スマートフォンに内蔵されているSIMを「eSIM」と呼びます。eSIMを利用するためには、eSIMに対応している端末と携帯会社が必要です。
しかし、eSIMに対応している携帯会社は少なく、格安SIMとなると非対応のところが大半です。そのため「格安SIMでeSIMを契約したい」と考えている方は、どこで契約をすれば良いのだろうか?と悩まれているのではないでしょうか。
そこで今回は、eSIMとは何かについて詳しく解説するとともに、eSIM対応の格安SIMを8社紹介しています。格安SIMでeSIMを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
eSIMとは?SIMカードとの違いや魅力を解説
スマートフォンなどを利用する際には、必ず「SIM」と呼ばれるものを挿入しなければいけません。
SIMには、契約者の契約内容や通信/通話ができるためのデータが全て含まれているものです。このSIMがなければスマートフォンとしての機能を最大限活用することはできません。
そのようなSIMの中には、eSIMと呼ばれるタイプとSIMカードと呼ばれるタイプの者があります。まずは、eSIMおよびSIMカードとは何か、について詳しく解説していきます。
スマートフォン本体にSIMが内蔵されている
eSIMとは、「SIM」がスマートフォン本体に内蔵されている状態のことを言います。
通常、SIMカードと呼ばれるカード式のSIMを挿入することで利用を開始できます。しかし、eSIMの場合はスマートフォン本体に内蔵されているため、契約手続き完了後すぐに利用できるのがメリットです。
SIMカードの場合は、契約携帯会社先のSIMカードを郵送されてくるのを待っていなければいけません。その点、スムーズに契約手続きが完了し、すぐにスマートフォンを利用できるeSIMはとてもありがたいサービスと言えるでしょう。
また、eSIMおよびSIMカード対応の端末を所有しておくことで、ひとつのスマホで2社と契約をすることも可能です。たとえば、eSIMでドコモの回線を契約し、SIMカードでau回線を契約しておくといったことができます。
このように2社の契約をしておくことで、1社が何らかのトラブルになった場合などにすぐに切り替えられます。通信障害が発生した場合や、何らかの事情で携帯回線の利用が停止した場合などのリスクヘッジになるでしょう。
また、ゲームなどの通信用・通話用など、と分けて使うことも可能です。切り替えはスマートフォン本体でできるため、eSIMおよびSIMカードに対応している端末はスマートフォンの2台持ちを検討している方にとってもおすすめです。
手続き完了後すぐに利用できるのが特徴
eSIMは手続き完了後すぐに利用をできるのが特徴です。
一般的なSIMカード手続きの場合、契約手続き完了後にSIMカードが送付され、届き次第SIMカードを挿入して利用を開始できます。
しかし、SIMカードが送られてくるまでの間に、1週間程度かかるのが当たり前であるため、SIMカードの場合は契約手続きが完了してもすぐに利用を開始できないといったデメリットがあります。
一方で、eSIMの場合はスマートフォンに内蔵されているため、ネット上で契約手続きを完了次第、すぐにお手持ちのスマートフォンで契約先のサービスを利用できます。
eSIMを利用する際の注意点
メリットが多いeSIMですが、いくつか注意しなければいけないこともあります。eSIMを利用する際の注意点について詳しく解説します。
セキュリティ面で不安が残る
eSIMは全てインターネット上で完結します。そのため、情報漏洩などのリスクがSIMカードと比較して多い点に注意しなければいけません。SIMの不正利用や複製など、あらゆるリスクが考えられます。
ただ、eSIMもそのようなことが起こらないようにセキュリティ面であらゆる対策を行っているので、さほど心配をする必要はないでしょう。少しでもリスクを減らしておきたい…と考えている人は、SIMカードを検討されたほうが良いかもしれません。
対応機種・通信会社が少ない
eSIMに対応している端末・通信会社はまだまだ少ないのが現実です。
実際、数百あると言われている格安SIM会社の中でも、eSIMに対応しているのは数社程度です。このあと詳しく解説しますが、少ない分比較することが難しい点がデメリットです。
