
残念ながら家族割はありませんが、元々のプラン料金を限界まで削っているのであまり気になりません。550円で0.5GBも驚きですが、3GBで1,000円を切る990円という価格設定も非常に攻めています。
一方で、6GBで1,320円、10GBで1,760円と、データ量が増えるに従ってコスパは低下していくので、「少ないデータ量でできるだけ節約したい」という家族におすすめです。
また、「通話料」関連で言うと、業界内でも非常にユニークな「トップ3かけ放題」というかけ放題を用意しています。
これは、1カ月の間に、通話料金トップ3の電話番号との通話料金を無料とするかけ放題で、935円という1,000円を下回る料金で利用可能。
家族や恋人など、特定の3人以内の人としか通話しない場合に役立つので、家族間通話をできるだけ安くしようとしている方は検討してみる価値はあるかもしれません。
OCNモバイルONEの家族割引の詳細
OCNモバイルONEは「データシェア」ができるので、これを利用すれば家族間でお得にスマートフォンを利用できる可能性が高まります。
利用できるのは6GBで1,320円、10GBで1,760円の2つのプランで、追加する家族1人当たり毎月520円がかかります。
例えば、6GBのプランの場合、2台まとめて1,860円で利用でき、別々に契約するよりも318円お得!追加は5人まで可能なので、多ければ多いほどお得になります。
OCNモバイルONEの魅力
OCNモバイルONEは「端末購入」で大きな魅力を持っています。
定期的に行うセール、キャンペーンにより、スマートフォンの端末代金が半額以上に割引され、他の格安SIMには真似できないほどお得に端末を手に入れられます。
家族の中にスマートフォンデビューをする方がいる場合、あるいは新しいスマートフォンに乗り換えたい場合、OCNモバイルONEでプラン料金も、端末料金もお得に利用してみてください。
早速、現在行なっているセールやキャンペーンを公式サイトからチェックしてみましょう。
イオンモバイル

出典:イオンモバイル公式サイト
プラン概要 | 【シェアプラン】 1GB:1,188円 3GB:1,408円 10GB:2,178円 20GB:2,288円 40GB:4,488円 50GB:5,588円 |
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通話料関連 | 【通話料】 11円/30秒 【オプション】 1回5分かけ放題:550円 1回10分かけ放題:935円 無制限かけ放題:1,650円 |
家族割引 | 【データシェア】 220円/1人 |
イオンモバイルは、格安SIMの中でも「家族」に焦点を当てているのが特徴です。運営しているのはあの「イオン」なので、家族で足を運ぶ大型ショッピングモールらしい一面が格安SIMからも見られます。
プラン内容は非常にシンプルで、データ量に応じて段階的に料金が固定されている固定式。1GBから10GBまで1GB刻みで設定されており、これほど細かくギガを固定している格安SIMは非常に珍しいです。
肝心の料金は「割高」ですが、イオンモバイルは「家族間のデータシェアが前提」なので、データシェアすることを考慮するとむしろ「割安」へと変わります。
また、通話料についても魅力的で、他社が22円/30秒であるのに対し、イオンモバイルは半額の11円/30秒。家族間通話が多いなら、これは非常に助かりますよね。
イオンモバイルの家族割の詳細
そんなイオンモバイルは、先述のようにデータシェアが利用できます。
データシェアを行う場合、同一名義人が家族分の契約を行う形となり、1人あたり月額220円かかります。無料で利用できないのは残念かもしれませんが、他社の半額程度の料金に設定されているので、非常に良心的です。
参考までに、データシェアを行った場合の料金を、
- 2人で3GBずつ合計6GB
- 3人で3GBずつ合計9GB
- 4人で5GBずつ合計20GB
の3パターンに分けてみました。
2人で3GBずつ | 6GB:1,738円 SIM追加:220円/1枚 合計:1,958円 1人あたり:979円 |
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3人で3GBずつ | 9GB:2,068円 SIM追加:440円/2枚 合計:2,508円 1人あたり:836円 |
4人で5GBずつ | 20GB:2,288円 SIM追加:660円/3枚 合計:3,168円 1人あたり:792円 |
ご覧のように、基本的には「データ量が上がるほどコスパも上がる」傾向にあります。
「2人で3GBずつ」の場合、合計で1,958円かかりますが、3GBの相場は1,000円前後なので、お得かと言われれば微妙なところ。
一方で、「3人で3GBずつ」とすると合計で2,508円、1人あたり836円と、3GBの相場よりも200円程度安くなります。
そして、「4人で5GBずつ」の場合は、合計で3,168円、1人あたりなんと「792円」と、5GBの相場から考えると破格のお値段で利用可能!
