ahamoは高品質なドコモ回線を使用しながら低料金で利用できるため、多くの方に選ばれている人気のプランです。
また、オプションを契約することで月間100GBまで利用できる「ahamo大盛り」を利用すれば、業界内でも最安水準で利用できるコスパも魅力。
こういった点から「2回線目、もしくはそれ以上をahamoで契約したい」と考えている方もいるはずです。
そこでこの記事では、「ahamoを2回線以上契約」という点にフォーカスして、メリットやデメリット、さらには契約方法について解説していきます。
目次
ahamoで2回線以上契約できる?メリットとデメリット、注意点は?
まずはahamoで2回線以上契約できるのかどうかや、複数回線契約するメリットやデメリットについて解説していきます。
事前に知っておくべき情報をまとめているので、契約の契約の参考にしてみてください。
ahamoは同一名義で5回線まで契約可能
最初にahamoを同一名義で複数回線契約できるのかについてですが、「5台まで契約できる」と公式にアナウンスされています。
したがって、複数回線の契約は「できる」と言えるでしょう。
一方で、「同時に複数回線の契約はできない」とも明らかにされているので、契約の際は1回線ずつ契約していくイメージです。
また、契約と解約を繰り返すとブラックリスト入りし、一定期間の間契約できないリスクもあります。
目安としては「180日(半年)」の間に契約と解約を行うと、ブラックリスト入りするリスクが高まります。
ブラックリスト入りすると、ahamoだけでなくドコモ全体で契約ができなくなってしまうので、この点には注意しましょう。
ahamoで2回線以上契約するメリット
続いて、ahamoで2回線以上契約するメリットについて解説していきます。
- 家族のスマホ代をお得にできる
- 1Mbpsの通信速度で使い放題にできる
- iPhoneとAndroidの2つのOSに対応できる
- ファミリー割引で通話料がお得になる
- みんなドコモ割で月額料金がお得になる
以上の点を順番に見ていきましょう。
家族のスマホ代をお得にできる
ahamoを複数回線契約する動機としてよくあるのが「家族のため」というものです。
ahamoの契約は未成年(18歳未満)では結べないので、17歳以下の子どものahamoの契約を親が代わりに結ぶために、同一名義で複数回線契約したいと考えるのは自然なことです。
また、ahamoは以下の特徴を持っているので、「スマホ盛り」の未成年に最適です。
- 業界内でも評価が高い「純ドコモ回線」
- 20GBで2,970円の高いコスパ
- 1回5分以内かけ放題が無料でついてくる
料金的に見れば、20GBで2,970円という料金設定は、ドコモの中では「破格」とも言えるお値段です。
しかも、ここに1回5分以内かけ放題がついてくるので、家族間のちょっとした通話も無料でできるようになります。
加えて、業界内でも評価が高いドコモ回線が使えるのも魅力。災害時なども家族間の連絡がスムーズに取れる可能性が高まります。
以上を踏まえると、ahamoは未成年のスマホプランにピッタリ!複数回線契約する大きなメリットだと言えるでしょう。
1Mbpsの通信速度で使い放題にできる
ahamoは20GB、もしくはオプション利用で100GBが1カ月で使えますが、これを使い切ってしまうと速度制限がかかります。
一般的には、速度制限後の通信速度は「0.128Mbps(128Kbps)」まで大幅に制限され、この通信速度では「メールやLINEの返信」程度しかできません。
しかし、ahamo速度制限後の通信速度は「1Mbps」と、一般の0.128Mbpsの10倍弱の通信速度で利用できます。
1Mbpsあれば、YouTubeの動画を低画質〜中画質程度で視聴できますし、Twitterの閲覧も可能です。
したがって、この「使い放題」を魅力と感じ、自分用の別の端末や家族の回線として、複数回線を契約するのもおすすめです。
iPhoneとAndroidの2つのOSに対応できる
モバイル端末はiPhone(iOS)とAndroidの2強ですが、1回線しか持っていないとどちらかしか契約できないことになります。
しかし、iPhoneにしかできないことや、Androidにしかできないことは少しずつ増えてきているので、両者に対応するために2つのOSを持っておきたいと考える方もいるはずです。
そんな時、20GBと大容量で、1回5分以内のかけ放題がついてくるahamoを契約しておけば、快適に両方のOSを使えますよね。
ファミリー割引で通話料がお得になる
ドコモには、「家族間通話無料」という特典が用意されている「ファミリー割引」が存在しますが、ahamoも「ファミリーグループ回線」に入れることができます。
ahamoには1回5分以内かけ放題がついていますが、家族間だと積もる話もありますよね。そんな時、家族間通話料が無料になるのは非常にありがたいです。
一方で、注意点として「ahamoからかけた通話は家族間通話無料の対象外となる」点が挙げられます。
この詳細については、後述するデメリットと注意点の部分の「各種割引に制限がある」の部分で解説させていただきます。
みんなドコモ割で家族の月額料金がお得になる
ドコモには、「みんなドコモ割」という月額料金を対象とした家族割引が存在します。
この割引は、家族間でドコモの回線が2回線いる場合500円が、3回線以上いる場合1,000円が、それぞれ割引される、非常にコスパの良い家族割引です。
