高齢者が使うスマホの失敗しない選び方!使いやすいおすすめ端末も紹介します

高齢者が使うスマホの失敗しない選び方!使いやすいおすすめ端末も紹介します

以前までは若者はスマートフォン、シニア世代はガラケーというのが携帯電話をめぐる一般的な考え方でしたが、少しずつシニア世代でもスマートフォンを使用する方が増えてきました。

まさにこれから「スマートフォンデビューをする」、あるいは「家族の高齢者にスマートフォンを利用してもらう」といった方もいると思います。

そんな時、少し困ってしまうのが「どんなスマホを使えば良いのか」という点ですよね。

そこでこの記事では、「高齢者とスマートフォン」というテーマで、失敗しない選び方やおすすめの端末や携帯会社、さらにはよくある質問についてわかりやすく解説していきます。

目次

高齢者向けスマホの失敗しない選び方

まずは「高齢者向けスマートフォンの失敗しない選び方」について見ていきましょう。以下の点について解説していきます。

  • iPhoneとAndroidのメリットとデメリットを知っておく
  • 操作性にこだわる。キーボードや画面の大きさがポイント
  • 必要な機能やサービスを見極める。ハイスペックは要検討
  • 端末だけでなくプラン選びも大事。「通話料」がポイントに

いずれも事前に知っておくべき情報なので、順番に見ていきましょう。

iPhoneとAndroidのメリットとデメリットを知っておく

高齢者向けのスマートフォンを選ぶ上でまず気になるのが、「iPhoneかAndroidか」という点ではないでしょうか?

なにもこれは高齢者向けというだけでなく、誰もが一度は通る疑問だと思いますが、両者にメリットとデメリットが存在します。

iPhoneはシンプルなのがウリ。「教えやすさ」もメリットの1つ

まずはiPhoneについてですが、日本で最もメジャーなスマートフォンがこのiPhoneです。

以下にメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット・シンプル設計
・端末スペックが基本的に高い
・セキュリティがしっかりしている
・教えられる人が多い
デメリット・端末代金が高額
・「かんたん機能」が存在しない

iPhoneのメリットは多岐に渡りますが、「セキュリティがしっかりしている」点は見逃せません。

特に高齢者の場合、右も左も分からないままスマートフォンを使用し始めるケースが大半なので、「普通に使っているだけで安全に使える」という特徴を持つiPhoneは魅力に映るはずです。周囲の家族も安心ですね。

一方で、Androidに比べて端末が高額なので、この点は大きなデメリットです。「iPhone SE」という価格を落とした機種も存在しますが、こちらは画面のサイズが小さいため、高齢者には不向き。

また、Androidには存在する「高齢者向けの機能」がないため、文字の大きさや細かい機能を簡単には調整できないというデメリットも。

多少は設定の部分で設定できはするものの限界があるため、「高齢者にはあまり向かない」と感じる方が多いはずです。

Androidは各メーカーの「かんたんスマホ」を要チェック

続いてAndroidですが、高齢者の多くはこちらのAndroidを使用していると思います。

その理由も含めて、以下のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット・「かんたん機能」が存在する
・端末代金が割安
・画面サイズが比較的大きい
・「シニア向け端末」が存在する
デメリット・セキュリティに不安が残る
・身内が教えられない可能性がある

Androidのメリットとデメリットは、基本的にはiPhoneと対極的です。

「かんたん機能」「シニア向け端末」など、高齢者でも安心して使える機能がデフォルトの状態から搭載されていることが多いのは言うまでもなくメリットの1つ。

また、画面サイズが大きいながら端末代金が割安なのもポイントです。

一方で、Androidスマートフォンはアプリストアで認証されていないアプリまでダウンロード、インストールできてしまうので、セキュリティ面に不安が残ります。

また、多数のメーカーがAndroidスマートフォンを製造しているので、メーカーごとに細かい部分が異なる可能性も。これが原因となり、身内にAndroidユーザーがいても「使い方を教えられない」場合があるため、デメリットだと言えるでしょう。

とはいえ、「高齢者が使用するスマートフォン」という点では、基本的には「Androidの方が優れている」ため、Androidを使用している方が多いはずです。

操作性にこだわる。キーボードや画面の大きさがポイント

シニア世代がスマートフォンを使う上で絶対に欠かせないのが「操作性」です。

そもそも、シニア世代はこれまで数年、十数年にわたってガラケーを使用してきており、スマートフォンを使うのが初めてであることが大半。そんな中、若者と同じような使い方を求めるのはあまりにも酷。