また、携帯会社がeSIMに対応していても、eSIMに対応している機種端末を用意しなければ意味がありません。現在使っているスマートフォンや、これから購入を検討しているスマートフォンが、eSIMに対応しているかどうかを事前に確認しておきましょう。
機種変更手続きが面倒くさい
eSIMは機種変更を行う際に手続きが面倒くさいです。
SIMカードの場合は、新たな端末を購入しても差し替えればすぐに利用を開始できます。しかし、eSIMの場合はそう簡単にはいかず、全てインターネット上で手続きを行わなければいけません。
また、eSIMをはじめに契約する場合は、ネット回線がないためかならずWi-Fi設備がある場所で行わなければ、利用を開始できません。このようにeSIMにはデメリットや注意点もあるので気をつけてください。
【おすすめ】eSIM対応の格安SIM8社を紹介
eSIMに対応している格安SIM会社は以下の8社です。
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- LINEMO
- ahamo
- Y !mobile
- pavo2.0
- LinksMate
- IIJmio
次に、eSIMに対応している格安SIM会社とそれぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
楽天モバイル
出典:楽天モバイル
楽天モバイルでeSIMを利用するまでの流れは以下の通りです。
1.eSIM対応端末の確認
現在使われている端末であっても、eSIMに対応していなければ楽天モバイルでeSIMを契約することはできません。事前に、現在お使いの端末がeSIMに対応しているかどうかをご確認ください。
なお、eSIMに対応していない場合は、新たに端末を購入していただくかSIMカードの発行をしていただくことになるので注意してください。
2.AIかんたん本人確認を行う
次に、本人確認を行いますが、eSIMの場合は郵送などの手間がないため、事前にインターネット上から本人確認を行わなければいけません。身分証の準備をしておいてください。
3.全ての手続きが完了後SIM開通
プラン選択などを含め、全ての手続きが完了次第、専用アプリからeSIM開通手続きを行います。手続き自体は最短5分程度で終了するため、契約から開通まで早ければ1時間程度で完了するでしょう。
楽天モバイルのメリット
eSIMにも対応している楽天モバイルのメリットは以下の通りです。
楽天ユーザーに向いている
楽天モバイルは、楽天グループが提供する通信会社です。そのため、楽天グループのサービスを利用している人であれば、お得にポイントを貯められるのがメリットです。
楽天モバイルの利用でたまったポイントは、楽天市場での買い物や楽天モバイル代金の支払い、楽天カードの支払いなどにも対応しています。さまざまなところで利用できるのも、楽天グループのメリットと言えるでしょう。
自社回線を持っている
楽天モバイルは、自社の回線を持っているいわゆるキャリアです。
他社に頼ることなく自分のところで回線を持っているため、その他の格安SIMと比較して通信が安定している点がメリットです。
eSIM対応機種が豊富
楽天モバイルはeSIMに対応している機種の取り扱いが豊富です。
自社で販売しているスマートフォンはもちろんのこと、iPhoneなども幅広く取り扱っているため、「最新機種でeSIMを利用したい」といった方にも向いているでしょう。
楽天モバイルのデメリット
楽天モバイルのデメリットは以下の通りです。
繋がりにくいときがある
楽天モバイルは、ドコモ・au・ソフトバンクと並んでいわゆる「キャリア」と呼ばれる携帯会社です。そのため、比較対象が他社のキャリアとなる場合が多く、どうしても「繋がりにくい」といったデメリットが発生します。
その理由は、エリアの問題やキャリアとしてまだまだ浅く、設備面で整っていないことが挙げられます。しかし、徐々にエリア拡大や通信環境の改善を図っているため、今後の成長に期待ができる携帯会社です。
サポート体制が薄弱
大手キャリアと比較すると、店舗数が少なくてサポート体制が薄弱であるといえます。
