ドコモが提供するahamo、対するソフトバンクが提供するLINEMO。どちらも大手キャリアが提供する、新プランですが、どちらがお得なのだろうか?自分にはどちらが合っているのだろうか?と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ahamoとLINEMOを8つの項目で比較するとともに、それぞれのメリット・デメリットや向いている人の特徴について詳しく解説します。これから、ahamoやLINEMOへの乗り換えを検討されている方は、本記事で解説していることをぜひ参考にしてください。
ahamo・LINEMOを8項目で比較
まずは、ahamoとLINEMOを以下の8項目で比較してみました。
比較内容 | ahamo | LINEMO |
---|---|---|
月額基本料金 | 2,970円・4,950円 | 990円・2,728円 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
プランの種類 | 2種類 | 2種類 |
通信速度 | ドコモと同等 通信制限時1Mbps | ソフトバンクと同等 |
契約のしやすさ | インターネットのみから契約可能 | インターネットのみから契約可能 |
契約者数 | 200万人半ば(2022年2月時点) | 非開示 |
割引サービス | なし | ミニプランが半年間実質無料 |
キャンペーン | 随時あり | 随時あり |
ahamoとLINEMOの比較内容は概ね上記の通りです。それぞれ詳しくみていきましょう。
月額基本料金
ahamoとLINEMOそれぞれの月額基本料の比較結果は以下の通りでした。
ahamo | 2,970円・4,950円 |
---|---|
LINEMO | 990円・2,728円 |
各社、プランの内容によって月額基本料金が変化しますが、最安金額で比較した場合はLINEMOの勝利です。そのため「とにかく携帯料金を安くしたい」と考えている方は、LINEMOが良いかもしれません。
初期費用
ahamoとLINEMOはいずれも初期費用0円でした。
携帯会社の中には初期費用費用(契約事務手数料)として3,300円程度を請求されることがありますが、ahamo・LINEMOはいずれも0円であるため、最初にかかる費用はありません。かかるのは、月額基本料金や各種オプション料金のみです。
プランの種類
ahamoとLINEMOをプランの種類で比較した結果、いずれも2種類と同じでした。しかし、プランの内容に大きな差があったので詳しく解説します。
【ahamoのプラン】
プラン | 月額基本料金 |
---|---|
基本プラン(20GB) | 2,970円 |
大盛りプラン(100GB) | 4,950円 |
【LINEMOのプラン】
プラン | 月額基本料金 |
---|---|
ミニプラン(3GB) | 990円 |
スマホプラン(20GB) | 2,728円 |
ahamoの基本プランは20GBで2,970円〜であるのに対し、LINEMOは3GBで990円〜でした。
上記表の通り、ahamoはデータ容量がたくさんあるプランを主に用意しています。一方でLINEMOは少容量プランの販売を行っています。
そのため、ahamoとLINEMOどちらを契約しようか?と悩んだ場合は、データ容量がどの程度欲しいかで検討すれば良いでしょう。3GBあるいは、20GBで足りる場合はLINEMOがお得です。
一方で、たくさんの通信データ容量が欲しいという方は、ahamoの大盛りオプションをつけて契約をしたほうが良いです。他社格安SIMなどと比較しても、安定したドコモ回線を100GBも使えて5,000円を切るのはとても安いです。
スマホを使う方がどの程度を求めるのかによって、検討されてみてはどうでしょうか。
通信速度
ahamo・LINEMOはいずれも大手キャリア(ドコモ・ソフトバンク)の回線を使用していています。そして、ahamoはドコモの回線、LINEMOはソフトバンクの回線と同等の通信速度で利用できます。
一般的に、大手キャリアの回線を借りている格安SIMは、混雑状況や時間帯によって通信速度が遅くなることがあります。しかし、ahamoやLINEMOはいずれも大手キャリア自社で提供しているサービスです。そのため、いつでも安定した通信速度でスマホを利用できます。
契約のしやすさ
ahamo・LINEMOはいずれもインターネットからの申し込みにのみ対応しています。
そのため、インターネットからの申し込みに慣れている方や何ら抵抗を感じない方からすると、「契約しやすい」と感じるでしょう。しかし、インターネットに不慣れな方は「難しい」とか「契約しづらい」と感じるかもしれません。
大手キャリアとは異なり、店舗による契約がいずれもできない点に注意しなければいけません。
契約者数
契約者数はahamoが200万人半ば(2022年2月時点)であり、LINEMOは非開示でした。そのため、比較することができません。
割引サービス
ahamoは割引サービスを行っていません。また、ドコモが提供するサービスのひとつであるahamoですが、ドコモ光セット割などの割引も対象外になるので注意してください。