場合によっては、スマートフォンを使うことがストレスとなり、「電話をしなくなる」「メールの返信をしなくなる」といった、人間関係上のトラブルにつながる可能性も。

こういったことを防ぐためにも、以下の点に注意して端末を選びましょう。

  • 画面の大きさ
  • キーボードの打ちやすさ
  • 物理ボタン

いずれも大切なポイントになるので、順番に解説していきます。

画面は大きい方が見やすく打ちやすい

高齢者向けのスマートフォンを選ぶ上で、最も重要になるのが「画面の大きさ」です。

画面が大きいことによるメリットを以下にまとめて見ました。

見やすい・連絡先や電話番号などを見やすくなる
・簡単なニュースサイトなどを閲覧しやすくなる
打ちやすい・キーボードやボタンを触りやすい
・手が震える、指先の感覚が鈍い、などにも対応
持ちやすい・小さいと落としやすく、失くしやすい
・大きすぎるのもNG

ご覧のように、「見やすい」「打ちやすい」という2点が最も大きなメリットです。

スマートフォンは携帯電話のように物理ボタンがないため、「ここを押せばこうなる」といったアナログ的な考え方が通用しないケースが多いです。

つまり、「視覚に頼る場面が多い」ということの裏返しなので、見やすく、打ちやすいことは絶対に求められます。

また、画面が大きいことは本体サイズが大きいことと同じであり、一定以上のサイズになると「持ちやすい」「失くしにくい」といったメリットも生まれます。

キーボードの打ちやすさにもこだわるべき

これまでのシニア世代の携帯電話事情は「電話しかしない」といったケースが大半でしたが、これからの時代は少しずつ、「LINEやSNS、メルカリを使う」といった方が確実に増えてきます。

そうなった時、「キーボードの打ちやすさ」が与える影響は非常に大きいです。

キーボードが打ちにくい端末を購入してしまうと、LINEなどメッセージを送るのが億劫になり、テキスト形式のコミュニケーションを拒絶する可能性があります。

では、打ちやすいキーボードとはどんなものでしょうか?以下にまとめて見ました。

入力方式・ガラケーと同じ入力形式
・フリック入力のみ対応、はNG
大きさ、色合い・人差し指で誤入力を起こさない大きさ
・白と黒のコントラストが効いている
各種機能・変換機能がシンプルで使いやすい
・入力切り替えがシンプルで使いやすい
・小文字、濁点などが入れやすい

絶対に欠かせないのが「入力方式」です。

スマートフォンの文字入力の基本はフリック入力ですが、ガラケーに慣れている場合、フリック入力の難易度は極めて高いため、ガラケーと同じ入力方法が使える必要がります。

また、盲点になりがちなのが「各種機能」です。変換機能や入力切り替え、小文字などの入力が簡単だと、ストレスなく文字入力が可能。

筆者の80代の祖母もスマートフォンを使用していますが、外出先から帰宅する時などによく「気をつけて帰ってきてね」とLINEでメッセージをくれます。しかし、これが、

「きよつけてかえつてきてね」

といつも入力されていて、もう少し打ちやすく、使いやすいキーボードがあるスマートフォンを選んであげればよかった、と後悔しています。

こういったことにならないよう、上記ポイントに注意してキーボードを選んでみてください。

「物理ボタン」があると操作しやすい。スライド操作などは練習が必要

現代のスマートフォンには、「物理ボタン」が搭載されない傾向にあります。

全てを画面の中にある仮想ボタンで置き換えていて、今後はこの傾向がますます強くなっていくことでしょう。

スマートフォンの使い方に慣れている若者にはこれで問題ありませんが、高齢者にとっては非常に酷。できれば、以下の機能を持った物理ボタンを搭載している端末を選んであげた方が良いでしょう。

  • ホーム画面を表示するボタン
  • 電話や連絡先画面を表示するボタン
  • メール画面を表示するボタン

この中でも特に重宝するのが「ホーム画面、電話画面」を表示するボタンです。

デジタル機器に慣れている若者は、スマートフォンを始めとしたデジタル機器の内部構造を理解しています。「ここを押せばここに移動する」「こうすれば一つ前の画面に戻れる」といったことは、もはや常識ですよね。

しかし、慣れていない高齢者にとっては、このような「デジタル機器特有の概念」が身についていません。「画面の戻り方」ひとつとっても大変な作業であり、だからこそ「一発でホーム画面に戻れるボタン」は重宝するのです。