ただ、他社格安SIMと比較した場合は、店舗を構えていることや顧客数に対応できる問い合わせ環境を考慮すれば、さほどデメリットに感じられないかもしれません。
UQモバイル
出典:UQモバイル
UQモバイルのeSIM契約手続きは以下の通りです。
1.eSIM対応端末の確認
まずは、お使いの端末がUQモバイルやeSIMに対応しているかどうかを確認します。対応していない場合は、新しい端末の購入もしくはSIMカードの発行手続きが必要になります。
2.eSIMプロファイルダウンロード
UQモバイルでの契約手続き完了後、eSIMプロファイルをダウンロードしてください。
なお、eSIMプロファイルを発行後に削除してしまった場合、再発行手数料として2,200円の手数料が発生するので注意してください。
3.eSIM切り替え手続き
eSIMへの切り替え手続きを完了すると、お手持ちの端末でUQモバイル回線を利用できます。すべてインターネット上で完結しますが、Wi-Fi環境がなければ手続きを完了させられないので注意してください。
UQモバイルのメリット
格安SIMのひとつであるUQモバイルのメリットは以下の通りです。
通信回線が安定している
UQモバイルは、大手キャリアであるauのサブブランドとしてサービス提供を行っています。そのため、回線はauを利用しており、通信速度が他社格安SIMと比較して早いのがメリットです。
携帯料金を抑えながら、auの回線をeSIMで利用したいと考えている人は、UQモバイルを検討されてみてはどうでしょうか。
店舗数が豊富
UQモバイルは、auのサブブランドであるため、auの一部店舗でUQモバイルのサポートを受けられるのがメリットです。
格安SIMの多くは、実際に店舗を持たずに営業を行っているところが大半であるため、「対人サポートを受けられる格安SIMが良い」と考えている人は、UQモバイルがおすすめです。
また、eSIM開通手続きも全国のUQモバイルショップや、UQモバイルを取り扱っている一部auショップで対応できます。不安な方は、店舗で切替を行われてみてはどうでしょうか。
eSIM対応機種が豊富
UQモバイルはiPhoneやAndroidなど、eSIMに対応している端末が豊富です。
そのため、現在利用中の端末もUQモバイルやeSIMに対応している可能性は高いでしょう。わざわざ機種変更をする必要がないため、端末代金の節約につながるかもしれません。
UQモバイルのデメリット
UQモバイルのデメリットは以下の通りです。
プラン数が少ない
UQモバイルで提供しているプランは、「くりこしプランS・M・L」の3種類のみです。利用可能な通信容量はそれぞれ3GB・15GB・25GBであるため、「少ない」とか「中途半端だな…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、「3GBでは足りないけど、7GBあれば足りる」という人もいるでしょう。そのような人にとって、UQモバイルのプランは物足りなさを感じるかもしれません。
比較的料金が高い
UQモバイルは格安SIMと呼ばれる携帯会社の中でも、料金設定がやや高めです。
例えば、くりこしプランS(3GB)は1,628円、M(15GB)は2,728円、L(25GB)は3,828円です。格安SIMであれば、同程度の容量だとさらに安い金額で契約をすることもできます。
そのため、「やや高いな…」と感じてしまうこともあるでしょう。とはいえ、格安でauの回線を利用できると思えば、さほどデメリットには感じないかもしれません。
LINEMO
出典:LINEMO
LINEMOのeSIM契約手続きは以下の通りです。
1.eSIM対応端末の確認
まずは、お使いの端末がLINEMOやeSIMに対応しているかどうかを確認します。対応していない場合は、SIMカードの発行手続きが必要になります。
2.eSIMプロファイルダウンロード
LINEMOでの契約手続き完了後、eSIMプロファイルをダウンロードしてください。
3.eSIM切り替え手続き
eSIMへの切り替え手続きを完了すると、お手持ちの端末でLINEMO回線を利用できます。すべてインターネット上で完結しますが、Wi-Fi環境がなければ手続きを完了させられないので注意してください。
LINEMOのメリット
格安SIMとして人気の高いLINEMOには、以下のようなメリットがあります。