一方、LINEMOは直接的な割引サービスはないものの、契約から半年間は990円(ミニプラント同金額)をPayPayポイントにて還元するサービスを提供しています。
出典:LINEMO
ただし、ソフトバンクやワイモバイルからLINEMOに乗り換えた方は、この割引サービスの対象外になるので注意してください。あくまでも、他者からLINEMOへ乗り換えた方のみが受けられるサービスです。
キャンペーン
ahamo・LINEMOはいずれも随時さまざまなキャンペーンを行っています。
ahamo・LINEMOはいずれも随時キャンペーンの更新を行っています。乗り換えを検討したタイミングで、どのようなキャンペーンを行ったいるのか、自分も対象になるのかどうかをチェックされてみてはどうでしょうか。
ahamoのメリット・デメリット
ahamoのメリットとデメリットについて解説します。
メリット
ahamoを利用するメリットは以下の通りです。
- 月額基本料金が安い
- 国内通話が5分間無料
- 対応機種が豊富
- eSIMにも対応している
- 契約手数料・解約違約金が発生しない
- 通信速度が安定している
それぞれ詳しく解説します。
月額基本料金が安い
ahamoの月額基本料金は20GBで2,970円、100GBで4,950円です。
20GBの場合はLINEMOの方が若干安くなっていますが、100GBという大容量で4,950円という金額はとてもお得です。
また、大手キャリアの中でも100GBという大容量プランを用意しているところはなく、たくさんのデータ通信量が欲しい場合は「無制限プラン」に加入するしかありません。
無制限プランの場合は、おおよそ8,000円程度の月額基本料金がかかる場合が大半です。そのため、「100GBあれば十分なんだけどな…」という方は、ahamoの大盛りプランがとてもお得です。
国内通話が5分間無料
ahamoは基本プランの中に「国内通話5分まで何度でも無料」というオプションサービスが付けられています。短時間の電話を繰り返す方や、少しでも携帯料金を抑えたい方などは、とても大きなメリットと言えるのではないでしょうか。なお、5分を超過して電話をした場合は、30秒あたり22円の通話料が発生するので注意してください。
対応機種が豊富
ahamoは大手キャリアであるドコモが提供する、格安SIMサービスです。そのため、ドコモに対応している機種端末であれば、ahamoでも対応できます。
iPhoneなどの人気機種はもちろん、その他の最新機種なども対応しているので「最新機種を格安で利用したい」と考えている方は、メリットと言えるのではないでしょうか。
eSIMにも対応している
ahamoはeSIMにも対応しているため、デュアルSIMで利用を検討している方にもおすすめです。
eSIMとは、スマートフォン本体に内蔵されているSIMのことであり、ネット上で契約手続きを完了させられれば、お手持ちの端末でahamoを利用できます。また、SIMカードも挿入できる端末であれば、SIMカードで他社を契約することで、ひとつの端末で2回線所有(デュアルSIM)できます。
そのため、たとえばメイン回線としてahamoを契約し、サブ回線としてLINEMOを契約するといったことも可能です。
各格安SIMなどとも組み合わせができるため、利用方法次第では月額基本料金が安くなったり、スマートフォンの使い勝手が良くなったりするでしょう。
契約事務手数料・解約違約金が発生しない
ahamoは、初期費用である契約事務手数料や解約違約金が発生しません。
そのため、初期費用は0円で契約できますし、ahamoから他社に乗り換える際にも0円で転出可能です。ahamoを利用していて唯一かかるのは、毎月の基本料金や使用料金のみです。そのため、最安2,970円で使い続けることができます。
通信速度が安定している
ahamoは大手キャリアのひとつであるドコモの回線を利用してサービスを提供しています。そのため、ドコモと同等の通信速度を格安で利用できるのがメリットです。
他社格安SIMの場合は、ドコモなどの大手キャリア回線を借りているため、混雑状況次第によっては遅くなったり通信ができなくなったりします。
一方のahamoは、自社の回線を使えるため、常に安定した速度でサービスを提供してもらえます。ドコモの本プランよりも安く、お得に利用したいと考えている方は、ahamoの契約を検討されてみてはどうでしょうか。
デメリット
ahamoを利用するデメリットは以下の通りです。
- 契約・サポートがオンラインのみ
- データ容量の繰越ができない
- 留守番電話サービス・転送サービスに非対応
- 料金プランの種類が少ない
- ドコモ光セット割の適用外
それぞれ詳しくみていきましょう。
契約・サポートがオンラインのみ
ahamoは契約・サポートが共にオンラインのみです。そのため、オンラインによる申し込みやサポートに慣れている方であれば良いですが、不慣れな方はストレスを感じるかもしれません。思うように進まなかったり、サポートを受けてもわからなかったりする場面が増える可能性があります。