これと同じ理由で、頻繁に使う電話機能に簡単にアクセスできるボタンもあると便利。物理ボタンを搭載しているシニア向けスマートフォンも多いので、選ぶときのときの参考にしてみてください。

必要な機能やサービスを見極める。ハイスペックは要検討

昨今のスマートフォンはありとあらゆる機能がてんこ盛りとなっていますが、若者世代ですらこれら機能を使いこなせていないでしょう。

ましてや、高齢者が使用するとなれば、機能やスペックなどほとんど不要なので、「必要な機能やサービスを見極める」ことが大切です。

以下にポイントをまとめてみました。

カメラ機能・重要。毎日を記録することで生活が楽しく
・性能よりも「使いやすさ」が大切
らくらく機能・シニア向けの機能
・あればあるほど便利に
連絡先の同期方法・店舗、ショップでやってもらえないことも
・事前に同期方法を必ず確認
サポート・対面サポート、遠隔サポートを利用可能
・有料オプションとして設定していることも

それぞれについて、以下で詳しくまとめていきます。

カメラ性能は意外と大切。カメラで生活が楽しくなる!

カメラ機能については、想像以上に重要です。毎日の記録に使うことで生活に彩りが生まれ、生きていく活力へとつながります。

一方で、注意すべきが「性能ではなく使いやすさが大事」である点です。昨今のスマートフォンは「携帯電話付きカメラ」と言ってもいいくらい、カメラ性能が進化していますが、高齢者の多くはカメラ機能、アプリを立ち上げることがそもそもできません。

したがって、「簡単に立ち上げられる」「簡単に撮影できる」といった機能を持っていることを優先すべきです。

「らくらく機能」を必ずチェック。メーカーごとに特徴が異なる

続いて、シニア向けの機能、いわゆる「らくらく機能」ですが、この機能はメーカーによって大きく異なります。

以下に代表的ならくらく機能をまとめてみました。

  • ソフトそのものがシンプルになる
  • 文字が大きくなる
  • アプリアイコンが大きくなる
  • 連絡先をホーム画面に大きく設置できる
  • 石けんを使って本体丸洗い可能
  • 迷惑電話対策機能
  • 特殊詐欺対策機能
  • ラジオ、テレビ(ワンセグ)
  • 万歩計機能
  • 触覚フィードバック

文字やアプリアイコンが大きくなるという定番のものから、「特殊詐欺対策」まで幅広く搭載しています。

これらのものは「あればあるほど助かる」ので、事前にどんな機能を搭載しているのか、しっかり確認しておきましょう。

ガラケーからの「連絡先の同期方法」は事前に調べておこう

スマートフォンへの乗り換えで最もネックになるのが「連絡先の同期方法」ですよね。

スマートフォンからスマートフォンの乗り換えなら、何も難しい操作をせずとも簡単に同期できてしまいますが、ガラケーからスマートフォンの場合は一筋縄ではいきません。

ハッキリ言って、高齢者が1人でどうにかすることは難しいので、誰かしらのサポートが必要になります。

最も良いのは身の回りにいる人のサポートですが、これが難しい場合、ショップを利用することになるでしょう。大手キャリアのドコモ、au、ソフトバンクなら最寄りのショップでサポートを受けられますが、格安SIMの場合はショップ、店舗を持たないことも多いです。

連絡先を同期、送信しないと、これまで電話などでコミュニケーションを取っていた人脈が崩れることになるので、事前に連絡先をどうするかを考えておきましょう。

サポートは便利な反面、出費が気になる可能性も

連絡先の同期の部分でも触れましたが、高齢者がスマートフォンを使うとなると、「サポート」を受ける、受けたいと考える機会がおのずと増えます。

そんな時、サポートを気軽に受けられれば良いですが、業者やプランによっては「サポートを有料」としている場合もあるため、注意が必要です。

「サポートを頻繁に受けたい」という場合、最寄りの大手キャリアのショップが役に立つので、大手キャリアと契約した方が良いかもしれません。

しかし、基本料金が圧倒的に高額なので、「格安SIMで料金を抑えてサポートは最低限にする」といった方法も検討の余地があります。

身近に使い方をサポート、指導できる人間がいるなら、大手キャリアの手厚いサポートは無駄になるので、格安SIMに乗り換えると良いでしょう。

端末だけでなくプラン選びも大事。「通話料」がポイントに

選び方の最後に「プラン選び」についても簡単に触れておきます。

  • 大手キャリアから格安SIMへの移行
  • データ量とWi-Fi
  • 通話料

これらの点について順番に見ていきましょう。

大手キャリアから格安SIMへの移行も視野にいれよう

まずは大手キャリアを選ぶのか、それとも格安SIMを選ぶのかですが、これはサポートの部分でも触れた通り、「サポートをどれだけ必要とするか」で大きく異なります。

「サポートはいらない」といった場合は、躊躇なく、格安SIMへと乗り換えを検討しましょう。大手キャリアの料金は圧倒的に高いため、老後の生活費の大きな節約につながります。