ドコモ、au、ソフトバンクの「1人あたりの5GBの料金」よりも、イオンモバイルの4人で20GBの方が安いので、どれだけお得かがわかりますよね。
イオンモバイルの魅力
イオンモバイルはデータシェアを利用することでコスパが業界最高レベルまで高まりますが、「サポートの手厚さ」も魅力です。
多くの格安SIMはコストカットのために実店舗を持たないことすらありますが、イオンモバイルはその真逆。全国のイオン店舗にて契約や相談が可能で、契約後のサポートまでしっかり受けられるので、安心して利用できます。
とはいえ、イオンモバイルの公式サイトの作りが非常に良心的で、画面の指示に従っているだけで誰でも簡単に契約できてしまうので、「そもそも店舗まで行く必要がない」ことの方が多いです。
したがって、「できるだけ家族で安く、安心して利用したい」場合に、イオンモバイルはおすすめですよ。
ワイモバイル

出典:Y!mobile
プラン概要 | 【シンプルS】 3GB:2,178円 【シンプルM】 15GB:3,278円 【シンプルL】 25GB:4,158円 |
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通話料関連 | 【通話料】 22円/30秒 【オプション】 1回110分かけ放題:770円 無制限かけ放題:1,870円 |
家族割引 | 【基本料金割引】 5歳〜18歳の子どもなし:1,188円割引 5歳〜18歳の子どもあり:2,288円割引 【データシェア】 シンプルS:1,078円 シンプルM:539円 シンプルL:539円 |
ワイモバイルは「家族まとめて利用前提」の格安SIMで、ソフトバンクのサブブランドなので回線品質は他の格安SIMよりも高めです。
家族割引利用前の料金は、3GBで2,178円、15GBで3,278円、そして25GBに至っては4,158円と、相場の2倍程度と非常に割高に設定しているため、「1人で利用」はおすすめできません。
ワイモバイルの家族割の詳細
しかし、家族割引を利用すると料金は一変します。
ワイモバイルの家族割引は2段階に分かれており、第一段階は「5歳〜18歳の子どもなし」の割引です。これを適用すると、プラン料金から無条件で1,188円割引されるため、子供の有無に関わらずそれぞれのプラン料金から1,188円を割引いた料金で利用できます。
そして、2段階目が「5歳〜18歳の子どもあり」の割引。これを適用すると、「1段階目の割引に加算して1,100円が割引」されるので、1段階目と2段階目を合わせて「2,288円」もの割引が入ります。
以下に、1段階目、2段階目(ワイモバ親子割)、それぞれの割引後の料金をまとめてみました。
シンプルS 3GB | 割引前:2,178円 1段階割引後:990円 2段階割引後:なし |
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シンプルM 15GB | 割引前:3,278円 1段階割引後:2,090円 2段階割引後:990円 |
シンプルL 25GB | 割引前:4,158円 1段階割引後:2,970円 2段階割引後:1,870円 |
ご覧のように、シンプルSは1段階のみしか適用されませんが、シンプルMの15GB、Lの25GBはそれぞれ大幅に割引が入ります。
特に注目なのが「シンプルM」です。シンプルMの元々の料金は15GBで3,278円と、格安SIMとは思えない高額な料金設定でしたが、1段階割引で2,090円まで下がります。
正直に言えば、1段階目の割引が入ってもまだ「割高」ですが、2段階目が入ると「990円」という「業界内でも最安レベル」まで割引されます。990円の相場は3GBなので、「相場の5倍安い」と言えば、どれだけお得なのかがわかるでしょう。
したがって、ワイモバイルは「5歳〜18歳までの子どもがいる家庭(2段階目の割引まで利用できる家庭)」におすすめできる格安SIMであり、通常の家族割(1段階目)ではそこまでの魅力はありません。
ワイモバイルの魅力
そんなワイモバイルの魅力は、「60歳以上の通話割引」にあります。
