光回線を契約しようと思うと、「どこの会社がいいのか」「なんのプランがいいのか」「どこから、申し込むのが1番お得になるのか」など、迷ってしまうポイントが多くあります。
特に光回線は、どこから申し込むかによって最大数万円のキャッシュバックサービスが受け取れたり、その他お得な特典が付いたりする場合があるので、それを見逃してしまうのは大変もったいないことです。
そこで今回は、光回線の申し込み窓口3つと、それぞれの特徴・注意点についてまとめてみました。
お得度を重視するのか、それとも信頼度や安全性を重視するのかによって、どこで光回線を申し込むべきかが変わってきます。
ぜひ、自分が何を重視するのか考えながら読み進めていただき、光回線を申し込む際の窓口選びの参考にしてもらえると嬉しいです。
光回線は契約する場所によって何が変わる?
「光回線を契約しよう!」と思っても、申し込み窓口にはいくつか種類があります。
インターネットを開設しようと思った際、一般的に思いつくのは家電量販店や直営店などで申し込むことではないでしょうか?
実は、通信速度や安定さ自体は同じ光回線の契約でも、どこから申し込むかによって受けられる特典やサービスは大きく異なります。
お得な申し込み方法を知っているかいないかで、最大数万円も差が出てしまうこともあります。
せっかく光回線を開設するのであれば、できる限りお得に契約をしたいです。
そこで、光回線は、申し込み窓口によって何が変わるの?ということを紹介します。
光回線を申し込む際、どこから申し込むかで変わるポイントは以下の2点です。
- キャッシュバックなどのキャンペーンによるお得度
- 信頼度、安全性
自分が光回線を契約するにあたり、何を大切にしたいのか?ということを考えながら読み進めてみてください。
違い①:キャッシュバックなどのキャンペーンによるお得度
光回線の申し込み窓口による1番の大きな違いは、そのお得度です。
同じ光回線の申し込みでも、どこから申し込むかによって最大数万円もお得に契約することが可能になります。
なぜなら、申し込み窓口によっては最大数万円のキャッシュバックキャンペーンを行っていることがあるからです。
このお得なキャッシュバックキャンペーンを利用できるのは、代理店から光回線を申し込んだときです。
以下に、光回線の主なサービスと、キャッシュバック額の一例をまとめてみました。
サービス名 | キャッシュバック額 |
---|---|
ドコモ光 | 最大20,000円 |
auひかり | 最大60,000円 |
ソフトバンク光 | 最大61,000円 |
NURO光 | 最大45,000円 |
※記事執筆時点でのキャッシュバック額です。
上記の例であれば、代理店を通して光回線を契約すると、最大60,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。
もし、このことを知らずに他の方法(直営店や家電量販店など)で申し込みをしていたら、かなり大きなお金を損してしまうことになります。
一般的に、インターネットの契約と言えば家電量販店や直営店だ!と考える人も多いかもしれません。
ですが、実は光回線を1番お得に契約できるのは代理店から申し込んだときなのです。
ひとことで代理店と言っても、キャッシュバックの金額やお得な特典の内容は様々なので、どこから申し込むのが1番お得になるのかよく比較してみることが大切です。
違い②:信頼度、安全性
光回線の申し込み窓口で大きく違うのは、その信頼度と安全性です。
インターネットの普及が高速に進んでいる現在、実に多くの会社が光回線を提供しています。その一方、中には安全性が怪しかったり、業務実績などが不安定でなかなか信頼しにくい会社が存在しているのも事実です。
申し込みの際に人と直接話せるのかインターネットで完結するのか、また、契約する相手が公式なのか代理店なのかによって、信頼度や安全性は大きく変わります。
光回線サービスを展開している会社が数多く存在している現在は、口コミの情報や利用人数の多さなどを総合的に判断し、信頼できるところを見つけることが重要になっています。
1番お得なのは「代理店」から申し込むこと
光回線は、申し込み窓口によって「キャッシュバックなどのキャンペーンによるお得度」と「信頼度・安全性」が変わってくるということを説明してきました。
では、光回線はどこで申し込むのが1番お得になるのかというと、ずばり、代理店から申し込むことです。
そもそも代理店とはどういうお店なのか疑問に思っている人もいるかもしれません。
代理と聞くと、なんとなく公式とは違って不正な契約を結んでいるというイメージを抱いてしまうかもしれません。
でも、安心してください。
代理店は、公式から依頼されて光回線の営業・契約の獲得をしています。
新しく契約をとってくることで、公式から代理店にマージンと呼ばれる報酬が支払われるという仕組みで成り立っているのです。
代理店は、公式から受け取った報酬を自由に使うことができます。
代理店が自分たちの売上を伸ばしたい場合は、公式から受け取った報酬をすべて利益として計上するのが1番でしょう。
しかし、公式からもらえる報酬をお客さんにキャッシュバックという形で提供することで、より多くの契約を結べる機会が増えるのも事実です。
中でも、とにかくお得に光回線を開設したいという人におすすめなのがインターネット代理店から申し込むことです。
なぜなら、インターネット代理店は実店舗を持っていないことが多く、浮いた家賃や人件費を使ってお客さんにキャッシュバックという形で還元することができるからです。
光回線を申し込む際、「とにかく安く契約したい!」と考えている人は、インターネット代理店から申し込むのがいいでしょう。
光回線はどこで申し込める?窓口は3つ
光回線を申し込むことができる窓口は、大きく分けて3つあります。
- 直営店
- 代理店
- 家電量販店
先ほど述べた通り、同じ回線を契約する場合でも、どこから申し込みするかによって、お得度や受けられる特典の内容が異なります。
ここでは、それぞれの窓口の特徴や申し込み時に注意すること、契約から光回線開設までの手順を説明します。
この違いを知っているかいないかで光回線をお得に契約できるかどうかが分かれるので、ぜひ参考にしてください。
1:直営店
まず1つめは直営店です。
直営店はその名の通り、インターネットの回線会社が自分で直接運営をしています。
公式サイトのホームページや直営店がこれにあたります。
例えば、ドコモ光の光回線を契約したいと考えたとき、「まずはドコモショップに行ってみようかな」と考える人は多いのではないでしょうか?