一方で、サポートを重視する場合は、これまで通りの大手キャリアの利用を継続しても良いかもしれません。格安SIMの中でも、月額数百円で遠隔サポートを受けられるオプションを用意しているところがあるので、それの利用も検討してみましょう。

データ量は「少なめ」が基本路線。自宅のWi-Fi利用の指導も忘れずに

続いてデータ量ですが、データとはインターネットに接続することで発生する通信量のことです。

毎月、事前に固定のデータ量を契約することで、月額料金が決まるのが一般的ですが、高齢者の場合は「数GB」の少なめのデータ量で問題ありません。

しかし、「データ量」「GB」と言われてもピンとこない方もいると思うので、以下に「GB(ギガバイト)」の最小単位である「1GB(いちギガバイト)でできること」をまとめてみました。

インターネット3,200回表示
写真付きメール333回
LINEトーク13.3万回
LINE音声通話55時間
LINEビデオ通話3.3時間
Googleマップ4,430回表示
YouTube(720p)1時間
Instagram1.3時間

参考:1GBでどのくらい使えるの? – hi-ho

ご覧のように、1GBの最小単位でも、意外と多くのことができるものです。

例えば、インターネットのページは3,200回表示できますし、LINEのトークなら13万回以上、ほぼ無限にやり取りができます。

一方で、YouTubeはHD画質で1時間、Instagramは1.3時間と短時間で消費してしまうため、「高画質の画像、動画」を扱うものではたくさんのデータを消費します。

とはいえ、高齢者が自分のスマートフォンでYouTubeやInstagram、TikTokを頻繁に、長時間閲覧することはあまりないと思うので、基本的には「1GB」の契約で問題ないと言えるでしょう。

また、もし動画などを楽しむ場合、自宅に光回線を敷いているなら「Wi-Fi利用の指導」もお忘れなく。

Wi-Fiルーターがなければ設置してあげて、「自宅にいる時はこうやってWi-Fiをオンにしてね。節約につながるよ」と教えてあげてくださいね。

電話好きなら通話し放題の利用を推奨。高いコスパを発揮する

最後に取り上げるのが「通話料」ですが、こちらは「通話し放題(かけ放題)」の利用を推奨します。

高齢者の多くはガラケーを使って、家族間無料通話や通話し放題により無料で、時間を気にせずに電話を楽しんでいたはずです。

電話は「生きがい」の1つでもあるので、この電話を制限するのは良くありません。

また、「LINE通話」など、通常の通話以外を使わせ、料金を節約しようとするケースもありますが、そもそもLINE通話は「通話相手もLINEをやっていないければいけない」という制約がつくので、高齢者同士の電話では使い物にならないことが大半。

このようなことを考えると、「通話し放題」のオプションに課金し、ストレスなく通話を楽しんだ方が生活はより豊かになるのは間違いありません。

高齢者向けスマホのおすすめ端末8選

ここからは、高齢者向けスマートフォンのおすすめ端末を紹介していきます。

また、端末を販売している携帯会社のプラン情報についてもセットでまとめているので、参考にしてみてください。

楽天モバイル:OPPO A55s

製品価格通常価格:25,900円
キャンペーン利用:実質6,900円
本体サイズ縦:162.1mm
横:74,7
厚さ:8.2mm
ディスプレイ:6.5インチ
製品価格通常価格:25,900円
キャンペーン利用:実質6,900円
重量178g
バッテリー容量4,000mAH
カメラ性能メインカメラ:約1,300万画素
インカメラ:約200万画素

楽天モバイルが販売している「OPPO A55s」は、シニア向けのスマートフォンとして最適です。

本体サイズはディスプレイが6.5インチと、スマートフォンの中でも比較的大きなサイズをしていて、高齢者でも持ちやすく、また見やすい特徴を持っています。

そして、バッテリー容量は4,000mAHとハイエンドモデルのスマートフォン相当のスペックをしていながら、本体重量は178gと比較的軽量。

本体スペックだけで見れば、非常に優秀だと言えます。

また、アイコンや文字が大きくなる「シンプルモード」を搭載しており、高齢者でも安心して使える仕組みとなっています。

楽天モバイルのプラン詳細

〜3GB1,078円
3GB〜20GB2,178円
20GB〜無制限3,278円

「OPPO A55s」を販売する楽天モバイルは、「たった1つのプラン」しか用意していません。

「Rakuten UN-LIMIT」と呼ばれるそのプランは、「使った分だけ支払い」という特徴を備えています。

3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、そして20GB以上は使い放題で3,278円の3段階に分かれており、どれだけ高くとも3,278円に抑えられるのは魅力かつ安心です。