60歳以上のシルバー世代は、スマートフォンではなく「ガラケー世代」でもあるので、LINEよりもメールや通話が主流ですよね。
したがって、「無制限かけ放題」をオプションとしてつける方が非常に多いですが、ワイモバイルの「60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン」を利用すれば、無制限かけ放題のオプション料金「1,870円」が1,100円引きの「770円」で利用できます。
無制限かけ放題の相場は1,500円〜2,000円なので、相場の半額〜三分の一程度の料金で利用でき、年間で1万円弱の節約になります。
このように、ワイモバイルは「5歳〜18歳の子どもがいる家庭」「60歳以上のシルバー世代がいる家庭」のそれぞれに優しい格安SIMなので、多くの家族におすすめできますよ。
mineo

出典:mineo公式サイト
プラン概要 | 【マイピタ】 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 【マイそく】 0.3Mbps:660円 1.5Mbps:990円 3Mbps:2,200円 |
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通話料関連 | 【通話料】 22円/30秒 【オプション】 1回10分かけ放題:550円 無制限かけ放題:1,210円 【アプリ】 mineoでんわ使用で10円/30秒 |
家族割引 | 【基本料金割引】 毎月55円割引 |
mineoは格安SIMが普及する以前からサービスを開始している、格安SIMの老舗的存在です。格安SIMの中では高品質、高価格路線を貫き、実店舗を持っていたり、サポートが手厚かったりと、「大手キャリアと格安SIMの良いとこどり」をしているのが特徴。
プランは固定プランのマイピタが主流で、1GBで1,298円とかなり割高。一方、5GB、10GBとデータ量が高まるにつれてコスパは高まっていくので、できれば5GB以上で契約した方が良いでしょう。
通話料は標準設定ですが、専用アプリ「mineoでんわ」を利用すれば、通話料が半額を下回る10円/30秒まで割引されます。
mineoの家族割の詳細

出典:家族割 – mineo
mineoの家族割はシンプルで、同一家族の基本料金が「55円」割引されるというもの。
格安SIMとは思えない実店舗経営、さらにはサポート体制の厚さなので、限界まで値下げをしているからこそ、家族割引は「おまけ程度」となっています。
したがって、家族割引目当ての方にとっては少し物足りなく感じるかもしれません。
mineoの魅力

出典:マイそく – mineo
そんなmineoの魅力は、「マイそく」というもう1つのプランにあります。
このプランは「最大通信速度」で料金が決められていて、その代わり「どれだけ使っても料金が固定」という非常にユニークな点が特徴。
例えば、「スタンダード」では、最大通信速度1.5Mbpsで使い放題となります。1.5Mbpsの通信速度では、LINEトークやLINE通話はもちろん、画質を落としたYouTubeの視聴なども可能で、これを使い放題で「990円」で利用できるのは非常にお得。
また、「プレミアム」では、最大通信速度3Mbpsで使い放題。3Mbpsなら、YouTubeを720pのHD画質での視聴が可能なので、十分実用性がある使い放題です。料金は「2,200円」と使い放題の中では破格とも言える料金設定です。
したがって、mineoは「スマートフォンをたくさん使う家族がいる」ような場合に、低料金で使い放題の回線を用意できます。特に、動画やスマホゲームなど「スマホ盛り」の子どもがいる場合に、活躍が期待できますよ。
IIJ mio

出典:IIJmio公式サイト
プラン概要 | 2GB:850円 4GB:990円 8GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