ソフトバンクの回線を利用できる
LINEMOは、大手キャリアが提供している格安プランのひとつです。そのため、ソフトバンクの回線を使えるのがLINEMOのメリットです。
格安SIMの多くは、大手キャリアの回線を借りているため、繋がりにくい場所や時間帯がある点がデメリットでした。しかし、LINEMOは自社の回線を利用しているため、繋がりにくいといったことが少ないです。格安で大手キャリアの回線を利用したい方には、LINEMOがおすすめです。
料金が安い
LINEMOのプランはミニプランとスマホプランの蓋種類しかない点がデメリットです。しかし、いずれも料金が安い点が最大のメリットです。
ミニプランは毎月3GBの容量を付与されますが、月額料金は990円です。スマホプランの場合、20GB付与されますが料金は2,728円です。先ほど紹介したUQモバイルよりも安く、LINEMOのメリットと言えるでしょう。
LINEがお得に使える
LINEMOは、連絡ツールアプリである「LINE」がお得に利用できます。
というのも、LINEMOを契約している方はLINEの通話やメッセージのやり取りでギガ数が消費することはありません。また、LINEが提供する各種サービスをお得に利用できるキャンペーンも頻繁に行われています。
多くの方が利用している「LINE」であるからこそ、多くのメリットを感じられるのではないでしょうか。
LINEMOのデメリット
LINEMOを利用するデメリットは以下の通りです。
少容量プランしかない
LINEMOは、3GBもしくは20GBのプランしか用意されていません。そのため、「大容量プランで契約をしたい」という人には向きません。
もちろん、契約途中で容量が不足した場合は追加ができます。しかし、追加料金は1GB550円の料金が発生します。また、余った容量を翌月以降に繰り越すこともできないので注意してください。
スマホの購入ができない
LINEMOではスマホの販売を行っていません。そのため、まずはeSIM対応端末を自分で用意していただく必要があります。また、機種変更をする際にもeSIM対応端末を自分で購入しなければいけません。
ほとんどの携帯会社では、自社でスマホの販売を行っているため、LINEMOがデメリットに感じてしまうこともあるでしょう。
ahamo
出典:ahamo
ahamoでeSIMを契約する場合の流れは以下の通りです。
1.eSIM対応端末かどうかを確認する
ahamoで利用予定の端末がeSIMに対応しているかどうかを事前に確認してください。もし、端末がeSIMやahamoに対応していない場合は、SIMカードの発行もしくは機種変更が必要になります。その場合、即日移行は難しいので注意してください。
2.eSIMプロファイルのダウンロード
各プランの選択等が全て終了し、申込内容を確認・申込手続きが完了した場合はeSIMプロファイルのダウンロードを行います。ダウンロードに伴い、Wi-Fi環境が必要になるので事前に準備しておきましょう。
3.eSIMへの切り替え手続き
すべての手続きが完了次第、eSIMへの切り替え手続きを行ってすべて終了します。その後は、お手持ちの端末でahamoを利用できます。
ahamoのメリット
格安SIMとして人気のあるahamoのメリットは以下の通りです。
ドコモの回線を格安で利用できる
ahamoは大手キャリアであるドコモが提供する格安プランです。そのため、ドコモの回線を格安で利用できるのがメリットです。
ドコモは大手キャリアと呼ばれる携帯会社のひとつで、他社格安SIMなどと比較すると通信速度の安定性が魅力的です。そのため、格安でドコモの回線を利用したいと考えている人は、ahamoの利用を検討されてみてはどうでしょうか。
大盛りプランが魅力的
ahamoは大盛りプランとして100GBのプランを提供しています。さらに、100GBの大盛りプランの価格は4,950円ととても安い値段で提供しています。
また、100GBの中であばテザリングもかからないため、「少容量プランじゃ物足りない…」と感じている方からすると、メリットは大きいでしょう。
5分以内の国内通話が無料
ahamoは基本オプションとして無料で「5分以内の国内通話が無料」というサービスを行っています。