もし、対面でのサポートを希望される場合は、お金を支払うことで受けられる場合があります。ただし、最近での店舗は前予約制になっていることが多いので、すぐにサポートを受けたい場合はインターネットのみになる点に注意してください。
データ容量の繰越ができない
ahamoは最大100GBが魅力ですが、その月に余ってしまった容量を翌月以降に繰り越すことができません。これを「もったいない…」と感じる方は少なくないでしょう。ahamoでは20GBのプランも用意していますが、いずれのプランも繰越はできません。
そのため、100GBのプランに加入しているけど実際は20GB以下しか使わなかった…。という場合は、支払っているプラス料金分を損してしまうことになります。
また、せっかく100GBプランに加入したのに思ったよりも使わずにドコモの本体プランのほうがお得だった。ということもあり得ます。
とくにahamoの大容量プランに加入を検討されている方は、自分が毎月何GBくらい使っているのか?を把握したうえで、契約を検討されたほうが良いでしょう。
留守番電話サービス・転送サービスに非対応
ahamoは留守番電話サービスや転送サービスに対応していません。
留守番電話サービスは迷惑電話の防止や登録外電話からの着信があった場合、誰からの着信があったのかを把握するために重宝されている方も多いです。また、中小企業経営者などや自分の携帯電話への転送サービスを利用されている方も多いでしょう。
このように、何かと使える部分が多い2つのサービスに非対応である点は、ahamoのデメリットと言えます。
料金プランの種類が少ない
ahamoは料金プランが2つしかありません。そのため、中には「自分に合ったプランがない」と感じる方もいるのではないでしょうか。
とくに、ahamoは20GBもしくは100G Bという極端なプラン設定にしています。そのため「50GBくらいでもう少しやすいプランが良かった」などという方は、デメリットに感じてしまうかもしれません。ただ、2種類しかない料金プランが「シンプルでわかりやすくて良い」と感じる方もいるでしょう。
いずれにせよ、自分に合ったプランが提供されていれば、ahamoはお得に利用できるでしょう。
ドコモ光セット割の適用外
出典:ドコモ
ahamoはドコモが提供するサービスのひとつですが、ドコモ光セット割などの割引サービスは適用外です。そのため、契約するプランや割引額次第では、ドコモ本体のプランで契約をしていたほうがお得になる場合があります。
ahamoは格安プランを提供していますが、割引サービスなども考慮したうえで結果的にどこがお得になるのか、について考えたうえで契約されることをおすすめします。利用方法やプラン次第では、ahamoのほうが高くつく可能性もあるので注意してください。
LINEMOのメリット・デメリット
LINEMOを利用するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
メリット
LINEMOを利用するメリットは以下の通りです。
- ラインが使い放題
- 安定した通信速度が魅力的
- eSIMに対応している
- 実質無料でLINEスタンプが使い放題
- 事務手数料・解約手数料がかからない
- 速度制限がかかっても1Mbpsで通信可能
それぞれ詳しくみていきましょう。
LINEが使い放題
LINEMOは連絡ツールアプリである「LINE」を使用する際、通信データ量を消費しません。
そのため、LINEの機能であるメッセージのやり取りや通話・ビデオ通話が一切無料で利用できるということです。
他社を利用されている方であれば、とくに通話やビデオ通話をする際にギガ数を気にすることも多々あるはずです。LINEMOであれば何も呼気にすることなく、LINEを使えるので魅力的に感じる方も多いのではないでしょうか。
安定した通信速度が魅力的
LINEMOはソフトバンクが提供するサービスのひとつであるため、ソフトバンクの回線を使うことができます。ソフトバンクも大手キャリアのひとつであり、通信速度も常に安定して提供できています。
また、ソフトバンクの回線を借りている格安SIMとは異なり、自社で提供するサービスであるLINEMOは、常にソフトバンクの回線を利用することが可能です。そのため「少しでも安く、ソフトバンクの回線を利用したい」と考えている方は、LINEMOの契約がおすすめです。
eSIMに対応している
LINEMOもeSIMに対応しています。そのため、eSIM対応+SIMカードに対応しているスマホであれば、ひとつのスマホで2つの回線を利用することができます。メイン回線の通信回線に障害が発生した場合などのために、LINEMOの回線を契約しておくことも可能です。
使い方や組み合わせは自由であるため、自分に合った組み合わせを発見してみてはどうでしょうか。結果的に大幅な携帯料金の削減につながることもあります。
実質無料でLINEスタンプが使い放題
LINEMOのスマホプランに加入されている方は、LINEスタンププレミアムが実質無料で利用できます。
LINEスタンププレミアムとは、900万種類を超えるスタンプや絵文字が使い放題になるサブスクリプションサービスです。毎月更新されるスタンプなどを自由に使うことができるお得なサービスです。