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通話料関連 | 【通話料】 通常時:11円/30秒 家族間通話:8.8円/30秒 【アプリ】 1回5分かけ放題:500円 1回10分かけ放題:700円 無制限かけ放題:1,400円 |
家族割引 | 【データシェア】 無料/1人 |
IIJ mioは「安さ」で人気の格安SIMで、テレビ、ネット問わず、大々的に広告を流しているので、認知度も高めです。
プラン料金は最低データ量が2GBで850円と、標準的ですが、4GBで990円はコスパ良好。相場は3GBで1,000円程度なので、4GBで1,000円を切るのは魅力的です。
一方で、8GBで1,500円、15GBで1,800円と、たった300円しか違わないのにデータ量は2倍近く差が開いていたりと、データが大きくなるにつれて価格設定に甘い部分が見られます。
したがって、IIJ mioで最もおすすめなのは「4GBで990円」のプランです。
IIJ mioの家族割の詳細
そんなIIJ mioの家族割ですが、直接的な基本料金からの割引は存在しません。
代わりに、格安SIMでは非常に珍しい「家族間通話割引」を行なっています。通常の通話料金が11円/30秒と、これでも相場の半額と非常にお得ですが、家族間通話の場合はここからさらに下がって「8.8円/30秒」と、30秒で10円を切ってきます。素晴らしい。
また、家族間かどうかに関わらずデータシェアも可能で、データシェア時の手数料などは無料です。他社は数百円の手数料を取るのが相場なので、通話、データシェア、いずれの場合も家族間でお得に利用できると言えます。
IIJ mioの魅力
そんなIIJ mioの魅力は、「端末購入」にあります。
IIJ mioは端末の販売も行っており、扱っているラインナップも格安SIMの中では豊富です。
参考として人気のiPhoneで見てみると、最新、新品の端末は扱っておらず、「型落ちの中古端末」をメインに扱っています。
2022年現在はiPhone14が最新ですが、扱っているのはiPhone8、iPhone12、iPhone13、そしてiPhone SE(第3世代)。いずれも未使用品か美品で、お値段は新品と比べて大幅に割安です。
最近のスマートフォンは進化が頭打ちとなってきており、型落ち端末でも十分快適に使用できるので、「端末を出来るだけ安く手に入れたい」「家族に買ってあげたい」という場合にも、IIJ mioはおすすめの格安SIMですよ。
NifMo

出典:NifMo
プラン概要 | 3GB:1,760円 7GB:2,530円 13GB:3,850円 30GB:4,730円 50GB:6,050円 |
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通話料関連 | 【通話料】 22円/30秒 【オプション】 1回10分かけ放題:913円 【アプリ】 「NifMo半額ダイヤルアプリ」使用で11円/30秒 |
家族割引 | 【データシェア】 無料/1人 |
NifMoは基本料金がやや割高な一方で、手厚い保証やサポートが人気の格安SIMです。
プラン料金は3GBで1,760円、13GBで3,850円など、格安SIM水準の価格帯ではなく、UQモバイルやY!モバイルのサブブランドの価格帯。かなり割高なので、プランだけ見るとお得とは言えません。
一方で、通話に関しては通常料金が22円/30秒と標準的で、「NifMo半額ダイヤルアプリ」を使用すれば11円/30秒まで安くなります。
NifMoの家族割の詳細
そんなNifMoの家族割ですが、基本料金割引は用意されていませんが、代わりに家族間データシェアが用意されています。
データシェア手数料は一切無料で、「ファミリーおまとめボーナス」が利用可能。これは1人あたり0.5GBがプレゼントされる実質的な家族割引で、4人家族なら家族全体で2GB節約できます。
契約している家族数が多ければ多いほどお得になっていくので、出来るだけまとめた方が良いですね。
NifMoの魅力
NifMoの魅力は「保証、サポートの手厚さ」にあります。