直営店の特徴は、なんといってもその信頼度と安全性の高さです。
公式の会社が運営しているので、安心してサービスに申し込むことができます。
また、何か疑問や不明な点がある場合でも、そのサービスの専門家に質問することができるので何かあったときでも安心です。
直営店で光回線を申し込む際の注意点
信頼度と安心性の高さが売りの直営店ですが、お得度では劣る部分があるのも事実です。
なぜなら、直営店は実店舗で働いている人の人件費や家賃などに多くのコストがかかっているからです。
光回線の契約を獲得しても手元に残る利益は多くありません。
よって、お客さんに利益を還元することは難しいのです。
しかし中には、キャッシュバックなどの特典よりも、直営店と契約するという安心・安全面を優先したいという人もいると思います。
直営店から光回線を申し込むのがおすすめな人は、お得さや料金より、安心や安全を優先したいという人です。
とにかく安く契約したいという人に直営店での契約はおすすめできません。
直営店で光回線を開設する流れ
直営店と光回線の契約を結んだあと、実際にインターネットに接続できるようになるまでの流れ(一例)は以下のとおりです。
- 自分の住んでいる地域がサービスエリア内か事前に確認する
- 申し込みをする(オンライン、電話、もしくは直営店にて)
- インターネット回線の開設のために必要な書類が届く
- 開設工事の実施
- ルーターなどの接続、設定を行う
2:代理店
光回線の申し込み窓口の2つめとなるのが代理店です。代理店とは、公式から依頼を受けて営業や契約の獲得を任されている企業のことです。
代理店で光回線を申し込むメリットは、直営店よりもお得に申し込めるという点にあります。
最大数万円のキャッシュバックが受け取れるというような魅力的なキャンペーンを多く展開しているのが特徴です。
というのも、代理店は契約を1件獲得するごとに直営店から報酬を受け取ることができ、この報酬をお客さんにキャッシュバックという形で還元しているからです。
お得に光回線を契約することができる一方、直営店に比べると信頼度や安全性が劣るという点には考慮が必要です。
今では、インターネットや実店舗を含めると、実に様々な代理店が存在しています。
その中には、契約の獲得を第一に掲げ、お客さんのことは考えていないような悪質な代理店が存在するのも事実です。
悪質な代理店に引っかかってしまうと、思っていた通りの特典が受けられないという事態にもなりかねません。
きちんと信頼、安心できるところを選べば、直営店よりもお得に光回線を契約することができるのが代理店です。
代理店で光回線を申し込む際の注意点
代理店で光回線を契約する最大の魅力であるキャッシュバック制度には注意が必要です。
なぜなら、インターネットや店頭で書かれているキャッシュバック金額は、必ずしもその全額を受け取れるわけではないからです。
代理店によっては、キャッシュバックの受け取りに条件があり、最大金額を受け取るためにはその条件のすべてを満たしている必要がある場合もあります。
例えば、
- 光回線の契約と同時にテレビの契約が必須
- サービスを他の人に紹介する
- その他有料オプションの加入が必須
- 使用できるプロバイダに指定あり
など、代理店により条件は異なります。
また、キャッシュバックの申請や受け取りが複雑なケースもあります。
中には、2回もキャッシュバック申請が必要になるものや、受け取りが契約してから2年後になるものもあります。
もしその間に解約をしてしまうと、せっかくのキャッシュバックが受け取れなくなってしまいます。
「最大〇万円!」などと書かれたキャッシュバックサービスは魅力的に見えますが、申し込みの際はキャッシュバックが適用される条件や受け取り方法まできちんと確認するようにしましょう。
代理店で光回線を開設する流れ
基本的に直営店の時とあまり変わりませんが、代理店を通して光回線を開設するまでの一般的な手順は以下のとおりです。
- 自分の住んでいる地域がサービスエリア内か事前に確認する
- 申し込みをする(オンライン、電話、もしくは実店舗にて)
- インターネット回線の開設のために必要な書類が届く
- 開設工事の実施
- ルーターなどの接続、設定を行う
- インターネット開通後、カスタマーセンターに電話する、もしくは電話がかかってくる
- キャッシュバック受け取りの手続きへ
直営店を通して契約するときとの違いは、キャッシュバックに関する手続きをする必要があるという点です。
一般的には、回線工事後にカスタマーセンターに電話をする、もしくは向こうから電話がかかってくるのを待つというケースが多いです。
そして、キャッシュバック受け取り用の口座情報などを伝えることで、後日キャッシュバックを受け取ることができます。
この手続きを逃すとせっかくのキャッシュバックも受け取れなくなってしまうので気を付けましょう。
また、代理店によってキャッシュバックの受け取り方に違いがありますので、申し込みの際はよく確認することが大切です。
3:家電量販店
インターネット回線を契約するとなったとき、1番最初に思いつくのが家電量販店という方は多いのではないでしょうか?