このサービスの月額料金は、スタンプのみで240円、スタンプ+絵文字で480円です。しかし、LINEMOのスマホプラン加入に加入されている方であれば、すべてLINEポイントで還元されるため、実質0円で利用可能です。
LINEポイントは、ラインが提供する各種サービスに利用できます。たとえば、LINE Payでお買い物をすることもできるため、とてもお得なサービスと言えるでしょう。
事務手数料・解約手数料がかからない
LINEMOも契約時に発生する契約事務手数料や解約料金が発生しません。
LINEMOを使用していて唯一発生する金額は、月額基本料金や各種使用料金のみです。そのため、最安ミニプランの990円でスマホの契約ができるということです。
少しでも安く、最低限の使用で十分と考えている方は、LINEMOのミニプランがお得になるのではないでしょうか。
速度制限がかかっても1Mbpsで通信可能
LINEMOは契約のデータ容量を超えた場合、通信制限がかけられます。しかし、制限がかかっても1Mbpsの通信が可能であるため、とても大きなメリットです。1Mbpsとは、低画質動画の視聴やネット記事の閲覧程度であればまったく問題なく利用できる程度です。
ただ、オンラインゲームをしたい、高画質での動画を視聴したいといった場合は、動作に問題が発生する可能性が高いので注意してください。1Mbpsは、あくまでも最低限の利用はできる程度と思っておきましょう。
とはいえ、他社や大手キャリアの通信制限と比較するととても速いので、1Mbpsでも十分と考えている方は、LINEMOがお得に利用できるのではないでしょうか。
デメリット
LINEMOを利用するデメリットは以下の通りです。
- 申し込み・サポートがオンラインにのみ対応
- おうち光割に非対応
- 別途スマホの用意が必要
- データ容量繰越ができない
- Yahoo!プレミアムの対象外
それぞれ詳しくみていきましょう。
申し込み・サポートがオンラインにのみ対応
LINEMOの申し込みはインターネットからしか受け付けていません。また、使い方がわからない場合や何らかのトラブルが発生した場合も、基本的にはインターネットでしか対応されません。
そのため、インターネットの扱いに慣れていない方や、インターネットからの申し込み方法がよくわからないという方はデメリットになるでしょう。よくわからないまま契約手続きを行ってしまうと、思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。
そのため、インターネットによる申し込み手続き等に抵抗がない方は、LINEMOの利用を検討されてみてはどうでしょうか。その他の方は、お金を支払うことによって、対面でサポートを受けられるのでぜひ検討してください。
おうち光割に非対応
出典:ソフトバンク
LINEMOはソフトバンクが提供するサービスのひとつですが、おうち光割が適用されません。
おうち光割を適用された場合は、スマートフォンの月額基本料金が1,100円永遠に安くなります。しかし、LINEMOの場合は割引が効かないため、場合によってはソフトバンク本体のほうが料金が安くなる場合があります。
そのため、LINEMOへ乗り換えを検討される方は、おうち光割が適用されないことを踏まえたうえで、どのプランがお得になるのかを検討してください。
別途スマホの用意が必要
LINEMOの契約時に端末を購入することはできません。そのため、LINEMOを契約する前までにスマートフォンを用意しておかなければいけません。
端末の購入は中古などでSIMフリースマホを購入するか、もしくはソフトバンクのオンラインショップで購入してください。とくに注意するべきは、ソフトバンクで購入する場合はオンラインにのみ対応していることです。
店舗で購入する場合は、中古ショップでSIMフリースマホを購入するしかありません。今までのスマホを購入する流れとは大きく異なるので注意してください。
データ容量繰越ができない
LINEMOは3GBもしくは最大20GBのプランしか用意されていませんが、いずれのプランも余った容量を翌月に繰り越すことはできません。そのため、使わなかったデータ容量はそのまま消滅してしまうため、もったいないと感じる方は多いでしょう。
できるだけ損することなく、LINEMOを使用するためには、調整しながらデータ容量を使用する必要があるので注意してください。
Yahoo!プレミアムの対象外
ソフトバンクのスマートフォンを利用されている方であれば、月額508円のYahoo!プレミアムが標準的に付いてくるサービスがあります。
しかし、LINEMOの場合はYahoo!モバイルが標準的には付いてこないため、加入する場合は自分で508円を支払わなければいけません。
Yahoo!プレミアムは、各種割引サービスや追加料金なしで雑誌を読めたりなど、さまざまなサービスが魅力的です。実際、ソフトバンクを使用しているユーザーであれば利用されている方も多いのではないでしょうか。そのため、このサービスが優良になってしまう点はデメリットと言えるでしょう。
ahamoとLINEMOどちらがおすすめ?