「NifMoあんしん保証」では、月額550円を支払うことで、無期限で端末の故障、水没、破損の保証を受けられます。独自の端末保証は珍しいことではありませんが、これだけ充実しているのは安心ですよね。
また、上位版の「NifMoあんしん保証プレミアム」では、1,078円で故障、水没、破損に加え、盗難と紛失にも無期限で対応してくれます。
しかも、特典として「2年間無事故で、機種変更時の料金割引」が用意されているので、まさに至れり尽くせり。
これだけ端末保証が充実している格安SIMはなかなかないので、安さよりも安心を取りたい方にはNifMoがおすすめですよ。
LINEMO

出典:LINEMO
プラン概要 | 【ミニプラン】 3GB:990円 通信制限後:0.3Mbps 【スマホプラン】 20GB:2,728円 通信制限後:1Mbps |
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通話料関連 | 【通話料】 22円/30秒 【オプション】 1回5分かけ放題:550円 無制限かけ放題:1,650円 |
家族割引 | なし |
LINEMOはソフトバンクが提供するオンライン契約専用の格安プランです。
プラン料金が格安SIM水準ながらも、ソフトバンク回線をフル活用できるということで、安さと回線品質の高さの両立ができるのが最大の魅力。
プランは3GBで990円のミニプランと、20GBで2,728円のスマホプランの2つを用意しており、両者で「通信制限後の通信速度」が異なります。
3GBのミニプランでは0.3Mbpsしかなく、この速度ではLINEのトーク程度しか快適にはできない一方で、20GBのスマホプランでは1Mbpsの比較的高速な通信が可能。YouTubeの360pのそこそこの画質なら見放題で使えますよ。
LINEMOの魅力
そんなLINEMOの魅力ですが、名前に「LINE」と入っている通り、LINEとの連携が非常にお得。
ミニプラン、スマホプランのどちらも「LINEギガフリー」というカウントフリーが適用となっており、以下のLINEの操作で消費するデータ量がゼロになります。
- Face Play
- トーク
- 音声通話
- ビデオ通話
- アルバム・ノートの表示
トークはもちろん、音声通話やビデオ通話まで全て「データ消費ゼロ」で使えるので、人によっては大幅な節約につながるはずです。
もちろん、LINEギガフリーはプランに含まれているので無料で利用できますし、申し込みも不要。
したがって、LINEMOは「家族間でLINEを使った連絡を頻繁に取る」など、LINEを絡めた節約につながるので、家族単位でおすすめできる格安SIMですよ。
日本通信SIM

出典:日本通信SIM
プラン概要 | 【合理的シンプル290プラン】 ・1GB:290円 ・無料通話:なし ・データの追加:220円/1GB 【合理的みんなのプラン】 ・1GB:1,390円 ・無料通話:70分/月 ・データの追加:275円/1G 【合理的20GBプラン】 ・20GB:2,178円 ・無料通話:70分/月 ・データの追加:275円/1GB 【合理的かけほプラン】 ・3GB:2,728円 ・無料通話:無制限かけ放題 ・データの追加:275円/1GB 【Wスマートプラン】 ・3GB:1,738円 ・無料通話:70分/月 ・データの追加:275円/1GB ・健康アプリ「FiNC」利用可能 ・月間合計歩数に応じて最大1GB追加 |
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通話料関連 | 【通話料】 22円/30秒 【オプション】 月間70分かけ放題:700円 無制限かけ放題:1,200円、1,600円 |
家族割引 | なし |
日本通信SIMは「業界最安水準」を誇る「1GB290円」のプランを用意する、圧倒的な安さが魅力の格安SIMです。
たった290円でスマートフォンを契約できるなんて、ひと昔までは考えられなかったことですが、それを現実にしてしまっているのがこの日本通信SIM。家族4人で使っても、基本料金の合計でたった1,160円しかかかりません。