「工事費無料!」や「乗り換え割引あり!」など、様々なキャンペーンに関するチラシが掲示されていたり、詳しく説明してくれる店員さんに安心感や魅力を感じる方も多いと思います。
ですが、私たちが持つそんなイメージとは別に、家電量販店で光回線の契約をするのは実はお得ではないことが多いのです。
なぜかというと、家電量販店の店員には契約獲得数などのノルマが課せられていることが多いからです。
店員たちはノルマを達成するために、1人でも多くの人に契約してもらおうとします。
そのため、「光回線の契約をしに行ったのに、不要なオプションの追加やその他機器の購入を迫られた」と言ったこともよく聞きます。
家電量販店で光回線を申し込む際の注意点
光回線の契約で家電量販店を利用する際は、あらかじめ会社やプランについて調べておき、わからないところを聞きに行くというスタンスで訪れるのがおすすめです。
事前に何も調べない状態で家電量販店に行くと、話が上手な販売員により、いつの間にか不要なオプションを付けられていた・・・ということになってしまうかもしれません。
前もって公式サイトや代理店のサイトから情報収集をしておき、その上でまだわからないことがあれば家電量販店に行って質問するのがいいでしょう。
その際大切になるのが、その場で契約をせず、手に入れた情報を一度持ち帰ることです。
上手く断る勇気も必要になります。
ただ、人によっては、
- インターネット回線を契約するついでにパソコンを新調したい
- インターネットとセットでテレビの契約もしたい
という場合もあるかもしれません。
上記のような場合であれば、家電量販店で光回線の契約をした方がいいということもあります。
それ以外であれば、光回線について事前に情報収集し、わからなかったことを家電量販店で質問するというように、直営店や代理店とセットで活用するのがおすすめです。
家電量販店で光回線を開設する流れ
家電量販店で光回線を契約する際の流れは以下のとおりです。
- 店舗に行き、販売員と契約の手続きを行う
- 開設工事
- ルーターなどの接続、設定を行う
訪問や電話での勧誘には要注意
光回線を開設するにあたり、直営店、代理店、家電量販店の他に、自宅の訪問や電話で勧誘されることもあります。
ですが、訪問や電話での勧誘は1番危険です。
玄関先や電話口など、口頭だけでの説明では上手く理解できないこともあります。
さらに、その場で判断を迫られると、他の会社と比較することもできません。
訪問や電話で勧誘してくる人たちは、契約獲得数のノルマが課せられていることが多く、1件でも多くの契約を取るのに必死です。
あなたにとって都合のいい情報しか説明せず、後日になって、実は有料のオプションが付けられていた、ということが発覚する可能性もあります。
万が一話を聞いてみて気になったという場合は、名刺やカードをもらい、あとから自分でも調べてみるようにしましょう。
ですが、基本的には訪問や電話での勧誘には乗らない方が安全だと思っておいて間違いありません。
光回線の申し込みは、直営店か代理店で
光回線を申し込むための窓口は大きく分けて3つあります。
- 直営店
- 代理店
- 家電量販店
とにかくお得に光回線を申し込みたい!という人は、最大数万円のキャッシュバックなど魅力的なキャンペーンを多く展開している代理店での申し込みがおすすめです。
また、料金よりも契約の安全性や信頼を重視したいという人は、直営店や公式サイトから申し込むのがいいでしょう。
気を付けるべきなのは、家電量販店で申し込む際や、自宅への訪問、電話による勧誘です。
そういった場合の販売員には契約獲得数のノルマが課せられていることが多く、購入者がお得に契約できるかということより、いかに多くの契約を獲得するかに重きを置きがちです。
何も知らずに話を聞いてしまうと、いつのまにか不要なオプションや有料サービスに加入してしまっていた、という事態になってしまうかもしれません。
同じサービスであれば通信自体の速度や安全性は変わらないのに、どこから申し込むかによって大きな違いが出る光回線の申し込み。
自分が契約するにあたり、お得度を重視するのか?信頼度や安全性を重視するのか?を考えてみると、自分にあった申し込み窓口が見つかるはずです。
光回線を契約する際の窓口選びの参考になれば幸いです。