これまで、ahamoとLINEMOの比較やそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。しかし「結局、自分はどちらが良いのだろうか?」と悩んでいる方も多いのはないでしょうか。
最後に、ahamoに向いている人の特徴とLINEMOに向いている人の特徴について、それぞれ詳しく解説します。ahamoとLINEMO、どちらに乗り換えようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
ahamoに向いている人の特徴
ahamoに向いている人の特徴は以下の通りです。
格安でドコモ回線を利用したい人
ahamoは月額基本料金を抑えながらドコモ回線を利用できるのが特徴です。そのため、「格安でドコモの回線を利用したい」と考えている方にはおすすめです。
とくに、長い間ドコモを使用していて、ドコモを信頼されている方から見ると「料金は抑えたいけどドコモが良いな…」と考えている方も多いのではないでしょうか。そのような方は、ahamoに向いている人です。
5分以内の通話を繰り返す人
ahamoは5分以内の国内通話が何度でも無料になるサービスが標準的についています。
他社格安SIMなどを見ると、5分以内かけ放題はオプションとして提供されていることが多く、月額料金1,000円程度であることが多いです。それが、ahamoの場合は0円で基本装備されているのは大きなメリット・特徴です。
仕事などで短時間の電話を繰り返すことが多い方や、現在使用中の回線で5分以内かけ放題オプションをつけている方は、ahamoへの乗り換えを検討されてみてはどうでしょうか。
海外出張・旅行に頻繁に行く人
ahamoは追加料金なしで、海外でもデータ通信を行うことができます。他社などでは、海外で利用するためには数百円程度の費用を支払うのが一般的です。しかし、ahamoの場合は一切費用が発生しません。
また、海外で利用するための手続きや申し込みなども一切不要であるため、海外に行く機会が多い方にとって、ahamoのサービスはとてもありがたいものと言えるでしょう。
LINEMOに向いている人の特徴
LINEMOに向いている人の特徴は以下の通りです。
LINEユーザー
LINEMOの特徴は、LINEの通信データを消費しない点です。また、スタンプなどのサブスクも実質無料で利用できるため、LINEユーザーから見るとお得なサービスがたくさんあるといえます。
そのため、日頃からLINEを使っている人、人との通話は基本的にLINEを介する人などは、LINEMOに向いていると言えるでしょう。
日常的に動画を視聴する人
日常的に動画を視聴されている方は、LINEMOの契約がおすすめです。
LINEMOのデータ容量は3GBもしくは20GBと比較的少ないですが、通信制限をかけられた場合であっても1Mbpsの速度は保たれています。そのため、低画質〜中高画質程度の動画視聴であればほとんどストレスなく視聴できます。
そのため、実質使い放題と考えても良いかもしれません。ただし、オンラインゲームや超高画質の動画視聴をする場合は、容量が不足する場合があるので注意してください。
格安でソフトバンクの回線を利用したい人
LINEMOはソフトバンクの回線を利用しているため、「格安でソフトバンク回線を利用したい…」と考えている方は、LINEMOが向いています。
ソフトバンクも大手キャリアとして長年の実績があり、通信速度にも定評があります。そのため、少しでも安く安定した回線を使用したいと考えている方は、LINEMOの契約を検討されてみてはどうでしょうか。
まとめ
今回は、ahamoとLINEMOの比較やそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。
ahamoとLINEMOはいずれも、大手キャリアが提供する自社サービスであり、大きな差はありませんでした。しかし、大容量を提供するahamoに対し、低容量で勝負するLINEMOと二極化する部分もあります。
どちらが良いとかどちらが秀でているという評価をすることはできませんが、ユーザーが自分に合ったほうの契約を検討すれば良いでしょう。今回解説したことを踏まえつつ、どちらに乗り換えをするべきか、考えてみてはどうでしょうか。