多くの携帯会社でも同様のサービスを提供していますが、月額500円〜1,000円程度の費用を請求されるのが一般的です。その点、ahamoの場合は無料であるため、短時間の電話を繰り返す方はメリットになるのではないでしょうか。
ahamoのデメリット
ahamoを利用するデメリットは以下の通りです。
少容量プランがない
ahamoが提供するプランは、基本プランと大盛りプランの2種類です。基本プランでも20GBであり、大盛りプランの場合は100GBです。
たとえば、「毎月3GB程度で足りる…」といったから見ると、「多すぎる」と感じることがあるでしょう。できることであれば、少容量で月額料金を抑えたいと考えていることでしょう。そのため、利用者次第ではahamoがデメリットに感じられます。
データ繰り越しができない
ahamoで余ったデータ容量はよく月以降に繰り越すことはできません。そのため、100GBあるうちの10GBしか使わなくても、翌月には90GBがすべて利用できなくなる仕組みです。このような状況を勿体無いと感じる方も多いのではないでしょうか。
ahamoでは20GBと100GBしか用意されていないため、「ちょうど良いプランがない」と感じる方も多いはずです。さらに、繰越もできないとなれば、デメリットに感じる方も多いでしょう。
Y!mobile
出典:Y!mobile
Y!mobileでeSIMを契約する流れは以下の通りです。
1.eSIM対応端末かどうかを確認する
まずは、現在お手持ちのスマートフォンがeSIMに対応しているかどうか、Y!mobileに対応しているかどうかをご確認ください。対応していない場合は、あらためて端末を購入したりSIMカードを発行したりしなければいけません。
2.eSIMプロファイルのダウンロード
契約プランを選択したり、必要書類を提出したりしたあとはeSIMプロファイルをダウンロードします。
3.eSIM開通手続きを行う
すべての手続きが完了次第、eSIMの開通手続きを行います。ここまで完了すると、Y!mobileの回線を利用することができます。
Y!mobileへの乗り換えでも、基本的な流れの手続きは他社と変わりはありません。一度経験して覚えておくと、今後の乗り換え時にも対応できるでしょう。
Y!mobileのメリット
格安SIMのひとつとして、多くの人から利用されているY!mobileのメリットは以下の通りです。
ソフトバンクの回線を利用できる
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドとしてサービスを提供しています。そのため、他社格安SIMなどとは異なり、ソフトバンク(自社)の回線を利用することができます。その結果、通信速度が時間帯や場所に関係なく安定しているというメリットがあるのです。
格安SIMの場合、大手キャリアの通信設備を借りている立場になるため、利用状況次第では速度が安定しません。その点、Y!mobileは通信の安定性が魅力的です。
店舗数が豊富
Y!mobileは実店舗が豊富です。一部のソフトバンクをはじめとし、Y!mobileとしても店舗を構えているところが増えています。
そのため、店頭でサポートを受けたいと考えている方にもとてもおすすめの格安SIMです。
家族割・光割に対応
Y!mobileは、家族割や光割に対応しています。
格安SIMの多くは、料金設定が安い代わりに各種割引サービスを提供しないのが一般的です。その中でも、唯一Y!mobileは、割引サービスえお提供しているのが魅力です。
少しでも安く、お得にスマートフォンを利用したい方はY!mobileを検討されてみてはどうでしょうか。
Y!mobileのデメリット
Y!mobileを利用するデメリットは以下の通りです。
料金プランが少ない
Y!mobileは、シンプルS・M・Lの3種類しかプランがありません。また、いずれもSが3GB、Mが15GB、Lが25GBという容量です。比較的少容量プランしか用意されていないため、「足りない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
データ繰り越しができない
Y!mobileはその月に使わなかった容量を翌月に繰り越すことはできません。
