ネットショッピングや動画の視聴、仕事での利用など、私たちの生活に欠かすことのできない存在のインターネット。
利用するためには毎月料金を支払う必要がありますが、あなたが今支払っている額ははたして適切でしょうか?
また、なんとなくインターネット料金が高いと感じていても、どうしたら節約できるのかわからないという人もいるかもしれません。
毎月決まった額の支払いがある固定費は、できるだけ安く抑えたいと誰もが思います。
そこで今回は、インターネット料金の相場と、月々の料金が高くなってしまう原因3つ、そしてインターネット料金を節約するための方法5つを紹介します。
最後まで読むと、自分の支払っているインターネット料金が相場より高くないか、節約するためには具体的にどうしたらいいかがわかるようになるので、ぜひ参考にしてください。
インターネット料金の相場はどれくらい?
あなたは今、月々のインターネット料金にいくら支払っていますか?
また、インターネット料金の相場がどれくらいかご存知でしょうか?
インターネット料金は、一度契約したらなかなか見直すことはありません。
その結果、気付かないうちに相場より高い金額を支払い続けてしまっている可能性があります。
そこでここでは、インターネット料金の相場を
- 光回線(戸建ての場合)
- 光回線(マンションの場合)
- モバイル回線
という回線ごとに紹介します。
月々のインターネット料金の相場を知ることで、あなたがもしかしたら平均より高い金額を支払っていることに気が付けるかもしれません。
※この章で出てくる各インターネット回線事業者の月額料金は、記事執筆時点の情報です。
光回線(戸建て)の場合:5,400円程度
まず、戸建てに住んでおり、光回線を利用している場合の相場を見てみましょう。
今回は、光回線を提供している主要5社の料金を比較し、表にまとめてみました。
回線名 | 月額料金 |
---|---|
ドコモ光 | 5,720円 |
auひかり | 6,160円 |
ソフトバンク光 | 5,170円 |
NURO光 | 5,217円 |
@nifty光 | 5,060円 |
※エリアやプランによって料金が変わる可能性があります。
上記の表を参考に相場を算出したところ、戸建てで光回線を利用する場合の平均は5,400円という結果になりました。
光回線(マンション)の場合:4,400円程度
続いて、マンションに住んでおり、光回線を利用している場合の料金を見てみましょう。
回線名 | 月額料金 |
---|---|
ドコモ光 | 4,400円 |
auひかり | 4,730円 |
ソフトバンク光 | 4,180円 |
NURO光 | 5,217円 |
@nifty光 | 3,828円 |
※エリアやプランによって料金が変わる可能性があります。
マンションで光回線を利用する場合の相場は、約4,400円という結果になりました。
戸建てのときと比べると、月額料金が少し安いのがおわかりいただけるかと思います。
モバイル回線の場合:4,200円程度
それでは、モバイル回線の月額料金の相場はいくらくらいなのでしょうか。
一般的に、光回線と比べるとその通信速度や安定さに少し劣るモバイル回線は、そのぶん月額料金も安いことが特徴です。
今回は、モバイル回線の中でも通信速度が速く人気の高い、WiMAXを提供しているプロバイダごとの料金をまとめてみました。
プロバイダ | 月額料金 |
---|---|
UQ WiMAX | 4,268円 |
GMOとくとくBB | 3,969円(1~2カ月目) ※3カ月目からは4,689円 |
BIG LOBE | 4,378円 |
※エリアやプランによって料金が変わる可能性があります。
上記の表をもとにモバイル回線の利用料金の相場を算出すると、4,200円程度という結果になります。
インターネット料金の相場は4,000円前後
以上をまとめると、各回線ごとの料金の相場は、
- 光回線(戸建て)の場合:5,400円
- 光回線(マンション)の場合:4,400円
- モバイル回線の場合:4,200円
という結果になりました。
光回線を戸建てで利用する場合の料金がもっとも高く、次いで光回線をマンションで利用する場合、1番安いのがモバイル回線を利用するとき、ということがわかります。
これらの結果をもとに、回線や住居のタイプにこだわらず、インターネットを利用するあらゆる場合の相場を算出すると、4,000円前後であるということが言えます。
もし今あなたが支払っている月々のインターネット料金が4,000円以下なら、インターネット回線選びが上手で、特に問題はないと考えていいでしょう。