多くの高齢者の方は、「3GBで1、078円」で利用できると思うので、現在のガラケーの料金よりも安くなる可能性も。

また、楽天モバイルは「Rakuten LINK」という通話専用アプリを用意しており、このアプリを使っていつもの電話をかけるだけで「通話料が無料になる」のです。これも高齢者の方にピッタリ!

このように、楽天モバイルは端末、プラン、双方でシニア世代に最適なので、気になる方は楽天モバイルでお得にスマホデビューしてみましょう。

楽天モバイルでお得にスマホデビュー

OCNモバイルONE:AQUOS wish

製品価格通常価格:28,100円
本体サイズ縦:147mm
横:71mm
厚さ:8.9mm
ディスプレイ:5.7インチ
重量162g
バッテリー容量3,730mAH
カメラ性能メインカメラ:約1,300万画素
インカメラ:約800万画素

OCNモバイルONEは月々550円という業界でもトップクラスのコスパで使える格安SIMですが、「AQUOS wish」という端末が中でもおすすめです。

本体が再生プラスチックで作られていて、その質感はサラサラとマットな質感で手に馴染みます。本体サイズはスマートフォンの中では標準的な「5.7インチ」であり、手が小さな女性の方でも持ちやすいです。

バッテリー性能、カメラ性能ともに決して悪くなく、高齢者でも使いやすいようにアプリアイコンを大きく、また「縦スクロール」で構成されるホーム画面にアレンジも可。

これだけ至れり尽くせりでお値段は「28,100円」と、非常にコスパが良いです。

OCNモバイルONEのプラン詳細

0.5GB550円/月
1GB770円/月
3GB990円/月
6GB1,320円/月
10GB1,760円/月

「AQUOS wish」を販売するOCNモバイルONEは、冒頭でもお伝えしたように「月額550円」のプランを用意しています。

データ量は0.5GBと非常に少ないですが、「電話しかしない」といった高齢者の方の使い方ならこれで十分!

また、かけ放題オプションが「1,430円」で利用できるのも優秀で、相場である1、800円程度から400円も安いです。

まさに、データ量、通話料、ともに業界最安水準で利用できる素晴らしい格安SIMなので、多くの方におすすめできますよ。

OCNモバイルONEでお得にスマホデビュー

UQモバイル:iPhone SE

製品価格通常価格:48,935円
本体サイズ縦:138.4mm
横:67.3mm
厚さ:7.3mm
ディスプレイ:4.7インチ
重量144g
バッテリー容量2,018mAH
カメラ性能メインカメラ:約1,200万画素
インカメラ:約700万画素

UQモバイルが取り扱う「iPhone SE」も高齢者の方におすすめのスマートフォンです。

最大の理由は、なんといっても「iPhoneブランド」にあります。日本で圧倒的なユーザー数を誇るスマートフォンということもあり、シンプルで使いやすく、また品質面も非の打ち所がありません。

本体サイズはディスプレイが4.7インチと、高齢者向けスマートフォンにしてはサイズが小さめですが、「手におさまりやすい」サイズ感をしているので、使いやすさという点では評価できます。

また、重量が144gと、他社製品と比べて数十%軽量で、カメラ性能も悪くありません。

特にインカメラの「700万画素」というスペックは、「ビデオ通話」をより快適に行えるようにしてくれます。お子さんやお孫さんとのビデオ通話が楽しめそうですね。

UQモバイルのプラン詳細

くりこしプランS +5G・3GB:1,628円
・速度制限時:0.3Mbps
・節約モード時:0.3Mbps
くりこしプランM +5G・15GB:2,728円
・速度制限時:1Mbps
・節約モード時:1Mbps
くりこしプランL +5G・25GB:3,828円
・速度制限時:1Mbps
・節約モード時:1Mbps

iPhone SEを取り扱っている「UQモバイル」は、上記3つのプランを用意しています。

データ量が3GB、15GB、25GBの3つに分かれており、料金設定は「大手キャリアより安く、格安SIMより高い」といった位置付け。

一方で、家庭内に18歳以下の家族がいるなら「UQ親子応援割」を利用できます。これを利用すると、通常2,728円の「くりこしプランM +5G」が1,738円引きの990円で利用できます。破格の割引です。