そして、残念ながらahamoは割引そのものの対象にはなりませんが、「ファミリーグループ回線のカウント」の対象にはなるので、別の家族のドコモ回線の月額料金の割引に貢献できます。
ahamoで2回線以上契約するデメリットと注意点
続いて、ahamoで2回線以上契約するデメリットと注意点について解説していきます。
- データシェアができない
- ドコモ回線に絞られてしまう
- 各種割引に制限がある
- プランの選択肢が少ないので2回線目に向いていない
- 回線ごとに異なるdアカウントが必要になる
以上の点について、順番にチェックしていきましょう。
データシェアができない
ahamoは格安プランということもあり、最低限必要なものだけを絞りに絞ってプランを作っているため、残念ながらデータシェアなど、家族間で使えるサービスや特典がありません。
データシェアができると、家族全員が契約しているデータを無駄なく使えるので、コスパは大きく上がるため、家族単位で見るとahamoは少し利用しにくい部分があります。
なお、家族全員がお得にスマートフォンを利用したいなら、「格安SIMと家族割」について解説した、以下の記事も参考にしてみてください。

ドコモ回線に絞られてしまう
ahamoの回線は業界内でも評価が高いドコモ回線ですが、ahamoだけで複数回線を契約してしまうと手持ちの回線がドコモ回線に限られてしまうので、回線リスクが高まります。
特に、「通信障害」「災害時」における回線リスクが非常に高まり、本当に必要な時に回線が使えなくなる可能性が高まります。
また、家族全体でahamoに揃えることでも、同様に回線リスクが家族全体で高くなり、災害時に家族単位で誰とも連絡ができなくなってしまうかもしれません。
今の時代、通話回線、インターネット回線は立派なライフラインなので、回線リスクに備えるためにも、別のau回線、ソフトバンク回線、楽天回線を持っておくことも選択肢に入れておきましょう。
各種割引に制限がある
メリットの部分で、「ファミリー割引」「みんなドコモ割」の2つが利用できることをahamoのメリットとして取り上げましたが、両者ともに「ahamo回線は割引を受けられない」のは大きなデメリットです。
詳細を以下にまとめてみました。
ファミリー割引 家族間通話料無料 | ・ahamoからの通話は無料にならない ・ahamo以外のドコモ回線を契約している家族からahamoにかける通話は無料になる |
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みんなドコモ割 家族間月額料金割引 | ・2回線で500円、3回線以上で1,000割引 ・「回線数のカウント」の対象になる ・月額料金割引の対象にはならない |
ご覧のように、家族間の通話料が無料となるファミリー割引は、ahamo以外のドコモ回線を契約している家族からahamoにかける通話は無料になりますが、ahamoから他の家族へかける通話は対象にならず、無料になりません。
もちろん、ahamoには「1回5分かけ放題」が無料でついてくるので、通話先が家族であろうとなかろうと、5分以内の通話はいつでも無料です。
また、家族間で2回線で500円、3回線で1,000円の割引が入る「みんなドコモ割」については、回線数のカウント対象にはなるものの、割引の対象には入りません。
例として、3人家族で「2人がドコモのギガホプラン、1人がahamo」の場合、2人のギガホプランには「3回線分」の1,000円の割引が入りますが、ahamoには割引が入りません。
以上の点に注意して、ドコモの家族割引を利用するようにしましょう。
プランの選択肢が少ないので2回線目に向いていない
ahamoは魅力的なプランではあるものの、プランの選択肢が「20GBか100GB」という2つしかないので、柔軟に使うことが求められる2回線目には向いていません。
2回線目以降として選ぶ場合、1回線目、つまり本回線を補う「サブ回線」として使うことになるため、「20GBか100GBしか契約できない」というシンプルな点は、かえってデメリットになる可能性があります。
したがって、もし2回線目に「柔軟性」を求めるなら、「使った分だけ支払い」「自分好みにプランを作れる」ような特徴を持ったプランを用意するところを選ぶべきです。
おすすめの格安SIMを以下の記事で紹介しているので、2回線目選びの参考にしてみてください。

回線ごとに異なるdアカウントが必要になる
ahamoを複数回線、同一名義で契約する場合でも、回線ごとに異なるdアカウントが必要になります。
「同一名義で複数アカウントを作ることはできるのか」「違反行為ではないのか」といった点が気になる方もいるかもしれませんが、こちらは問題ありません。
ドコモが公式に複数アカウントの所有を認めていますし、dアカウントのログイン画面に「別のアカウントでログイン」とも記載があるため、違反行為にも該当しないので安心してください。
また、そもそもahamoの公式サイトに「同一名義で5回線まで契約可能」との記載があり、これは言い換えれば「同一名義でdアカウントは5つ作って問題ない」と同じこと。
したがって、2回線目以降のためにdアカウントを作成しておきましょう。
なお作成にあたっては、氏名など個人情報を重複しないようにする必要はありません。同じ個人情報で複数のdアカウントを作成しましょう。
ahamoで2回線目を契約する方法
ここからは、ahamoの2回線目以降の契約方法を解説していきます。
といっても、1回線目と基本的には同じ手順になるので、それほど複雑ではありません。