たとえば、シンプルLプランに加入していて、当月は20GBしか使わなかった場合、翌月に5GBを繰り越すことはできずになくなってしまいます。しかし、使い切ってしまえば、その月の通信速度は遅くなってしまうため毎月損をするか、通信制限を我慢するか、ギリギリの状態を意識して使い切るか考えなければいけません。
povo2.0
出典:povo2.0
pavo2.0でeSIMを契約する流れも他社とほとんど変わりはありません。基本的な流れは以下の通りです。
- eSIM対応端末かどうかを確認する
- eSIMプロファイルのダウンロード
- eSIM開通手続きを行う
pavo2.0では、詳しいeSIMへの乗り換え手順を動画でも解説しています。初めてでよくわからないという方は、こちらの動画も参考にされてみてはどうでしょうか。
pavo2.0のメリット
格安SIMとして人気のあるpavo2.0のメリットは以下の通りです。
自分の好きなプランを契約できる
pavo2.0の魅力は、自分にとって必要なプランを自由にトッピングできるという点です。
通常の携帯プランの場合、あらかじめ決められたプランの中から毎月決まった料金を支払います。中には、データ容量の繰越に対応していない携帯会社もたくさんあります。
そんな中、pavo2.0では自分が欲しいオプションなどをその都度購入できるのがメリットです。さらに、データ容量を1度購入してしまえば期限内であれば無理に1カ月で使い切る必要もありません。
auの回線を利用できる
pavo2.0は、auが提供する格安プランのひとつです。そのため、自社の回線を利用できるのがpavo2.0のメリットです。
auは大手キャリアのひとつでもあり、通信エリアや速度の安定性を考えてもまったく問題なく利用をできます。そのため、格安でauの回線を利用したいと考えている方は、pavo2.0への乗り換えを検討されてみてはどうでしょうか。
とにかく料金が安い
pavo2.0はとにかく料金が安いのが魅力です。というのも、pavo2.0は何もトッピングをしなければ、0円でスマートフォンを利用することができます。
もちろん、何もトッピングをしなければ通信などをすることはできませんが、電話を受けることはできます。そのため、「最低限の利用」を検討されている人やデュアルSIMを検討されている方にはおすすめです。
ただし、pavo2.0では180日間以上トッピングをしなかった場合は、強制的に解約をされてしまいます。そのため、最低でも半年に1回以上はトッピングを追加するように注意してください。
pavo2.0のデメリット
pavo2.0を利用するデメリットは以下の通りです。
トッピング制度が面倒くさい
pavo2.0はトッピングをしなければスマートフォンを利用することはできません。
他社の携帯キャリアのように、毎月基本料金が発生するわけではなく、利用をするためにはかならずトッピングを追加する必要があります。慣れるまでは「面倒くさい」と感じることがあるでしょう。
トッピングに有効期限がある
トッピングをしたプランにはすべて、有効期限があります。期限内に使い切らなかった場合は、全てなくなってしまうので注意しなければいけません。ただ、期限は比較的長めに設定されているため、意識的に利用をしていればほとんどの場合で使い切れるでしょう。
せっかくお金を払ってトッピングをしたものなので、無駄が発生しないように意識しながら利用されてみてはどうでしょうか。
LinksMate
出典:LinksMate
LinksMateでeSIMを契約する手順は以下の通りです。
- eSIM対応端末かどうかを確認する
- eSIMプロファイルのダウンロード
- eSIM開通手続きを行う
基本的には他社とほとんど変わりません。ただ、LinksMateでは利用可能な端末が相当限られています。そのため、事前にeSIMに対応しているかどうか、LinksMateに対応しているかどうかをご確認ください。
LinksMateのメリット
料金プランが豊富
LinksMateでは、最少容量プランで100MBからあり、最大で1TBまであります。
100MB〜1TBまでの間で38に分かれています。さらに、契約SIMプランが3種類あるため組み合わせ次第で114種類選択できます。どの程度の容量が必要かを自分で判断し、適度に調整できるのはLinksMate最大のメリットです。
ゲーム連携特典がある