逆に、相場である4,000円以上を支払っているという場合は、インターネット回線について見直しをしてみる必要があるかもしれません。
「インターネット料金を見直すといっても、具体的になにをすればいいのかわからない」という人に、インターネット料金が高くなってしまう原因3つと、具体的な節約方法を5つ紹介します。
まず、月々のインターネット料金が高くなってしまう原因を知ることで、節約をするためにはどうすればいいのか?ということが見えてきます。
インターネット料金が高くなってしまう3つの原因
ここでは、インターネット料金が高くなってしまう原因を3つ紹介します。
日頃からインターネット料金の詳細を確認しているという人は、あまりいないのではないでしょうか。
しかし、毎月なんとなく支払っている料金は、実は適切なものではない可能性があります。
そこで一度、インターネット料金が高くなってしまう原因を知ることが大切です。
高くなってしまう原因を知ることで、どうすれば節約できるのかという対策を立てることができます。
月々のインターネット料金が高くなってしまう主な原因は以下の3つです。
- そもそも月額料金が高い回線業者・プロバイダを使っている
- インターネット接続機器のレンタル料金が発生している
- オプション料金が発生している
これらの原因を知らずに、いつの間にか相場より高い料金を支払い続けてしまっている可能性もあるので、ぜひ参考にしてください。
1. そもそも月額料金が高い回線業者・プロバイダを使っている
まず、毎月のインターネット料金が高くなってしまう原因として、月額料金が高いプランで契約してしまっているということが挙げられます。
仕事での利用や動画視聴、ネットショッピングなど、インターネットが私たちの生活とは切り離せないものになっている今、インターネット業界の価格競争は激しくなっています。
インターネットを利用する人が増えるにつれ、より良い料金プランを作成し、より多くの人に使ってもらいたいと考える回線業者が多いからです。
そのため、あなたが数年前に契約した金額が、実は今の相場には合っていない可能性があります。
もしあなたが今のインターネット回線を契約したのが2年以上前で、契約して以来一度も料金の見直しをしていないのであれば要注意です。
インターネット料金は年々変化してきており、あなたが数年前に契約した金額が現在の相場とあっていないかもしれません。
今使っているインターネット回線を契約したのが数年前だという場合、契約内容を一度見直してみることをおすすめします。
相場より高い料金を支払っていた場合、プランの変更や回線・プロバイダの変更で料金を大幅に節約することができます。
2. インターネット接続機器のレンタル料金が発生している
月々のインターネット料金が高くなってしまう原因の2つめが、インターネット接続機器にレンタル料金が発生している場合です。
自宅でインターネットを利用する際には、モバイルWi-Fiなどの機器が必要です。
そして、このルーターなどの端末利用には、回線やプロバイダによって
- 買取
- レンタル
という2パターンがあります。レンタルの場合、月々にかかるレンタル料金は100円~500円程度です。
2年間の契約の場合、2,400円~12,000円の出費になります。
ただ、光回線の場合、インターネットに接続するための機器を購入することは可能ですが、端末代が40,000円~50,000円と、レンタルするより高いのでは?と思う方もいるかもしれません。
ずばり結論をお伝えすると、その点に関しては機器を購入した方がお得になる可能性もあります。
なぜなら、光回線は会社によって接続機器を実質無料で購入することが可能だからです。
会社やプロバイダによっては、月々に発生する端末購入の分割代金分を毎月割引してくれるキャンペーンがあります。
「インターネット料金が高いな」と感じている方は、使用しているインターネット接続機器にレンタル料金がかかっていないか確認してください。
もしレンタル料金が発生していた場合は、接続機器を無料で使える、もしくは、実質無料で購入できる回線やプロバイダに乗り換えるだけで大きく節約することが可能です。
3. オプション料金が発生している
インターネット料金が高くなってしまっている理由のひとつで、気が付いていない人も多いのが、不要な有料オプションに加入していることです。
これは、インターネット回線の契約時、お得なキャンペーンやキャッシュバックに適用するために、なんとなく販売員に言われるがまま契約を進めてしまった場合に起こってしまいがちです。
本来なら最初の1カ月だけの加入でいいオプションも、解約を忘れてしまったり、もともと使う予定のない有料オプションに加入してしまうことで、月々のインターネット料金が高くなってしまうというものです。