唯一、新たなdアカウントを作成しなければいけない点がネックなので、この点だけでも確認しておきましょう。
1:契約に必要な情報や書類を集める
まずは契約に必要な情報や書類を集めていきます。
オンライン契約時に書類が不足するとすムーズに契約が進まないので、これを防ぐためにも知っておくべき情報です。
そして、ahamoの契約には以下の書類、情報が必要になります。
本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカード、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳 |
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支払い手段 | キャッシュカード、クレジットカード |
家族のスマホ情報 | ファミリー割引、みんなドコモ割に必要 |
基本的には顔写真付きの本人確認書類と支払い手段さえあれば問題ありませんが、家族割であるファミリー割引、みんなドコモ割を利用するなら、別途、家族のスマートフォン情報が必要になります。
2:dアカウントを作成する
続いて、dアカウントを作成していきます。
ahamoは同一のdアカウントで契約ができないので、1回線目とは異なるdアカウントを用意しておく必要があります。
以下の手順でdアカウントを作成できるので、参考にしてみてください。
Step1:dアカウントポータルサイトにアクセスする
まずは「dアカウントポータルサイト」にアクセスしましょう。
こちらのWebサイトにて新たなdアカウントが作成できますが、現在、別のdアカウントを所有している場合、そのdアカウントでログインをしてしまっている可能性があります。
この状態では新たなdアカウントを作成できないので、必ずログアウト、サインアウトをしておきましょう。
また、こちらのWebサイト以外にも、dアカウント関連のサービスとして「dアカウント設定アプリ」がありますが、2022年12月30日現在、こちらのアプリからのdアカウントの新規作成はできないとのことなので、この点には注意してください。
Step2:メールアドレスを設定する
アクセス後、登録をスタートするとメールアドレスの設定を求められます。
こちらは、1回線目のdアカウントと同じメールアドレスは使えないので、異なるメールアドレスを登録してください。
もし、他のメールアドレスを所有していない場合は、GoogleやYahoo!などのフリーメールにて新規発行しておきましょう。
Step3:dアカウントID、パスワードを設定する
続いて、dアカウントIDの設定を行なっていきます。
任意の英数字を用いてID、パスワードを作成しますが、今後さまざまな場面でログイン時に使用するので、必ずどこかにメモを取っておきましょう。
これを忘れてしまうと、最悪の場合、アカウントの復旧ができなくなるので、細心の注意が必要です。
Step4:お客様情報を入力する
続いて、お客様情報、つまり個人情報を入力していきます。
こちらは1回線目のdアカウントと同じ情報で問題ないので、同一名義人の情報を記入していきましょう。
ここで回線契約者とは異なる名義の情報を入力すると、ahamo契約時にはじかれてしまうので、必ず同一名義人の情報を入力してください。
これで、dアカウントの作成は完了です。
3:申し込む
dアカウントの作成が終わったら、次はahamoに契約を申し込みます。
こちらは1回線目での契約方法と変わらないので、解説は割愛しても問題ないでしょう。
もし、オンラインでの契約に不安が残るなら、有料3,300円でドコモショップにて契約のサポートをしてもらえるので、利用を検討してみてください。
4:開通手続きを行う
契約後、ahamoからSIMカードが送られてくるので(eSIMの場合は送られてこない)、これを端末に設定して開通手続きを行なってください。
こちらも1回線目と手順は同じです。端末にあるSIMスロットにSIMカードを挿入すればOK。
これにてahamoの2回線目の契約は完了です。
ahamoで2回線以上契約するよくある質問
この記事の最後に、ahamoで2回線以上契約する際のよくある質問に答えていきます。
2回線目以降にahamoは最適ですか?
ケースバイケースです。
もし自分用の2回線目を探しているなら、ahamoはおすすめできません。ahamoは20GB、100GBの2つからしか選べないため、柔軟性が低いからです。
一方で、家族のために自分名義でahamoを契約する場合は、家族単位で通信費の節約になるのでおすすめですよ。
利用すべき割引はありますか?
ahamoはギリギリまで料金を安く設定しているので、基本的に利用できる割引はありません。
唯一、ファミリー割引やみんなドコモ割の2つの家族割は利用できますが、ahamoの料金が割引されるわけではないのて注意が必要です。
いずれにせよ、家族にドコモユーザーがいる場合は、家族割引を利用するようにしましょう。
同じ名義でdアカウントは複数作れますか?
ahamoは1回線ごとに異なるアカウントが必要になりますが、同一名義でdアカウントの作成が可能です。
逆に、契約者と異なる名義でdアカウントを作成すると、ahamo契約時にはじかれてしまうので、この点には注意してください。
まとめ
ahamoは非常にお得なドコモのプランなので、2回線以上、契約を結びたいと考える方は多いはずです。
ahamoは同一名義人で5回線まで契約ができるので、必要な回線数だけ契約を結びましょう。