LinksMateはゲームとの連携特典があります。加入しているプランによっても異なりますが、毎月ゲーム特典を受けられるためゲームプレイヤーにとっては、魅力が多い格安SIM会社です。
出典:LinksMate
なお、LinksMateで提携可能なゲームは90種類以上です。ゲームをメインに考えている方は、LinksMateのeSIM契約を検討されてみてはどうでしょうか。
カウントフリーオプションが魅力
LinksMateでは、データ容量がフリーになるカウントフリーオプションというものがあります。
カウントフリーオプションの対象となるサービスは月額550円でさまざまなゲームやVODがあります。熱中しているゲーム次第では、お得になる場合があるのでぜひ利用を検討してみてください。
LinksMateのデメリット
LinksMateのデメリットは以下の通りです。
アプリ更新時は速度が落ちる
LinksMateは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。
そのため、人気ゲームのアップロード時など多くの人が回線を利用するタイミングでは、通信速度が著しく低下する場合があります。場合によっては、ゲームの動きが鈍くなる可能性もあるので注意してください。
ゲーム特典をもらえないプランがある
LinksMateが提供するプランのうち、9GB以下のプランは特典が付与されません。ただ、特典を得るためだけに大容量プランへ入るといった場合は、費用対効果を見極めて上でしっかり検討された方が良いです。
IIJmio
出典:IIJmio
IIJmioでeSIMを契約する手順は以下の通りです。
- eSIM対応端末かどうかを確認する
- eSIMプロファイルのダウンロード
- eSIM開通手続きを行う
基本的には他社キャリアや格安SIMとほとんど変わりません。ただ、IIJmioでは利用可能な端末が限られています。そのため、事前にeSIMに対応しているかどうか、IIJmioに対応しているかどうかをご確認ください。
IIJmioのメリット
格安SIMであるIIJmioのメリットは以下の通りです。
比較的通信が安定している
IIJmioは、数百ある格安SIMの中でも比較的通信速度が安定しています。
格安SIMの中には遅すぎてスマートフォンとしての最低限の機能を果たさないものも多くあります。その中でも、IIJmioは通信速度に定評があるためおすすめです。
通話料が安い
IIJmioでは、専用アプリを介して通話することで30秒当たりの通話料が11円になります。他社の場合は、30秒当たり22円程度が相場であるため、比較的安い価格設定と言えるでしょう。また、家族通話の場合は30秒当たり8.8円になるためとてもお得です。
セット端末がお得
IIJmioで取り扱っている端末は常に40種類前後あります。
他社格安SIMの場合は、あっても20種類程度が相場です。そのため、IIJmioがどれだけ豊富に揃えているかがわかるでしょう。
もし、IIJmioに対応していない端末、イーシムに対応していない端末を持っている方でもIIJmioで端末を購入すれば良いので安心です。
IIJmioのデメリット
IIJmioを利用するデメリットは以下の通りです。
支払い方法がクレジットカードのみ
IIJmioでは、携帯料金の支払い方法がクレジットカードのみしか対応していません。
そのため、クレジットカードを持っていないというだけで、IIJmioという選択肢は消滅します。デビットカードも利用できないため、IIJmioの契約を検討されている方は、クレジットカードを作るところから始めてください。
サポート体制が薄弱
IIJmioは格安SIMであり、店舗を構えていません。
店舗がない上に、利用者数も比較的少ないためサポート体制も薄弱です。そのため、何かトラブルがあった場合などにストレスを感じることがあるかもしれません。
まとめ
今回は、eSIMに対応している格安SIM会社について解説してきました。
eSIMを取り扱っている携帯会社自体がそもそも少なく、選択肢が相当限定されています。その中でも、今回は8社紹介しました。
メリットやデメリットについても詳しく解説したので、どこの携帯会社でeSIMを契約するかについて検討されてみてはどうでしょうか。