また、UQモバイルはauのサブブランドなので、auショップで契約ができるのもポイント。もちろん、サポートもauと同様に受けられるので、「初めてのスマホで不安」といった方にもおすすめできます。

UQモバイルでお得にスマホデビュー

Y!mobile:かんたんスマホ2+

製品価格通常価格:31,680円
キャンペーン利用:実質9,800円
本体サイズ縦:159mm
横:71mm
厚さ:8.9mm
ディスプレイ:5.6インチ
重量151g
バッテリー容量3,300mAH
カメラ性能メインカメラ:約1,300万画素
インカメラ:約500万画素

Y!mobileはシニア世代に選ばれている人気の格安SIMですが、取り扱っている端末の中でも「かんたんスマホ2+」は非常におすすめできます。

メーカーは国内大手の「京セラ」で、ガラケー時代からシニア向け携帯電話を製造していることもあり、数あるスマートフォンの中でも完成度が非常に高いです。特徴を以下にまとめてみました。

  • 電話、ホーム画面、メールの物理ボタン搭載
  • 大きなボタンと文字で文字入力がしやすい
  • 迷惑電話対策機能搭載

物理ボタンを搭載している点や、文字入力がしやすい点は当然のこと、「迷惑電話対策」にも力を入れています。

危険な電話や海外からの電話を警告表示で知らせ、もし電話を受けても「電話を録音します」という警告音声が双方に流れ、実際に通話の音声が録音されます。

したがって、「警告表示、警告音声、録音」という「3重の対策」が施されているため、迷惑電話にめっぽう強いことがわかりますよね。

実際、この充実の機能が評価され、全国防犯協会連合会が「優良防犯電話」として推奨するほどです。安心して利用できることがわかるはずです。

Y!mobileのプラン詳細

3GB・1回線目:1,980円
・2回線目以降:990円
15GB・1回線目:3,278円
・2回線目以降:2,090円
・親子割適用:990円
25GB・1回線目:3,780円
・2回線目以降:2,970円
・親子割適用:1,870円

Y!モバイルはSoftBankのサブブランドで、「家族」がキーワードのプランとなっています。

データ量は3GB、15GB、25GBの3つで、元々の料金設定は大手キャリアよりも安いものの、格安SIMの中では圧倒的高額。

しかし、「複数回線割引」を適用することで、家族内での2回線目以降は1,000円程度やすくなります。これが1段階目の割引です。

そして、家族内に5歳〜18歳の子どもがいる場合「親子割」が適用され、15GBで3,278円のプランが「990円」という破格の料金まで値下げされます。

同様に、25GBのプランは3,780円が1,870円まで安くなるため、家族内に親、子、孫の3世帯がいる場合におすすめです。

また、60歳以上の場合、月額1,870円の「通話し放題オプション」が1,100円割引の770円で利用可能に。

これらの割引を合算すると、月額3,000円程度の割引にもなるため、非常にお得に利用できますよ。

Y!mobileでお得にスマホデビュー

イオンモバイル:AQUOS sense4

製品価格通常価格:30,800円
本体サイズ縦:148mm
横:71mm
厚さ:8.9mm
ディスプレイ:5.8インチ
重量177g
バッテリー容量4,570mAH
カメラ性能メインカメラ:約1,200万画素
インカメラ:約800万画素

ショッピングセンター最大手のイオンが提供する「AQUOS sense4」は、あらゆる点で高い完成度を誇るシニア向けスマートフォンです。

「AQUOSかんたんモード」を初期設定から対応しており、アイコンや文字のサイズが大きく見やすい「特大」に設定されています。

また、ホーム画面下部に「楽ともリンク」と呼ばれるショートカットアイコンを設定可能。これを利用すれば、頻繁に連絡を取る相手の連絡先に「1タップ」でアクセスできるようになるので、毎日の生活がより豊かになるはずです。

そして、スペック面を見てみても非常に充実しています。

5.8インチの大きすぎず、小さすぎずのディスプレイサイズに、177gの軽量設計。そして、バッテリー容量はiPhone SEの「およそ2倍」の4,570mAHを搭載し、カメラ性能も悪くありません。

これだけのスペックをしていながら、価格が30,800円というのもおすすめする理由です。

イオンモバイルのプラン詳細

やさしい音声プラン0.2GB:748円
3GB:858円
6GB:1,188円
8GB:1,408円
やさしいシェア音声プラン1.5GB×2人:1,408円
3GB×2人:1,738円
4GB×2人:1,958円