そこに通話料が入ってきたとしても、他社よりも圧倒的に安く利用できるのは明らかなので、「出来るだけ基本料金を下げたい」「一番安く使いたい」なら日本通信SIMが最もおすすめですよ。
日本通信SIMの魅力
そんな日本通信SIMの魅力は、「Wスマートプラン」と呼ばれる、健康に配慮したプランです。
このプランでは、3GBで1,738円と相場よりも割高な料金設定をしていますが、代わりに健康アプリ「FiNC」が無料で利用できます。
このアプリでは、健康にまつわる正確な情報や栄養指導などを利用でき、自分の健康について真剣に考える機会を与えてくれます。
また、FiNC以外にも「月間合計歩数に応じてデータ追加」という特典があり、歩けば歩くほどデータが追加され、お得に利用できるというユニークさも完備。歩数はスマートフォンの歩数計を用います。
このように、日本通信SIMは1GBで290円という業界最安プランに加え、健康に配慮したプランという業界でも珍しいプランを用意する、非常に優秀な格安SIMです。
家族でお得に使える格安SIMのよくある質問
この記事の最後に、家族割や家族でお得に利用できる格安SIMのよくある質問に答えていきます。
一緒に住んでいなくても家族割は使えますか?
格安SIMによりますが、基本的には一緒に住んでいなくても使えます。
場合によっては、同棲のカップルや同性のパートナーなど、色々なパターンで家族割が利用できる可能性があるので、事前に「家族の範囲」について確認しておきましょう。
家族割は絶対に利用すべきですか?
大手キャリアとは異なり、格安SIMは限界ギリギリまで値下げしていることがほとんどなので、家族割がなくてもお得なことが非常に多いです。
したがって、あくまで家族割は比較材料の1つとして考えた上で、よりお得に利用できる格安SIMを選びましょう。
また、料金だけでなく、家族全体の利用方法を考慮して「利用しやすいかどうか」という視点を持つことも大切です。
データシェアはお得になるのですか?
場合によりますが、しっかり利用すればお得になる可能性が高いです。データシェアを利用する上で手数料がかかると、人数分の手数料がかさんでいくので、できれば手数料が500円以下、もしくは無料の格安SIMを選びましょう。
また、データシェアは「誰が何GB使うのか」を把握しておく必要があり、足りなくなったらシェアをしなければいけないなど、考えることが多いです。
それならば、各々が個別に契約し、各々でデータを利用していった方がストレスなく利用できるかもしれません。
家族でまとめるデメリットはありますか?
基本的には家族でまとめるとメリットが多いですが、「家族全体で同一キャリアの回線しか持てなくなる」点がデメリットとしてあげられます。
通信障害や災害時に同一キャリアの回線しか持っていないと、家族全員が一斉に電話、インターネットが使えなくなる可能性があります。
家族全員がバラバラに契約している場合、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の4社の回線をまんべんなく家族で持っていれば、全ての回線が使えなくなるリスクはそれほど高くないでしょう。
店舗で契約した方が良いですか?ネットでも大丈夫ですか?
スマートフォンの契約は人件費のかからないネット契約の方が、お得に利用できる可能性が高いです。ネット契約限定のクーポンやキャンペーンを実施していることが多いため、最大限お得に契約したいならネットの方が良いでしょう。
家族割関係の手続きなどは少し複雑なので、ネット契約後に店舗で手続きを行うことも選択肢の1つです。
まとめ
格安SIMは大手キャリアよりも圧倒的に料金が安いですが、家族割を利用すればさらに安くできる可能性が高まります。
しかし、格安SIMの多くはギリギリまで料金を下げているのも事実なので、家族割を実施している格安SIMはそれほど多くありません。
大切なのは、家族割の有無に左右されず、単純な「安さ」だけで比較することです。記事で紹介したものを参考にしながら、自分の家族にとって最も最適な格安SIMを選んで、家族全体の通信費を賢く節約していきましょう。