こういった不要な有料オプションの例は、迷惑メールのブロック機能やセキュリティ関係に多いです。
しかし中には、光回線業者の提供する有料の電話サービスを利用することで、通話料金が安くなるということもあります。
普段から利用していれば問題ないのですが、もしキャッシュバックなどのキャンペーン特典を受け取るためだけに加入し解約を忘れているのであれば、解約をしましょう。
1番簡単に確認でき、すぐ節約に繋がるのが有料オプションの見直しです。
ぜひ一度、加入しているインターネット回線の詳細を確認し、不要なオプションに料金を支払っていないか確認してください。
インターネット料金を節約する5つの方法
ここからは、月々のインターネット料金が高くなる理由を知ったところで、どうやったら節約できるのか?ということを紹介します。
インターネット料金を節約するための方法は以下の5つです。
- お得なキャンペーンを利用する
- 月額料金の安い回線・プロバイダを選ぶ
- 工事費がかからないプロバイダを選ぶ
- 無料で接続機器がレンタルできるところを選ぶ
- セットで割引になる回線業者を選ぶ
実は、インターネット料金をお得にする方法は多数あり、それを知っているかいないかで節約できるかどうかが大きく変わってきます。
意外と知られていないことから簡単なことまで様々な方法があるので、インターネット料金を節約したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
1. お得なキャンペーンを利用する
現在、ほとんどの回線業者、プロバイダがお得なキャンペーンを展開しています。
そんな今、せっかくのお得なキャンペーンを利用せずにインターネット回線に申し込むことは、非常にもったいないことです。
中でも多く見かけるキャッシュバックでもらえる特典は、なんと最大60,000円になることもあります。
<お得なキャッシュバックの一例>
サービス名 | キャッシュバック額 |
---|---|
ドコモ光 | 最大20,000円 |
auひかり | 最大60,000円 |
ソフトバンク光 | 最大61,000円 |
NURO光 | 最大45,000円 |
※記事執筆時点でのキャッシュバック額です。
また、お得なキャンペーンはキャッシュバック以外にも、光回線の工事費が実質無料になるものもあります。
通常16,000円から、高くて40,000円もする工事費が無料になるなんて嬉しい限りです。
今ではほとんどの回線業者やプロバイダがそれぞれにお得なキャンペーンを実施しているので、それを利用しない手はないです。
これからインターネット契約をする際は、ぜひお得なキャンペーンをチェックしてから申し込んでください。
2. 月額料金の安い回線・プロバイダを選ぶ
月々のインターネット料金を節約したいと思ったとき、月額料金が安い回線・プロバイダを選ぶことは重要です。
特にインターネット回線においては、同じ会社の回線でもプロバイダが違うだけで料金が変わることも充分にあるからです。
プロバイダとは、回線業者の提供しているインターネット回線をインターネットに繋げる作業を担っている企業のことです。
実はインターネットを利用する場合、回線業者と契約するだけではインターネットを使えるようにはならず、このプロバイダとの契約も必要になっているのです。
例えば、NTT東日本、もしくはNTT西日本が展開しているドコモ光のサービスを利用したい場合、インターネットに接続するためのプロバイダには以下のものが挙げられます。
- ドコモnet
- GMOとくとくBB
- @nifty光
- excite
- ぷらら
- DTI
この際注目したいのは、同じ「ドコモ光」という回線を利用する場合でも、どのプロバイダを利用するかによってお得度が変わってくるということです。
プロバイダによってはキャッシュバック金額が異なったり、回線工事が無料になったりと、特典が違うことがあるのです。
同じサービス(光回線)を利用しているのに、どのプロバイダと契約するか、またはどこから申し込みをするかによってその後の支払金額が大きく変わってきます。
どれくらい節約できるかという分かれ目にもなるので、ぜひプロバイダ選びは慎重にしてください。
3. 工事費がかからないプロバイダを選ぶ
上手にプロバイダを選ぶことで節約できるのは月額料金だけではありません。
中には、光回線の開設に必要な工事費を実質無料にできる可能性もあるのです。
回線やプロバイダによっては、工事費の合計金額を契約年数(2年なら24回払いなど)で分割し、料金を毎月の支払料金から割引することで工事費を実質無料にしてくれることもあります。