イオンモバイルには60歳以上限定の「シニア専用プラン」が用意されています。その名も「やさしい音声プラン」というもので、1人で契約する場合は0.2GB〜8GBまで4段階、そして2人で契約する場合は1人1.5GB〜4GBまで3段階、それぞれ存在します。

シェアプランが非常にお得で、1.5GBを2人分で「1,408円」と、1人あたり704円で利用できます。高齢の夫婦で利用すれば、月々の通信費がグッと節約できますね。

また、「通話し放題」は通常1,650円のところ、60歳以上の場合400円引きの1,210円で利用可能。こちらも見逃せない割引です。

イオンモバイルでお得にスマホデビュー

mineo:moto e32s

製品価格通常価格:19,800円
本体サイズ縦:164mm
横:74.9mm
厚さ:8.5mm
ディスプレイ:6.5インチ
重量185g
バッテリー容量5,000mAH
カメラ性能メインカメラ:約1,600万画素
インカメラ:約800万画素

格安SIMの中でも知名度が高く、老舗的な存在のmineoが販売する「moto e32s」はイチオシの端末です。

注目すべきはそのお値段にあります。新品価格で19,800円という価格設定は、業界内でも最安クラス!スマホデビューにありがちな「高額な初期投資」を最小限に抑えられるのはありがたいですよね。

しかし、安いからと言って端末の質が悪いわけではありません。ディスプレイは6.5インチと標準より少し大きめであり、バッテリー容量は5,000mAHとiPhone SEの2倍以上を誇ります。

そして、カメラ性能も高性能なので、「極めて高いコスパ」が魅力の端末です

また、mineoには「シニアパック」と呼ばれる、高齢者向けの特別なオプションが用意されています。サービス内容を以下にまとめました。

  • セキュリティーアプリ使い放題
  • 将棋アプリが使い放題
  • その他9種、合計11種のアプリが使い放題

内容はシンプルで、アプリ11種類が使い放題になるというもの。月額220円ですが、必要だと感じたら利用を検討してみてください。

mineoのプラン詳細

【マイピタ】

1GB1,298円
5GB1,518円
10GB1,958円
20GB2,178円

mineoのプラン「マイピタ」は一般的なデータ量が月々で決められているタイプのプランです。

1GB〜20GBまで4段階で設定されており、価格設定は格安SIMの中では割高。しかし、mineoは他の格安SIMとは異なり、多くの店舗を持っているため、対面でのサポートを受けられます。

その分の「安心料」がプランの中に組み込まれていると考えれば、そこまで高いとは感じないはずです。

mineoでお得にスマホデビュー

IIJ mio:OPPO A77

製品価格通常価格:22,400円
キャンペーン利用:実質2,480円
本体サイズ縦:163mm
横:75mm
厚さ:8mm
ディスプレイ:6.5インチ
重量187g
バッテリー容量5,000mAH
カメラ性能メインカメラ:約5,000万画素
インカメラ:約800万画素

人気の格安SIM「IIJmio」が販売する「OPPO A77」も人気のスマートフォンです。

最大の魅力はコストパフォーマンスにあります。大きめの高精細なディスプレイに5,000mAHの大容量バッテリーが搭載され、カメラ性能もiPhoneの上位機種に負けていません。

このようなハイスペックながら、通常価格が22,400円、そしてキャンペーンを利用することで「2,480円」で購入できるのは、業界内でも最高水準にお得。

IIJmioでは比較的高い頻度でスマートフォン本体のキャンペーンを開催しているので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。

IIJmioのプラン詳細

2GB850円
4GB990円
8GB1,500円
15GB1,800円
20GB2,000円

IIJmioはスマートフォン本体が非常にお得に購入できますが、プラン料金のコスパも非常に高いです。

データ量は2GB〜20GBの5つ用意されており、4GBで990円、20GBで2,000円など、業界内でも最安水準とも言える料金設定で攻めに攻めています。

とはいえ、高齢者の場合は「2GB〜4GB」あれば十分だと思うので、月額料金は1,000円以内に抑えられます。

先述のOPPO A77はキャンペーン利用で実質「2,480円」で購入できるので、これと合わせれば破格のコスパでスマートフォンを使い始めることが可能に!

高齢者だけでなく、全ての方に自信を持っておすすめできる格安SIMなので、気になった方は利用を検討してみてくださいね。

IIJmioでお得にスマホデビュー

トーンモバイル:TONE e21

製品価格通常価格:9,980円
本体サイズ縦:77mm
横:162.4mm
厚さ:8.85mm
ディスプレイ:6.53インチ
重量185g
バッテリー容量4,000mAH
カメラ性能メインカメラ:約4,800万画素
インカメラ:約800万画素

トーンモバイルの「TONE e21」は高齢者向けのスマートフォンとして、多くの方に選ばれている人気の機種です。

本体スペックは、サイズ、重量、バッテリー、カメラ性能、それぞれ標準的。使用する上で不便に感じられる要素は一切なく、それでいて販売価格は9,980円という業界でも最安級の価格設定をしています。

また、細かな部分のスペックで言うと、

  • ストレージが128GB
  • メモリ6GB
  • 改善版のソフトウェアを搭載
  • インカメラにピンホールカメラを搭載

このようなものもあげられ、特に「ピンホールカメラ」の完成度は非常に高いです。

画面を邪魔することなくインカメラが設置されているので、同じインチ数のスマートフォンよりも画面を広々と使え、結果的に視認性の改善につながり、高齢者でも使いやすいと感じることでしょう。

トーンモバイルのプラン詳細

TONE

出典:TONE

トーンモバイルのプランは業界内でも非常にユニークで「月額1,100円で動画以外のインターネット使い放題」という仕組みを採用しています。

動画だけは月当たり1GBまで制限があり、これ以上使いたい場合は「チケット」を都度課金することとなりますが、高齢者の多くはスマートフォンで動画を視聴することはないので、実質的に「月額1,100円で使い放題」となるということです。お得ですよね。

しかも、「Androidプラン限定 シニア割」を使用すれば、「60歳以上は基本料金1年間無料」となるため、極めてお得に利用できます。これは利用しない手はありませんよね。

このように、トーンモバイルシニア向けスマートフォンの有力な選択肢になるので、契約を検討してみてください。

トーンモバイルでお得にスマホデビュー

高齢者向けスマホに関するよくある質問

この記事の最後に、高齢者向けスマートフォンに関するよくある質問についてお答えしていきます。

AndroidとiPhoneはどちらが良いですか?

記事中で詳しく解説していますが、「Androidの方がベター」です。

iPhoneには高齢者でも簡単に使えるような「らくらく機能」のようなものがなく、「高齢者の初めてのスマホ」という点では少し使い勝手が悪いです。

しかし、同居家族がiPhoneユーザーの場合、使い方を指導できるというメリットもあるので、「身内がAndroidかiPhoneか」という点で決めるのも大切なポイントだと言えます。

連絡先はスマホに移せますか?

現在使っているガラケーからスマートフォンへと連絡先は移すことができます。しかし、移すためには決められた作業が必要です。

ガラケーからAndroidの場合は、SDカードを使って簡単に移せる可能性がありますが、ガラケーからiPhone、あるいはガラケーからSDカード非対応のAndroidという乗り換えの場合、特殊な作業が必要になります。

高齢者が1人で行うのは難しい作業になるので、「店舗、ショップで契約できる携帯会社」にてスマートフォンに乗り換えることをおすすめします。

ガラケーからどれくらい高くなりますか?

乗り換え先としてどこを選ぶのかによります。

現在、ガラケーを大手キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクと契約している場合、月々数千円支払っていると思いますが、大手キャリアを継続してスマートフォンを契約すると、確実に今よりも高くなるでしょう。

一方で、格安SIMと呼ばれる低料金の業者を選ぶことで、大手キャリアよりも圧倒的に安くスマートフォンを利用できます。場合によっては、現在のガラケーの契約よりも安くなることすらあるので、安く利用したい場合は格安SIMも選択肢に入れてみてください。

まとめ

高齢者がガラケーからスマートフォンにデビューする場合、たくさんのことを考える必要があります。「1人で使えるのか」「電話がかけやすいか」「画面が見やすいか」など、ありとあらゆることを考えて総合的に判断する必要があるため、難易度が高いですよね。

大切なポイントは、以下の点になります。

  • 基本的にはAndroidがベター。身内にiPhoneユーザーがいる場合、iPhoneで統一して使い方を指導するのもアリ
  • キーボードの打ちやすさと画面の大きさが非常に重要
  • スペックよりも「必要な機能を必要な時に使えるかどうか」を大切にすべき

これらの点に注意してスマートフォンを選ぶことで、失敗のないスマートフォンデビューが飾れるはずです。

記事中で紹介したおすすめ端末を参考にして、活き活きとしたシニア生活を送ってくださいね。

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