例えば、光回線で有名なNURO光であれば、契約するだけで無条件に毎月の工事費分の割引が適用されます。

出典:NURO光公式ページ
本来なら最大40,000円にもなる光回線の開設工事が、実質無料になるのは大きいです。
光回線の契約をしている方、また、新しく契約したいと思っている方は、ぜひ開設工事が無料でできる回線・プロバイダを探してください。
最大数万円も節約できる可能性があります。
4. 無料で接続機器がレンタルできるところを選ぶ
月々のインターネット料金が高くなってしまう原因の1つとして、インターネットに接続するための機器にレンタル料金が発生していることを挙げました。
ですので、インターネット料金を節約したい場合は、ルーターなどの機器が無料で使えるプロバイダを選びましょう。
インターネットを利用するだけで毎月発生してしまう機器のレンタル料金は、コスパ的にも良くありません。
月額料金で見れば数百円ですが、1年、2年と長期的なスパンで見ると実は大きな出費になっていたりします。
そして、このインターネット接続のための機器は、プロバイダによって無料でレンタルできることがあるので見逃せないところです。
例えば、モバイル回線のWiMAXであれば、GMOとくとくBBというプロバイダと契約することによってモバイルルーターを無料で使うことができます。
毎月、インターネット接続機器のレンタル料金を支払い続けるのはもったいないです。
節約したい場合は、機器のレンタル料金がかからないもの、または実質無料で購入できるものを選んでください。
5. セットで割引になる回線業者を選ぶ
多くの光回線の場合、携帯電話とセットで契約することで月々のインターネット料金を大幅に節約することができます。
スマホのキャリア | おすすめな回線 | スマホとセットで契約する際の特典 |
---|---|---|
ドコモ | ドコモ光 | スマホの月額料金が最大1,100円割引 |
au | auひかり | スマホの月額料金が最大1,100円割引 |
au | BIG LOBE光 | スマホの月額料金が最大1,100円割引 |
ソフトバンク | ソフトバンク光 | スマホの月額料金が最大1,100円割引 |
ソフトバンク | NURO | スマホの月額料金が最大1,100円割引 |
※記事執筆時点での割引額です。
大体、光回線とセットで契約すると月々のスマホ料金が最大1,100円安くなるというものです。
このセット割が適用されれば、1年間で13,200円、2年間なら26,400円も最大で節約することができます。
今使っている携帯電話のキャリアが光回線サービスも展開していないか、ぜひチェックしてください。
スマホキャリアが展開する回線に乗り換えるだけでインターネット料金を大幅に節約できます。
インターネット料金を見直すなら、解約の時期に気を付けて
ここまで、インターネット料金が高くなってしまう原因と解決方法について紹介してきました。
もしかしたら、「自分の支払っている料金は相場より高い。すぐにでも契約を変更しよう」と思った方もいるかもしれません。
しかし、インターネットに関する契約の変更・解約には注意が必要です。
なぜなら、契約によって更新できるのは2年、3年ごとになっており、更新月以外にプランの変更・解約をすると違約金がかかってしまうからです。
違約金は、大体10,000円程度です。解約する時期が違うだけで大きな支払いが発生してしまうので、今のプランを変更・解約したいと思っても、一度落ち着いて自分の更新月を確認するようにしましょう。
確認してみてもし更新月ではなかった場合、これまでに紹介したインターネット料金を節約する方法を参考に、ぜひじっくりとより良い回線・プロバイダ探しをしてください。
まずは相場を知り、料金を見直すところから
インターネット料金を節約したいと思ったら、まずは料金の相場を把握し、自分が支払っている金額と比べてみてください。
その上で、もし相場より高い料金を支払っていた場合、使っていない有料オプションがついていないか、接続機器などのレンタル料金が発生していないか確認してみましょう。
また、インターネット料金を節約する具体的な方法は以下の5つです。
- お得なキャンペーンを利用する
- 月額料金の安い回線・プロバイダを選ぶ
- 工事費がかからないプロバイダを選ぶ
- 無料で接続機器がレンタルできるところを選ぶ
- セットで割引になる回線業者を選ぶ
注意すべきなのは、インターネットの契約には決まった更新月があるということです。
更新月以外でのプランの変更・解約には違約金が発生するので、自分の契約月を確認してから見直すようにしましょう。
ぜひ一度あなたもインターネットの契約の見直しをしてみてはいかがでしょうか。